ロフトワーク

女性の働き方

昨日は「女性の多様な働き方」フォーラムを開催しました。


基調講演は、インフルエンザでダウンしてしまった
川口さんのかわりにご友人の湯川れい子さん(音楽評論家)が
駆けつけてくれました。
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「男性と女性の脳の大きさは同じ。
 でも右脳と左脳をブリッジする神経の太さは女性のほうが太い。
 だから女性はいつでも柔軟に、したたかに物事を判断できるの」
という発言がとても印象的でした。
その後1時間はパネルディスカッション。
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 細野佳代さん (和菓子「あけぼの」 代表取締役)
 村山らむねさん(カリスマブロガー&ケンコーコム役員)
 岡島悦子さん(グロービスマネジメントバンク 代表取締役)
が参加してくれました。
この人選ははっきりいって私の独断。
この人が好き!この人と話したい!だけ(笑)
キャリアも趣味もバラバラなので
ちゃんと話がまとまるかな?とちょっと不安もありましたが、
主催者側が最も楽しんでしまった?!と思うくらい
楽しいパネルディスカッションでした。
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学生の皆さん、クライアントの方々、
高校の友人、親族など(妹の姿まで発見 笑)、
いろんな人が駆けつけてくれました。
どうもありがとうございます!
その中で、2つ感じたことがあります。
1) 自分でしか自分をシアワセにできない
パネリストの発言を聞いていて、
みんな価値観や仕事の動機などは全然異なっている。
でもひとつ共通していたと思うのは
自分の力で自分の未来を切りひらこうとする姿勢。
ルールなんかいらない。
常識も必要ない。
生きていると楽しいことも苦しいこともあるけれど、
自分がほしいものは自分でわかっている。
だからそのために毎日頑張るしかないよね。
そんな姿勢が輝いてみえるのではないかなと思いました。

2) 平凡から生まれる非凡

これは反省でもありますが、こういったフォーラムでは、
参加している人の「非凡さ」を強調してしまう傾向があります。
そうすると聞いている人に
「あの人は素敵。でもあの人は特別だから」
という印象を与えてしまいがち。
でもそんなことは全然ないと思う、というのが私の持論。
私自身、就職活動のときに
「自分ってなんて平凡なんだろう、
 こんなんじゃどこにも採用してもらえない」と
落ち込んでいたのを思い出します。
でも、今は自信をもって言える。
自分に素直に頑張り続ければ誰だって人生を楽しめる。
特別とか特別じゃないとか、そんなは関係ない。
もし今の私が非凡でないようにうつるなら、
それは今までの努力の結果であり、
生まれながらに非凡だったわけではないのです。

そういう意味では誰もが平凡であり、非凡。

自分の人生を描くのは自分であり、
そのひとつひとつすべてがドラマなのではないかと思っています。
そんなことも考えさせられるとても楽しい時間でした。
これからも頑張ろうと思います。



Comments 10

  1. >自分の人生を描くのは自分であり、そのひとつひとつすべてがドラマなのではないか。
    感動した!その通りだと思います。僕もがんばらなきゃ。

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  2. cfr74710

    なんだか禅問答のような。
    ここで小噺を一つ
    昔、昔 数人の駕篭かきが雑談をしていました。
    『殿様っていいなあ、我々駕篭かきの籠に乗ってどこでも
    のんびりいけるから、 一度殿様みたいな身分になってみたいな』
    そこに居合わせた殿様が駕篭かきの雑談を聞いて、
    『そうか、そちらはそのように思っているのか、苦しゅうない一度籠に乗ってみよ』
    ということで、駕篭かきの一人が籠に乗りました。
    ところが、乗ってみたところ、籠がグラグラ揺れて乗り物酔い
    になって気持ちが悪くなるし、車内は正座をしなければ
    ならないので足が痺れてくるし、尿をもよおしても、そこらに
    籠を止めて用を足すこともできないしで、駕篭かきは籠が
    到着して出てきた時はクタクタになっていました。
    そして『一生、籠には乗りたくない、担ぐほうが楽だ、
    楽そうに思えたが、殿様の苦労の一部がわかった』
    と言いました。そしてその後は仕事に対しての愚痴は言わなくなったとさ。

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  3. 非常にパワフルな女性が集まっていたので、会場にいた数人の男性の1人としてかなりビビってました。まるでスーパーロボット対戦です。
    僕は聞いていて思ったは…
    たぶん男性はそんなに選択肢が無い(と思っている)ので、もう四の五の言わずに仕事して生きていくしかない(と思っている)のだけど、女性っていろんな選択肢や他にも大切なものや楽しい事が一杯あって…贅沢でいいなと(笑)。
    男性の僕でもかなり楽しかったです。1人の話だけだとあまり鵜呑みにするのもどうかと思うけど、集まっているので人によって共通解が見えそうでした。
    皆さんもし次回があったら是非参加してみてくださいね。

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  4. コメントありがとうございます。でも男性の方からのコメントばかりですね(笑)
    そういえばフォーラムのアンケートでも「男ですが女性の部下が多くて、すごく勉強になりました」というコメントがちらほらありました。
    異性の考え知るのも面白そうですし、今度「男性の働き方フォーラム」があったら参加してみようかな。
    ちなみに大好きな中島さんという人のブログも仕事について書いてありました。
    http://satoshi.blogs.com/life/2007/04/post_2.html

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  5. cfr74710

    細うで繁盛記というのは作家・脚本家の花登筺(はなと こばこ)
    の銭の花を基にドラマ化したものですが、ドラマの冒頭の
    ナレーションをご披露します。
    銭の花は清らかに白い、だか蕾は血が滲んだように赤く、
    汗の匂いがする。
    仕事はNO PAIN, NO GAINではないでしょうか。

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  6. 男性こそ女性を見て習うべきところがたくさんあると思うんです。特に女性はコミュニケーションのとり方が上手かったり、気の利かせ方だったりとか。そういうところにとても興味があります。
    >今度「男性の働き方フォーラム」があったら参加してみようかな。
    なんか汗臭そうなフォーラムですね。(笑) ワッショイワッショイ!

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  7. “仕事はNO PAIN, NO GAIN”という側面はたしかにありますね。でも、個人的には”仕事を思いっきり楽しめ!”でもあります。矛盾していますか??
    そして汗臭そうなフォーラム、う〜ん、やっぱりドタキャンしちゃいそう。

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  8. cfr74710

    仕事のアクセルを深く踏むことができるのは、自分のリスク管理
    能力があることと、制御できるブレーキが備わっているだけでしょう。 仕事を思いっきり楽しむ以上に仕事の怖さを知らないと。

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  9. karin

    千晶さんも自分のことを平凡だ、と思っていたことを知って、なんだかほっとします。
    ただ、今は上ばかり見えているのでとても成長に対して焦ってしまいます(^^;)
    見方(解釈)しだいで世界の見え方が変わる、というのは私もそう思います。
    自分で納得できる人生を送っていきたいです!

    返信
  10. cfr74710さん
    そうですね、アクセルとブレーキはバランスが取れてないと、かたっぽだけが強すぎては事故ばかりだったり、慎重すぎて進めなかったりで、いい仕事はできませんね。なるほど。
    karinちゃん
    ええ、私も無意味に焦ってばかりいた時期がありました:-)
    でも今思うと、時に「一生懸命焦ってみること」も必要なのかもしれません。一生懸命考えて行動した結果なら、希望通りじゃなくても、後悔はしないんじゃないかな。がんばってね。

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