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イベント/コラボ 2008/07/15

iSummit2008, Creative Commons,

デジタルカルチャーの最先端が丸わかり! iSummt 2008 in 札幌

世界で最先端のデジタルカルチャーについての情報が集まる、国際的なクリエイティブ・サミット「iCommons Summit (以下iSummit)」が、この夏日本で開催します! 会場となるのは、近年地元クリエイターたちの活躍が注目されつつある、北海道 札幌市。そして実はロフトワークは、このiSummitと深いつながりを持っているんです・・・。
本特集では、2008年7月29日(火)より4日間に渡って開催される「iSummit 2008」のみどころをお伝えするとともに、iSummitとロフトワークとの関係についてもご紹介します!

iSummitって何だろう?

まずはCreative Commonsについて

左から、表示(Attribution)、非営利(Noncommercial)、改変禁止(No Derivative Works)、継承(Share Alike)。
左から、表示(Attribution)、非営利(Noncommercial)、改変禁止(No Derivative Works)、継承(Share Alike)。

iSummitを語る上で、「クリエイティブ・コモンズ(以下CC)」のことは欠かせません。

CCは知的所有権をまもりつつ、クリエイティブを世界中に広めることができる、著作権の新しいルールです。
“All rights Reserved(全ての権利を留保する)”から、“Some rights Reserved(一部の権利を留保する)”へ。自分が制作した著作物にCCライセンスを表示することで、法的なトラブルを回避しながら、たくさんの人とクリエイティブを共有することができます。この新しい著作権のアイデアは日本ではまだまだなじみが薄いものですが、じつは欧米を中心に世界で多くの支持を得ています。今、CCコンテンツは世界中で急速に増えているのです。

クリエイティブ・コモンズについてもっと詳しく知る≫

iSummit では、どんなことをやるの?

昨年のiSummitの様子(クロアチア ドゥブロブニクにて)
昨年のiSummitの様子(クロアチア ドゥブロブニクにて)

iSummit(アイサミット)とは、最先端のデジタルカルチャーとCCの普及について活発な議論が行われる国際会議です。世界にCCを普及させるために設立された慈善団体iCommons (アイコモンズ)の国際会議として、年に1度開催されます。
iSummitには世界中からCCを支持する感度の高い有識者、ビジネスパーソン、ジャーナリストらが集まり、ジタルカルチャーに関する最新のトピックについて多角的に話し合われます。iSummitをみれば、Webサービスやデジタルクリエイティブの「これから」がわかるのです。

また、iSummitには一般の人たちが楽しめるようなイベントも盛りだくさん。今回、札幌で開催されるiSummit2008は、アーティストによるコンサートやワークショップといった楽しい企画が、たくさん予定されています。

iSummit2008のみどころをピックアップ!

CC創始者・ローレンス・レッシグ氏のスピーチ

スピーチを行うレッシグ氏 (photo: Robert Scoble)
スピーチを行うレッシグ氏 (photo: Robert Scoble)

CCによる新しい著作権のルールを発案したのは、政府でもなければ大企業でもなく、ひとりの情熱ある弁護士、ローレンス・レッシグ氏です。
大きな権力によって個人の権利を規定されるのではなく、個人の自発的な活動によって自分たちの権利を自由に定義できるルール。そして、これにより急速に広がり、発展するクリエイティブ。そんな前向きで自由な精神によって、CCは世界のクリエイターやクリエイティブ通たちの支持を受けているのです。

また、レッシグ氏は、プレゼンテーションのすばらしさにおいても非常に有名です。今回のiSummit2008では、本人が登場するCC講座が開催されます。参加した人は、歴史に残るようなすばらしい講演に立ち会うことができるかも知れません・・・。

「今、一番ホット」なトピックが飛び出すシンポジウム

(photo:Joi ito)
(photo:Joi ito)

IT・メディア、デジタル・クリエイティブと、その周辺の社会などについて、今最も熱いとされているトピックを討論するシンポジウム(公開討論)も見逃せません。今回は、『ニコニコ動画』でおなじみのニワンゴや、「初音ミク」でクリエイターたちの話題をさらったクリプトン・フューチャーメディアも登場します。

▽公開討論テーマ(一部)
・「クリエイターから見た権利と文化」
・「自由文化と著作権対策」
・「オープンビジネスの可能性」 など

ロフトワークと北海道アーティストとのコラボ アートワークショップ

iSummit 2008では、ロフトワークが北海道在住の3名のアーティストとともに、「ライブ・ペインティング・ワークショップ」を開催!

