ロフトワーク

ロフトワーク10階がオープン

道玄坂ピアビルに引っ越してきて、7年が経とうとしています。ブログの過去エントリーを探してみたところ、2005年10月に「第二創業期スタート」というタイトルで、初めて8階を借りたときのことを書いていました。
それから7年の間に、ロフトワークは4倍に成長したことになります。現在、ピアビルの1階、8階、9階、そして10階がロフトワーク。(ちなみに夏にはパートナー企業が2階を借りる予定。またサイゾーが4〜6階なので、両社で「残りは3階と7階のみ。制覇すべし!」と悪企みしています)
loftwork ID 工事中


特にリノベーションが終わったばかりの10階には、私たちの未来への想いと挑戦が表れています。
壁はホワイトボード、アイディアをその場で可視化します
意気投合してミーティングをしていても、実はそれぞれが頭の中で描いている像が大きく異なっていることはよくあるはず。だから考えていること、議論していることの可視化は重要だと思っています。
またひとつの表現に落とし込む過程で、思考も洗練されます。考えていることを文章にするとき、思考が整理されるのと同じ。そしてそれを見た人がインスピレーションを受けて新たな発想を生む。こんなクリエイティブな発想を生み出すための「場」になってほしいなと思っています。
多様性の実験、さまざまなイベントがポップアップします
多様性、ダイバーシティ。スローガンとして掲げるのは簡単ですが、「具体的には何を意味するんですか?何が価値なんですか?」と聞かれると答えに困りますよね。そんなときに私が思い出すのは、ヘーゲルのアウフヘーベン(止揚)。はい、私のモットーです(笑)。またそれか!と言われそうですが、でもアウフヘーベンは、人と出会うことの喜びと同義だと思っています。
異なる視点をもった人たちが出会うことで、一人では知りえなかったモノの見方が生まれる。やれることが広がる。新しい価値を生み出せる。だから、抽象的な言葉ではあるけれど、自分とは違う考え方の人間、理解できないような人間、想像を超えるような人間が同じ空間に居合わせる機会を増やして、日頃から私たちの「ダイバーシティ受容度」を高めていくことが大切だと思っています。例えば、この1ヶ月の間で予定されているイベントは、起業家ワークショップ、現代思想家 東浩紀さんや家入さんのトークイベント、メディアアートの実験、ハッカーたちの会合、プロジェクトデザイン講座、単なる飲み会などなど。ダイバーシティ受容度は鍛えたら伸びるもの、だから頑張ります!
CC国際会議×動画制作部
△10階で作業中。異なるスキルをもち互いにリスペクトできるのが理想。
とにかくフレキシブル、柔軟に、柔軟に
今回のインテリアのこだわりは、多くのものが可動式であること。机も、植物もセミナー会場の設備も、ゴロゴロと移動できたり、レイアウトも柔軟に変えられる。エントランスにもホワイトボード加工をしてあるので、その日の活動内容で看板を自由に描くことができるんです。そう、どんな種類の活動にも、気持ちよく使ってもらうことができます。「場」が柔軟だと、きっと私たちの思考も負けずに柔軟になれますよね。
loftwork ID 工事中
△ローラーがついた植物置き
それから、7月に入ったらアーティストの淺井裕介さんが代表作でもあるマスキングテープで空間をハックしてくれる予定。先日打ち合わせをしている最中にも、インスピレーションにまかせて話をしながらドローイング。気がつくと紙の枠を超えて、浅井さん、自分の手もキャンバスに。思考においてNo boundaryで、感動しました。どんなグラフィティーが生まれるのか、とても楽しみです。
浅井さんとのプロジェクト
こんな調子で、10階のことを語り始めると止まりません。
ぜひ皆さん、遊びにきてください。
そしてこんな思いをこめたホワイドボードの書き初めとして、こんなイラストを描いてくれるロフトワークメンバーが大好きです♡
壁はホワイトボード塗料



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