先日、石井先生と対談した時に高村光太郎の「道程」が話題にあがったので、その意図をきちんと読んでみたいなと思って詩集を買いました。この数日、鞄の中に入れて少しずつ読んでいたのですが、その中に「生けるもの」という詩がありました。
何事も戯れにして、何事も戯れならず
戯れならずと言はむにはあまりに幼し
戯れなりと言はば自ら悲し
我も生けるものなり
公園に散る新聞紙の如く
貧く、あぢきなく、たよりなく
雨にうたるるまで
生けるものをして望むがままに生かしめよ
この詩がすごく気に入って、特に最後の「生けるものをして望むがままに生かしめよ」というくだりは堪らない、生きるって凄いことだよね、と一緒に仕事している福田敏也さんに熱く語ったら、敏也さんが何も言わずに鞄の中から一冊の本を取り出しました。その本のタイトルが「ホ・オポノポノ」。
何だろう、これ?とページをめくってみると、ハワイの精神病院を舞台に実際に起こった話をまとめている本のよう。手の施しようのない重度の精神患者たちが、ある一人の博士のアプローチによりどんどん症状が改善し、最後には患者がいなくなり病院が閉鎖された。そんな魔法を起こしたのが「ホ・オポノポノ」という思想によるアプローチだというのです。
敏也さんが解説してくれたところによると、「人間は自分の考え方次第で抱えている問題を解決できる。そして自分の課題を解決するための4つの魔法の言葉がある。」というのです。それが
I’m sorry. (ごめんなさい)
Please forgive me. (許してください)
Thank you. (ありがとう)
そして I love you. (愛しています)
この思想のことは初めて聞いたけど、聞いた瞬間に身体に電流が流れるように「うん、この4つの言葉はすごく大切だ」そう感じました。
ホ・オポノポノの思想は実はハワイにて長い時間をかけて展開されてきた思想で、世界でも様々な場所で実践されているようなんです。
早速、ホ・オポノポノに関する本を数冊購入。今週末に読むのが楽しみです。
感想もまたブログするつもりですが、この感動をまずは皆さんともお裾分け。
20代の「生きる」は自分探し。生きることの定義を、ああでもない、こうでもないって頭だけで考えていた気がする。30代の「生きる」は挑戦。考えることに疲れて、感じるままにやってみようって割り切れた。どんどんチャレンジして、失敗もして、手応えもあって。全力疾走で走ってきたように感じます。
そして40代が目前の今。生きることの深さに驚いている。そして素晴らしさを体感している。石井先生が教えてくれた前陣速攻もあり。敏也さんが教えてくれたホ・オポノポノもあり。Joiが教えてくれたオープンイノベーションもあり。これからがますます楽しみです!