床に巨大な白い布を敷き、参加者が自由にペインティングするという、ダイナミックなワークショップです。描いたものの上にさらに描き足されることで、生き物のように時々刻々と変化を遂げる巨大なアート作品は、最後にどんなものになるのでしょうか。

「iSummit 2008」開催概要

iSummit2008 ポスター<br>デザイン:Re Plus<br>書:KOY
iSummit2008 ポスター
デザイン:Re Plus
書:KOY

・日時:2008年7月29日(火)~8月1日(金)
・会場:札幌コンベンションセンター
・料金
 個人2日券(期間中2日間有効)¥33,000
 一般・営利企業(全日程通し券):¥78,100
 NPO・学術研究者・政府関係者(全日程通し券):¥23,100

 iSummit2008 公式サイト(英語)≫

▽各プログラムの詳細・解説
http://www.creativecommons.jp/isummit08/program.html

タイムテーブル≫

▽会場へのアクセス
 地下鉄東西線東札幌駅より徒歩8分
 新千歳空港より空港連絡バスで40分
 JR札幌駅よりJRバスで17分
 http://www.sora-scc.jp/access.php

▽お申し込み方法
 http://www.creativecommons.jp/isummit08/


*北海道在住の方に、耳寄りなお知らせ
札幌にお住まいの方、または札幌市に通勤・通学をしている方は、クリエイティブ・コモンズ研究会へ登録すると入場料が1日1,000円になります。
http://www.city.sapporo.jp/isummit08/sanka.html


<ポスターデザイン:Re Plus

ロフトワークとiSummitの、深い関係

CCとの出会いから、iSummitへ

昨年のiSummitでは、林千晶がプレゼンテーションを行いました。(photo:Joi ito)
昨年のiSummitでは、林千晶がプレゼンテーションを行いました。(photo:Joi ito)

iSummit2008の開催にあたり、ロフトワークはゴールドスポンサーとしてさまざまな支援を行ってきました。iSummitのサイト制作をはじめ、ポスターや広告、タイポグラフィなどなど、iSummit2008の広告にかかわるクリエイティブをたくさん提供しています。また、開催当日に行われるアートワークショップのプロデュースも行っています。

そもそも、ロフトワークとiCommonsとの関係はロフトワーク 林千晶とCCとの出会いから始まります。loftwork.com の登録クリエイターの数が数百、数千単位で増え始めた頃。「数多くのクリエイティブを守ることと、流通させることを両立させるにはどうすればいいか」ということを考えていたところに、Joiこと伊藤 穰一氏(現 クリエイティブ・コモンズCEO) を通じて出遭ったのがCCでした。

CCの先進的なアイデアに深く共感した林は、CCの活動に積極的にかかわるようになります。2007年にはloftwork.comにCCライセンスを導入。現在もクリエイティブ・コモンズ・ジャパンのアドバイザリーボードとして、CCの普及に取り組んでいます。

iSummit2008 制作の現場より

クリエイティブディレクター 荒井美奈子

ロフトワーク クリエイティブディレクター<br>荒井 美奈子
ロフトワーク クリエイティブディレクター
荒井 美奈子

iSummit'08では、Webサイトからチラシ、ポスターまで、開催に関わるさまざまな制作物を担当させてもらいました。かねてからの夢でもあった海外クライアントとのプロジェクトということもあり、担当が決まってからはずーっと緊張しっぱなし。メールやSkypeを使った英語のコミュニケーションも一緒に学べて、思い出に残る仕事でした。

