日曜日の午後、ブルーベリー摘みにいってきました。
目指したのは八王子市上恩方。このエリアではたくさんのブルーベリー農園が集まっていて「恩方ブルーベリーの里組合」を作っています。その中でも一番美味しいということで母がお気に入りの「中村農園」へ行ってきました。
普段は暑くなる午後1〜2時を避けて朝早く向かうのですが、昨日はお昼まで用事があったので、逆に涼しくなる夕方を狙って行ってみました。すると中央高速道路もすきすき。東京から一時間も経たずに現地に到着。ブルーベリー園も貸し切り状態でした。
まだちょっと時期が早かったので、熟しているブルーベリーは2割くらい。それでもかなり広い農園なので、母と一緒に、無言で熟れた実の摘み取りに熱中しました。
1時間も経つと人によって摘んだブルーベリーの量や質に大きく差がでるのです。そこがまた面白い(ちなみに母は私の倍、摘んでいました。さすが!)
そこでブルーベリーを上手に摘むコツを考えてみました。
その一
『ブルーベリーの木を上から見ない』
ブルーベリーの実を探そうとしたら、木を上から見ているだけでは見つかりません。熟した実がなっているかどうかは、木の下から覗き込むか、あるいは木の中心にぐっと足を踏み込んで、木の内側から見つけないといけません。
どれくらい見える世界が異なるか。
ブログのために写真を撮ってきました。
下の写真が普通に見たときのブルーベリーの木。ブルーベリーの木はそんなに高くないので、普通に木をみると葉ばかりが目に入ります。
ところが同じ木を下から覗き込んだ時の写真がこれ。
葉の下にたくさんの実がついているのがわかりますか?
これだけ視点によって見えてくる実の量が違うなんて驚きでしょ?
これは、ブルーベリー摘みに限った話じゃないですよね。表面だけを見ていても気付かないけど、しっかり足を踏み入れて同じ視線にたって考えてみると、見えてくるものが違う。
その二
『凝りすぎない』
農園のおばさんが言っていました。
「大きくて熟しているのを摘んできて、と頼んでも生真面目すぎる人は
同じ木のところにじっとしていて小さいのまで取ってきちゃう。」
だからといって次から次へと移り気に木をうつってしまうのもだめ。ひとつの木にちゃんと向き合いつつ、神経質になりすぎずに適度に木を移っていく、そんなバランス感覚が必要だとか。
▲アルバイトの人が摘んできた実を仕分けるおばさん
その三
『両手で摘む』
カゴを渡されるので、私も最初のうちは片手にカゴ、もう片手でブルーベリーを摘んでいました。ところが母から「カゴは置いておきなさい。両手で摘むのよ」と。確かに母のカゴをみるともうブルーベリーが山積み。
慌ててカゴを置いてみると、たしかに自由なんです。両手使えるって。
しかも両手だから早い。はかどる。
すいすいです。
そういえば仕事しているときも、メールとかTwitterを立ち上げたまま企画書考えるとだめなんですよね。考えるなら集中して考える。やりたことがあったら全力でやる。シンプルだけど忘れがちな、そんなことと一緒なのかな。
ということで、2時間本気で摘んできました。
摘んだブルーベリーはトータルで5キロ。
(母が)ジャムにして(私たちが)ヨーグルトにかけて食べます!