ジャンジャカジャーン!
今日で37歳になりました。
今年は2008年ということもあり080808。
ますます末広がりになりました。
中国でも今晩盛大にお祝いしてもらう予定です(笑)
37歳のキーワードは「スイミー」です。
「広い海のどこかに、小さな魚のきょうだいたちが、
楽しくくらしていた。
みんな赤いのに、1ぴきだけは、からす貝よりも真っ黒。
およぐのは、だれよりもはやかった。
名まえはスイミー。」
でも小さい魚たちは大きなマグロに食べられてしまいます。
一匹だけ助かったスイミーは海を探索します。
そして岩の陰に仲間の魚たちを見つけました。
でもみんな大きな魚をおそれて岩陰から出てきません。
そのときスイミーは叫びます。
「そうだ。みんないっしょにおよぐんだ。
海でいちばん大きな魚のふりをして。」
スイミーは教えた。
けっして、はなればなれにならないこと。
みんな、もち場をまもること。
みんなが、1ぴきの大きな魚みたいにおよげるように
なったとき、スイミーは言った。
「ぼくが、目になろう。」
(△みんなでひとつの大きなさかなに)
この物語が本当に大好きで、
4歳の時にそらで憶えていて
兄弟や友だちにお話していたのを憶えています。
先週、フリーカルチャーの国際会議iSummitに参加し、
「コモンズアート」をコンセプトに参加者みんなで
1枚の巨大な絵をかいたことはブログしましたが、コモンズ
アートはスイミーと一緒だということに気がついたのです。
コモンズアートでは、私が描くのはただの青い線。
横にいる人が描くのはただの黄色い線。
別の人はピンクの線を、緑の線を、黒い線を。
一人で描いたものは全然たいしたものじゃない。
でも、みんなが描いたものを遠くから見てみると
それは素晴らしいアート作品になっている。
まるで小さなさかなたちがひとつにまとまって
ひとつの立派なさかなになっているように。
そして私たちがつくった会社ロフトワークもまた、
1万人というクリエイターみんなと
ひとつの大きなムーブメントを生み出そうとしている。
そうか、スイミーが原点だったのか。
「三つ子の魂百まで」というけど
私の価値観って4歳のときから変わってないんだ。
そんなことに気がついた37歳でした。
でも、ものすごいことができる人間じゃなくていい。
みんなと一緒にものすごいことが
創りだせる人間になりたいなと思いました。
Comments 10
誕生日おめでとうございます!ちなみにアピールしておくと私も8月です。ただ、日曜日です・・・涙
小さな一つひとつがつながって、大きなものが出来上がるのって本当に感動ですよね!高校のとき600人くらいの人数を関わらせて10メートル規模のモザイクアートを作った時、本当に疲れも吹き飛んじゃいました。ただ、こういうので大事なのって、まとめた本人だけ達成感を得るんじゃなくて、関わった人全員が同じくらいの喜びを得ることである気がします。
・・・と書きながら思ったんですが、スイミーはある意味プロマネですよね!たくさんの人をまとめあげて、プロジェクトを成功に導く。そして関わった人全てが幸せになれる。
私の25歳の目標は、これにします。
「プロジェクト関わった人全てをハッピーに!」・・・いきなり壮大ですね。
8月8日なんですね!オリンピックも始まった日ですし、2008年8月8日は本当に縁起の良い日だったのではないでしょうか?
私もスイミー大好きでした☆みんなで成し遂げることってホント、世界平和にもつながるくらい尊いことだと思います。
そして、お誕生日
何よりおめでとうございます☆
かりんちゃん
そうなんだよね、主催者だけじゃなくて参加者みんなが達成感を感じられるかどうかが、大きな違いだと私も思います。そしてかりんちゃんの25歳の目標、了解です。こういうことは、言ったもの勝ち。そして目標は大きければ大きいほどいいと思いますよ。
takeyamaさん、いつもありがとう!オリンピック効果もあり、高校の時の友だちからも「お誕生日おめでとう」という連絡をもらい、ちょっと得した気分です。
スイミー、takeyamaさんも好きでしたか(笑) そういえばtakeyamaさんのブログで知った「リヴァイアサン」、さっそく読みましたが、名作ですね。。。 人間関係、恋愛、そして仕事に対する考え方などが、驚くほど鋭く描かれていてびっくりしました。一晩で読み終えてしまいましたよ。
オースターは柴田さんの訳というのもあると思うのですが、とっても好きな小説家の一人です。言葉の1つ1つが心に引っかかるし、涙が出るシーンに対して、とても共感出来るというか。そして結局前向きなところがまた好きです笑。読んで頂けて嬉しいです☆
お誕生日おめでとうございます。
末広がりの2008.08.08。
北京オリンピックの開会式の当日がお誕生日。
フジテレビの日でもありましたよね。
本当におめでとうございます。
takeyamaさん、オースターの小説、本当に一言ひと言が心に響く感じ、全く同意です。読み終わった後、大きな課題を突き付けられた感じがしました。ちなみに今は気分をかえて、涼宮ハルヒシリーズを初めて読んでみています(笑) 海外小説や重ための作品になれている私には、テンポの軽さにとまどってなかなか進みません〜。
本田さん、ありがとうございます!書籍もいよいよ月末発売です。もしよかったらぜひ手に取ってみてください。
http://tinyurl.com/5k6trf
出遅れました・・・。
誕生日おめでとうございます。
良い一年が過ごせますように。
小さな力の集まりが自分の役割を果たして大きな力を生み出すというのは重要ですね。ともすれば、人は過信と猜疑で他人を頼まなくなるので、失敗を自ら呼び込んでしまうものなのですね。
スイミーは一つのリーダーシップの形、なのですね。
賢太郎さん
「おめでとう」に出遅れはないです。
いつ言ってもらっても嬉しい言葉ですよ。どうもありがとう!
たしかにリーダーシップの話でもありますね。でも私の横にいるスタッフが「あ、それって黒い魚が手柄を独り占めした話ですよね」ってコメントを(笑) 人によっていろんな解釈があって面白いです。
保育園の頃から、「黒いのずるい!」と思ってました(笑)
そんなにヒネた子だった覚えはないんですが。
その視点、斬新で好きです。