日記

MITメディアラボ訪問 1日目

12年ぶりにボストンに来ています!
1999年にボストン大学を卒業して以来、初めての訪問。でも街の中心を流れるチャールズリバーの穏やかな流れ、ヨーロッパを彷彿させる美しい街並、世界中から集まる学生のエネルギー。ちっとも変わっていません。
Boston
▲おしゃれなお店が並ぶチェルシーストリート
Boston
▲サンフランシスコで起業家支援プロジェクトを進めているリサ
Boston
Boston
▲ボストンでもアップルストアはリンゴや追悼メッセージに溢れてます


今回はMITメディアラボが主催するスポンサーイベントに参加しています。ロフトワークとして、世界中の魅力的な企業と知り合い、コラボレーションの可能性が広がるのは大きな魅力です。またMITメディアラボと日本のスポンサー企業をつなぐ日本事務局の活動についても考えてみたいと思っています。
今日一日参加して、記憶に残った言葉をレポートします。
伊藤穰一氏「Throw Away Your Map. Embrace Serendipity.(当たりもしない推測なんて捨てて、もっと必然的な偶然や、その瞬間に生まれるアイディアを大切にしよう)」
MIT Media Lab Sponsor Event 2011
複雑性がますます高まる今の環境。どれだけ周到に長期計画をたてても、どれだけリソースを費やしてビジネス分析をしても、「前もって準備した壮大な計画」がその通りに実現する可能性は極めて低い。むしろ周到すぎる準備のコスト自体が、ビジネスのリスクを高めることにもなる。
当たる確率の低い長期計画に時間を費やすよりも、ゴールを共有した仲間が集まり、その場の議論やブレインストーミングから生まれる着想、想像もしなかった展開を受け入れながらアジャイル的に(流れにあわせて作り上げていく)プロジェクトを進める方が、ずっと面白いし成功する確率も高まる、というのがジョイの主張。さすがMr. Serendipity!!
Ricardo Hausmann氏(ハーバード大学経済学教授)「Countries that have more personbyte will be able to make products that are less ubiquitous(多様な人材を有する国はより専門性が高く付加価値の高い製品を生み出すことができる」
ハードディスク容量を「何バイト」と言いますよね。私は今日初めて人の能力を表す「パーソンバイト」という言葉を知りました(笑)
1人の人が持っている能力を「personbyte
集団になったときの能力が「peoplebyte」
より多様な能力を持った国がより高度な製品をつくることができる。高度な製品は作れる国は少ないため付加価値が高まり、その結果、経済的に豊かになるという関係性について話してくれました。
MIT Media Lab Sponsor Event 2011
国の経済力は人材の多様性(Personbyte Diversification)に大きく依存する。この分析はとても新鮮に感じました。そしてますます重要になるのだと思います。ちなみに下記スライドを見ると、日本は米国二比べて多様性は半分程度にも関わらず、生産力としては世界でトップレベルの専門性の高さを実現していることがわかります。異例な感じ。他にも複数の分析結果がが提示されましたが、なぜか日本はいつも「端っこ」。ガラパゴスの現れでしょうか?極東の国、日本。改めて不思議な国だなと思いました。
MIT Media Lab Sponsor Event 2011
▲縦軸では最下部、横軸では中央にある点が日本(JPN)
石井裕氏「僕の研究は何でも面白いでしょ!」
「スポンサーイベント」とは、ジョイを筆頭にメディアラボの教授や学生が一体となってプロジェクトの魅力をアピールし、新たなスポンサーを得たり、スポンサー企業とのコラボレーションを実現するための「プレゼン合戦」です。その気合いがメディアラボビル全体に溢れています。その中でも圧倒的な美しさと楽しさ、わかりやすさで多くのスポンサーを魅了していたのが石井先生率いる「Tangible Media Group」のエリアでした!
卓球台に球があたると魚や波紋が映し出される「ピンポンプラス」や、蓋を開くと中から様々な音楽が流れ出す「ミュージックボトル」、実物から瞬時に色を読み取りデジタルブラシでお絵描きができる「I/Oブラシ」など、本当に見ているだけで楽しいのです。
MIT Media Lab Sponsor Event 2011
▲オレンジの表面やサラミのテクスチャで描けるI/Oブラシ
MIT Media Lab Sponsor Event 2011
▲蓋を開けると音楽が流れ出すミュージックボトル

▲鉄球が浮いている磁力空間

▲マイノリティレポート並みのAugmented Reality
その他、伝えたいことは沢山あるのですが、もう夜中の2時になってしまったので、そろそろ最後のトピックに。
インタラクティブな掲示がありました。
「どこで生まれましたか? 赤レゴで」
「今どこに住んでいますか? 緑レゴで」
「将来どこに住みたいですか? 青レゴで」
MITなので、ボストンに緑レゴがたくさん積まれたのは当然。アジアの中で圧倒的に日本に緑レゴが積み重なったのは驚きでした。メディアラボと日本企業の関係の深さを感じます。気になる青レゴが多かったのは??
MIT Media Lab Sponsor Event 2011
ヨーロッパでした。
あなたならどこにレゴを重ねますか?
そろそろ眠ります。続きはまた明日。



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