武雄市の市長、樋渡さんと初めてお会いしたのは今年1月。
地理音痴の私は、武雄市の存在を樋渡さんに会うまで知りませんでした。初めて聞いた時は「タケオ氏？」と人の名前にしか思えず。
でも市長がなにやらツイッターやフェイスブックが大好きな方で、林さんともきっと気が合うと思うから、とZ会の寺西さんに紹介いただいたのがきっかけ。
樋渡さん
「Facebookってどう活用したらいいですかね？
武雄市のサイト全体をFacebookにできると思いますか？」
え、自治体の人にこんな自由な発想する人がいるの？！私も嬉しくなってしまい、この奇抜なアイディアを全力で応援しちゃいました。
林
「それはすごくいいアイディアですね！
Facebookはログインしていなくても閲覧できるから
サイトと同じ機能を果たせるし『いいね！』が返ってくるから
担当者へのモチベーションにもなりますよね。
ぜひやってみてほしいです」
▲初めてお会いしたときの写真
するとその半年後、樋渡市長、本当に実現しちゃいました。
現在、武雄市のWebサイトはFacebookの中で展開されています。
有言実行。
しかも速攻実行。
樋渡さん、すごい！
そんな縁もありもう一度お会いしたいと思っていたので、夏休みの九州旅行の行程に武雄市訪問を組み込んだのでした。
もちろん、武雄市訪問の連絡もFacebook経由。
「お盆の時期に武雄市に遊びに行きますがいらっしゃいますか？」
「８月絶対におります！！日程を教えてください。
オススメは、お風呂の良い東洋館です☆」
とすぐに返事をいただきました。
実際に訪れたのは、お盆中の土曜日夕方にも関わらず「今からお伺いしまーす」と会いに来てくださいました。そして宿泊していた東洋館のロビーで、ちょっとの間「これからの日本」について話をしました。
「結局はリーダー次第。特に有事の際はリーダーの影響が大きい」とリーダーシップについて語ってくれました。私は話を伺いながら、樋渡さんが日本のリーダーになったら「日本」というFacebookファンページつくって、マルチリンガルで世界中に情報発信しちゃうのかな？なんて想像していました。
▲東洋館の源泉掛け流しのお風呂は最高でした
帰り際、旅館の女将さんから「市長さんとはどういうご関係なんですか？」と聞かれたので、「元彼女です」と答えてみようかとイタズラ心がムクムクしましたが、未来があるお方、ぐっとこらえて「インターネット仲間です」と正直にお返事しました。
「はあ、そうですか〜。私にはよくわかりませんが」と女将さん。
▲武雄市で再会
この女将さんの言葉で実感しましたが、はっきり言って武雄市は「いなか」なんです。いい意味で日本の良き故郷の代表。畑が広がり、大きなクスの木も生えている。そして町の住民の方々はきっとFacebookが何か知らない人も多いはず。そんな中で、日本で最初に自治体サイトをFacebookにしちゃった樋渡さん。その決断力と実行力、リーダーとして本当に尊敬しています。そしてそれが武雄市を日本で最も注目される町に変えてしまうはず。
リーダーの責任は重大です。
でもリーダーの可能性は無限です。そう感じました。
私も頑張ろう！
▲武雄市の有名な「大楠」。樹齢3000年を超えるご神木です。