先日、リーダーシップ111のシンポジウムに出席してきました。
このシンポジウムはとにかく講演者が豪華です。
主催は「女性の品格」で有名な坂東さん。
パネリストには、ダイエー林文子さん、トリンプ元社長の吉越さん、
美容領域で活躍なさっている小林さん、
そしてモデレーターはボディショップ元CEOの蟹瀬さん。
皆さん第一線で活躍している方ばかりなので、
どの言葉にも説得力があり
大切なところだけ、と思っていたメモは
気がつくと5ページになっていました。
その中でも特に印象的だったのが吉越さん。
トイレや私語・電話をすべて禁止し
仕事に集中する「がんばるタイム」を設けたり、
残業を一切禁止するなど、
「効率化」を狙ったユニークな経営手法で
トリンプを19年連続・増収増益の
企業にまで成長させた方です。
吉越さんの発想は、業界は異なりますが、
「クリエイティブにおける生産性アップ」を目標に
プロジェクトマネジメント手法や
ITツールの導入を進めている
ロフトワークにとっても勉強になるものばかりでした。
例えば・・・
・すべての仕事にデッドラインをもうける
・仕事はどんどん任せ、でも最後はトップダウンでやりきる覚悟
といった発言には、メモをしながら
「うん、うん」とうなづいていました。
厳しさだけでなく遊び心も一流なのがすごいところ。
ワンカップ大関とのコラボで、
下着の中で「ひと肌」に温まった日本酒が飲める
ツーカップ大関という下着を企画なさったそうです。
(どうも実現はしなかったようですが 笑)
近いうちに詳しくお話を聞かせていただくことが
できそうなので、今からとても楽しみです。
Comments 5
環境問題にインスピレーション?を受けた
「マイ箸ブラ」
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200711080047a.nwc
もあるよねぇ〜
楽しく仕事してるってのがいいね☆
バカだね〜(笑)
でもこんなへんてこな企画を
実現しちゃう社風は素晴らしいと思います。
しかもそれが話題になりメディアに
取り上げられるから、
広告費に換算すると70億円近いとか。
単にユニークなだけでなく、
成果にもつなげる恐るべき人です。
トリンプのCMやばかばかしい企画は、
男目線であり、話題にはなるけれど、本当に女性を賛美するものではないと常々思っていました。
こちらのコラムを拝読して、元社長の改革の話ともども、ますます非エレガントであると感じました。
トリンプに務めている女性は、こんなばかばかしい企画を調子に乗ってしゃべりまくる社長と社風を、女性として誇りに思えるのでしょうか?
私は、トリンプの商品は悪いとは思いませんが、買おうという気になりません。
改革の根っこはもっと違うところだということに気づいてほしいと思いますし、会った人を誰でももちあげるという底の浅い視点はどうかと思います。
「女性として」の意味も「女性の消費者として」さんの完全な主観なので、この人のいう「女性として誇れる会社か?」というのはよく分からないですが、私は少なくとも良い意味でも悪い意味でもここまで「ばかばかしい」ことができる会社は凄いと思いますし(実際にそんなことをしながら成功しているし。)トリンプの女性社員でも、そんな「ばかばかしい」ことができる社風を良しと思って働いている人はいるんじゃないかな?と思います。
「こんなばかばかしい企画を調子に乗ってしゃべりまくる社長と社風」と感じるかどうかは、女性うんぬん関係ナシに人それぞれだと思います。
まぁ「女性の消費者として」さんと同じような考えの人は誇りに思えない気もしますが。
一概に全ての女性がそういう考えではないので。
それに、「会った人を誰でももちあげるという底の浅い視点」というのもちょっと違うんじゃないかなと思ってしまいます。
良いところをあえて取り上げている気もするし(社員の人に読ませるため?かな?)、セミナーで学んだ良いところをブログで紹介するのは、別に違和感はありませんし、良いところを紹介しようとしたら必然的に「会った人を誰でももちあげる」というかたちになってしまうこともあるのでは?と思います。
逆に悪いところを書かないというのは、他人への配慮を考えている場合もあるし、そんなに変なことでは無い気がします。(そういうブロガーの人は結構いますよ。)
会った人の良いところを書いているのも人それぞれで、色々な背景があるとおもいますよ。物事を1辺からしか見ないで、底が浅い視点というのはちょっと的外れな意見かな、と思ってしまいます。どういう意図があるのかは本人しかわからないわけですし。
ご意見ありがとうございます。
お二人からのコメントを読み、やはりブログはいいなと実感しました。吉越さんの遊び企画は、時に「女性を馬鹿にしているのではないか?」という印象をあたえてしまうこともある、と認識できましたし、私のブログを「他人への配慮で悪いところは書かないのでは?」と思ってくれている人がいると知れたことも、今後ブログを続けていこう!と思うモチベーションとなりました。
コメントいただいているように、ブログの中で、会った方すべてを持ち上げているわけではありません。また好きじゃない人を「素敵な人だった」と嘘をついたこともありません。
忙しい毎日の中で、ビジネス視点を中心に、ポジティブなパワーをくれるきっかけになった人や本、出来事などをブログにすることで、このブログを読んでくれている人にも、前向きな気持ちになるきっかけをおすそ分けできたら、と思って書きはじめました。
文章を書くのが得意ではないので、うまく伝わっていないかもしれないのですが、こういう形でいろんな人の意見を聞けることは、想定していなかった喜び&励みです。どうもありがとうございます。