2月27日に第9回株主総会が開催されました。
2008年度の業績は、設立以来はじめて売上が横ばいに推移。販管費が増えた分、収益が減少してしまい経営者としては反省すべきことが多い年でした。
特にこの数年の課題である、マーケティング体制の確立。この取り組みが遅れてしまったことが、業績の伸び悩みにつながってしまいました。新しい部門を確立するのは本当に難しいことなんですね。この点は多いに反省し、私と諏訪もマーケティング活動に全面的にコミット。席替えも実施して、マーケティング部門のみんなと毎日コミュニケーションを取りながら、ロフトワークとしての営業・マーケティング活動のフローを作り出すべく、頑張ります。
株主である伊藤さん(Joi)と北野さんからは、「成長することだけがゴールではない。成長至上主義はすでに崩壊している旧来の意識。そうではなく、何が自分たちにとってのハピネスなのか、しっかり考えてやっていけばいいよ」とアドバイスをもらいました。
ハピネスは、お金のように「もっと、もっと」と、際限なく欲しくなるものではない。例えば家族の人数が増えれば増えるほどシアワセは増えるかというとそうではないよね。それと同じで、今手にしているものを大切にする気持ち、もっと深くて安定しているもの、それがハピネスだよ、と教えてくれました。
それから、黒い白鳥の話もしてくれました。これは実際にJoiのプレゼンテーションを見てみてください。
株主総会の後はロフトワークのサポーターのみんなと9周年記念パーティを開催しました。
最初のプログラムは「Connect our happy dots」。そう、Steve Jobsの「Connecting the dots」にインスパイアされたタイトルです。10名のゲストに、一枚写真を選んでもらい自分のハピネスについて語ってもらい、みんなでそのhappy dotsを繋げよう、という企画です。
それからみんなに仲良くなるきっかけをつくりたかったので、「借り物競走」も企画しました。「この会場の中から社長を探してください!」とか「東北出身を見つけてください」など、メンバーみんながお題を考えてくれました。
みんな、笑顔でいっぱい。
大変なことも多いけど、この瞬間みんなのハピネスがつながっていました。
▲Joiが撮ってくれた写真
Comments 5
「ビジネスはハピネスを手にすること」というのは良いですね。
楽しい写真の数々がロフトワークスのハピネスの一端を窺わせてくれます。
「ハピネスを維持する」というのが経営者の仕事だと思えば、経営者自信がまずハッピーだと思えるようにしないといけないんでしょうね。
ビジネスをお金を得る手段だとすると「お金を得る時間」=仕事中と「お金を使う時間」=プライベートとなってしまいますね。
でも、ハピネスを得ると考えるとハピネスは得たり消費したりしないので仕事もプライベートも関係なく「幸せな気分」になる気がします。
大変なことは当然多いでしょうが、そのこと自体もハピネスになれば良いですね。
チャレンジにはハピネスを招き入れる不思議な効果があると思いますよ。
賢太郎さん、こんにちは。いつも優しいコメントありがとう。疲れている心にしみ入る言葉です。
確かに、大変なこともあるけれど、そのチャレンジ自体をハッピーだと捉えられる、そんな大きくて前向きな心が欲しいです。どうやったらそうなれるかな〜
勤め人として働いていると、チャレンジ自体が許されないことがあります。
組織の壁とか業務規定とかマニュアルというものによって。
時には根回しが優先され、チャレンジの時期を逸してしまうことも。
大きな組織や歴史のある組織にいると、チャレンジできるって組織の中で限られた人にだけ許されたことなんだなと思うことがあります。
以前、ベンチャーで働いていたときは毎日がチャレンジの連続でした。ベンチャーって「業界初」とか「世界でも稀に見る」とかいうものなので、前例や経験がないことが当たり前です。僕もそうでしたし、同僚もそうでした。逆に言えば「正解はない」わけなので、「間違いもない」わけです。間違わないってことは「失敗することもない」ってことですよね(^^)。
そう考えるだけで、ワクワクする毎日でした。体力的にはキツイことは多かったし、なんでアイデアが出てこないのか苦しんだ時期もあります。でも、何でノホホンとやってこれたのかと思うと結局は「最初の一歩」が楽しくて面白かったからだなと思います。今まで行ったことのない土地に旅をすることはちょっと不安もありますが、新しい出会いが楽しいものです。旅行の前の準備でははしゃぎ回りますし、旅行の後には思い出がよりくっきりと楽しくなります。
チャレンジと旅って似ていると思いません?(^^)
林さんをはじめロフトワークの皆々様には丁重なおもてなしいただき誠にありがとうございました。
新参者にも関わらずパーティーにお呼びいただいただけでもありがたいのに、こともあろうにゲームの賞品のイラストまで持ち帰ってしまい大変恐縮しております。
と、ここで急に話が変わってブログってほんとすごいですよね。
パーティーでいただいたイラストの作者である中村葉子さんのブログに感謝のコメントを入れたら、その中村さんがこっちの個人ブログにコメントを下さって、それを見た林さんが、むほほーんと微笑んでるみたいなことが起きちゃうわけです。
きっとブログのない時代だったら、いくらなんでも作者の方に電話したり手紙書いたりしないでしょうね。
まさにConnect!
dotとdotが林さんの目論見通りつながったわけです。
勝手ながら林さんとロフトワークさんとのつながりもギュギュと感じる今日この頃になりました。
これを機会にお付き合いの程どうぞよろしくお願いします。
渋谷と丸の内の間にhappyな関係が築けることを願ってやみません。
ではまた。
賢太郎さんは今は大組織の中で働かれているんですか?もしそうだとしたら、きっと「大企業のなかで意味のあるチャレンジをする人」なんでしょうね。
たしかに大企業にいると、「常識」「ルール」で押し付けられることが多いですけど、それはみんな自覚していて、だからルールが増えれば増えるほど、もう一方で「そんなルールを否定して変革を実行する人」を求めているのも事実だと思います。
かすやさん、こんにちは。見事に賞品をゲットしましたね。さすがです。渋谷と丸の内のハッピーな関係、築きましょう!これからですよ。まずは例のセミナーからでしょうか?(笑) これからもよろしくお願いします。