中でも特に印象的だったのがサイト制作での出来事。制作がすべて完了し、ホッと一息ついているとき、クライアントがいる南アフリカから、なんとカードが届いたのです! その中には、クライアントチーム全員からの手書きのメッセージが。大きく並ぶ"Thank you very much for loftwork!!"の文字に思わず涙・・・。うれしさのあまり、カードを持ったまま社内を練り歩きました(笑)。

クライアントとのパートナーシップに支えられたiSummit'08の制作。一人でも多くの方に興味をもってもらえたら、と思います。

iSummit2008公式サイト(画像をクリックするとリンクします)
iSummit2008公式サイト(画像をクリックするとリンクします)

井上コトリさんによるイメージイラストは、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのサイトで見ることができます。(画像をクリックするとリンクします)
井上コトリさんによるイメージイラストは、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのサイトで見ることができます。(画像をクリックするとリンクします)

クリエイターからのメッセージ

iSummitの開催にあたり、たくさんのクリエイターのみなさんにもご協力をいただきました。今回、iSummitの協力クリエイターのみなさんの中から、KOYさん、fukuhara Ryokoさんからコメントをいただきました。

KOYさん(書家)

街に張り出される、iSummitのポスター(本特集のヘッダ画像や、「開催概要」のところにあります!)の中心にあるダイナミックな書を制作したのは、書家のKOYさんです。日本の伝統的な書の技法を用いて、「新しい波」のイメージを見事に表現しています。

LW:iSummit の書を制作するにあたって、イメージしたことや、コンセプト等はありますか?

KOYさん:グローバルな波のイメージ。iSummitの理念が世界に波及することをコンセプトとして制作しました。
毛筆には心の機微を表現する柔軟さがあります。世界中の多くの方々にそれを知っていただけたら書家冥利に尽きます。

LW:このような、クリエイティブの大きな国際会議が日本で行われることについて、どう思いますか?

KOYさん:日本のクリエイティブの質を世界に発信するだけでなく、なによりこれだけ大きな国際会議ですから、日本に住む一般の方々にも興味を持っていただく良い機会だと思います。またそうなって欲しいです。

KOYさんのページ≫

fukuhara RYOKO さん(イラストレーター)

iSummit2008オリジナルグッズとして、タンブラーデザインを提供してくださった北海道在住のクリエイター、fukuhara RYOKOさん。iSummit 2008のテーマカラーでもあるグリーンを基調としたデザインと、不思議なキャラクターがなんともいえずかわいらしいデザインです。

LW:作品を制作した時にイメージしたこと、コンセプトがありましたら、教えてください。

fukuhara RYOKOさん:今回提供した作品は、お気に入りのjazzの曲を聴きながら描いたものでした。jazzy nightな感じです。街灯の部分が気に入っています。

LW:福原さんは札幌にお住まいとのことですが、今年札幌で開催される「iSummit」について、楽しみにされていることがありましたら、教えてください。

fukuhara RYOKOさん:iSummit2008で楽しみなのは、Cシャツワークショップです。面白そうで、興味があります。今年は札幌や北海道に「風」が吹いていいですね。今後も風が吹けばいいなあと思います。

 fukuhara RYOKOさんのページ≫

fukuhara RYOKOさんのタンブラーはiSummit2008 オリジナルグッズとして販売予定です。
fukuhara RYOKOさんのタンブラーはiSummit2008 オリジナルグッズとして販売予定です。

iSummit2008 要チェックです!

ご紹介できなかったみどころがまだまだだくさんある、iSummit2008。デジタルカルチャーの最先端を抑えておきたい! という人にとって見逃せないイベントとなることは間違いありません。
北海道にお住まいの方はもちろん、遠方の方も、夏の旅行のついでに北海道でiSummitを体験してみてはいかがでしょうか?

ロフトワークでは、iSummit のレポートも掲載予定ですので、「遠くて参加できない・・・」という方は是非チェックしてみてくださいね。