日記

手をつなごう

昨日は強引に自由時間をつくり、ベルリンの美術館で好きな作品の写真を撮ったり(この件は別に詳しく書くことにする)、美術館のカフェでジンジャーハニーティーを飲んだり、久しぶりにゆったりとした時間を過ごしてきた。
美術館には独特の時間の流れ方がある。何ともいえぬ上質でそれでいて全くアウトプットに繋げる必要のない、異次元に放り出されたようなゆったりとした時間の流れ方。それが堪らなく好きなのだ。
でも、それにしてもベルリンの美術館は格別に気持ちいい。

なぜだろう。甘酸っぱいジンジャーハニーティーを飲みながら日本の美術館との違いについてぼんやり考えてみた。
ノイエナショナルギャラリー@ベルリン
△ノイエナショナルギャラリー
ノイエギャラリーのカフェ
△ジンジャーハニーティ


まず建築がいい。これは文句なしの事実。歴史を感じさせる重みを保ちつつ、内装やファシリティはしっかりと現代的になっている。
無駄なチラシやポスター、サイネージがないところもいい。日本だと、え、なんでこんなところに「男性トイレは2階です」なんて、雰囲気を台無しにしてしまう貼り紙をおくんだろう、と嘆くことがよくあるが(それを防ぐために貼り紙は全面禁止、どうしても貼る場合には自分の許可をとれという安藤忠雄さんの気持ちがわからなくもない)、そういう雑音が全くない。さすがミニマルなドイツ。すっきりしている。
でも何かもっと決定的に違うところがある気がする。どこだろう?と考えていて気がついた。
カップルが圧倒的に多いのだ。

若いカップルもいれば、30代の子供をつれたカップル、熟年カップル、そして長年連れ添った雰囲気を醸し出している老夫婦。年齢は異なれど、とにかくみんなカップルで行動している。そしてみんな楽しそうに手をつないでいる。

手をつなぎながら、好きな絵の前で立ちどまって笑顔で会話しているカップルの姿が本当に素敵なのだ。
Hand in Hand
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日本の夫婦やカップルも、もっと手をつないで遊びにいこうよ。女友だちとばかり遊んでいてはだめだよ。そう思いました。
考えてみれば、今日はValentine Dayではないですか。
みんな、今日から手をつないで歩いてみようよ。
愛はそういうところから深まるのかもしれないです。
そんなこと言われなくたっていつも手をつないでいるよというあなた、大変失礼しました。ぜひ60歳になっても70歳になっても、手をつなぎつづける関係でいてください。こんな写真の夫婦みたいになれたらしあわせですよね!
puppy love
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