友だちからこんなタイトルでメールがきた。
「ほぼ日」で書かれていたコラムに感じるところがあり、
彼女なりのコメントを送ってきてくれたもの。
人との関係性においても、ある部分で密な関係を作りすぎると、
閉じている状態になってしまって、
外側から見えなくなって接触が減ってしまったり、
自分自身が本来持ってるいろんなものへの興味や関心も
失われてしまったりすることがあります。
それはどんな単位のコミュニティに関しても言えると思うんですけど、
上手に開いていれば、呼吸するように新鮮な空気が入ってくる。
そのとおりだよね。
閉じている状態が生み出す「安心感」「仲間意識」「濃さ」は
たしかに魅力的なんだけど、
開いていることでしか「可能性」や「広がり」「イノベーション」は
生まれないと思う。(だから私はOpenSocialや
Creative Commonsの流れも大好き)
昨年からスタートした「あの人に会いたい」も
様々なタイプの挑戦者の生の声を聞かせてもらうことで、
外への意識を高め「開き」を意識させられるプロジェクトだった。
「健全な人間はかならず2つの側面をもつんだ。
お金のために動く自分と社会のために動く自分」と明言したレッシグ
日本のホワイトカラーの生産性に大いに疑問を抱き、
シンプルだけど誰にも真似できないルールを次々につくって
トリンプの売上を5倍に伸ばした吉越さん。
そしてダイエー林さんや川口さんなど、
今月で9名の方とお会いしたが、
どの方との対談も、私にとってかけがえのない宝物になっている。
ちなみに私だけ楽しんでいるのは申し訳ないので、
今年からは、ロフトワークメンバーも
どんどん周囲に開いていくための
「トップランナー」という企画をスタートさせた。
各自が「クリエイティブ」というフィールドで
生きている間に絶対会いたい!と思う人を探し、
自分でアポをとり、特集記事にする企画。
第1回は、TattoTシャツを大ヒットさせセスナ機を乗りまわし、
次に日産の「Be-1」「PAO」のヒット車をうみだし、
現在 au の外部デザイン・ディレクターを勤める坂井直樹氏。
とても60才には見えない
チャレンジ精神旺盛でチャーミングな方だった。
今週中にロフトワークの特集として
掲載されるのでお楽しみに。