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異国の地タリンからの手紙

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只今、夜中の3時半。昨日から、エストニアの首都タリンに来ていますが、枕元にあった携帯電話がブルブルとなり、みんなからの温かい誕生日メッセージで目が覚めました。嬉しくてきっとすぐには眠れないので、ちょうどいい機会、異国の地タリンからお手紙です。

 

まず、一生懸命、生きています。一言で、うまく行っているとか、行っていないとか表現できないけれど、一つずつを丁寧に受け止めるようになってきました。「たくさん」とか「早く」じゃなくていいから、大切なタイミングで、必要な一言を発することができるように心がけています。言わない方がいい言葉は、感情に負けずにグッと呑み込む。忘れがちな「ありがとう」には心を込めて、相手に届ける。同時に、細かい言葉のニュアンスに捉われすぎず、大意を汲んで行動することの大切さもわかってきました。これから少しずつ、言葉にする作業を増やすつもりです。

今年の書初めで「新芽を育む土」という言葉が降りてきたように、周りにある才能をいかに支えるかが、もう一つの原動力になっています。ロフトワーク、ヒダクマ、FabCafe。嬉しいことに、それぞれの事業領域で、次のステージに向けた挑戦を担う世代が育ってきました。彼らと一緒なら、ますます想像もしなかった展開が生まれるのではないかとワクワクしています。改めて、世界を対象にしたクリエイティブの挑戦をしていくつもりです。

早稲田大学での授業や、U35のプロジェクトを支える「100BANCH」の取り組みも、気づいてみるとどれも「新芽を育む」活動です。伸びる人たちは勝手に伸びる。それを下支えするおおらかな大地のような人間を目指して、これからも頑張ります。とはいえ、土にも栄養補給は必要です。どうか遠慮なく、色々なことに誘ってください。

大好きなみんなへ、タリンから愛を込めて。

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