CSS Nite ガンバリマシタ

三連休の初日は、Webクリエイターに大人気のセミナーイベント「CSS Nite LP, Disk 4」で講演してきました。

写真撮影はすべて：岡田陽一さん

最近は人前で話する機会が増えてきたので、なかなか信じてもらえないのですが、人の前で話するの、すごく緊張しちゃう性格なんですよ。本当です。
だからさっさと自分のプレゼンを終わらせて、みんなの話を心穏やかに聞きたい派なんですが、なぜか今回は一番最後（涙）
しかもCSS Nite常連の益子さんや、前回の「Web標準の日々」でも評判だったと聞いたビジネス・アーキテクツの森田さんの後となると・・・なんだかズシーンと重たいものを感じるわけです。

（写真）　森田さん
でもCSS Niteは、参加する方の多くが自費で参加しているからか、いつも目が真剣で本気で疑問をぶつけてきてくれる印象があって、だからその期待にこたえたい！という気持ちがありました。
私のプレゼンテーマは、「PMBOK」をベースにした「プロジェクト・マネジメントのノウハウ」。ちなみにPMBOKとは「Project Management Body of Knowledge」の略称で、今や世界標準ともいえるプロジェクトマネジメントにおける知識体系のことです。
普段から、ロフトワーク社内でディレクター向けに毎週「PMBOK活用講座」を開いているので、それをベースに私が「ここは大切！」と思ったところを抜き出して構成を考えました。
※内容は後日、CSS Niteのサイトとロフトワークサイトで公開予定です
特に気をつけたのが、必要な情報しか言わないという基本。
ついつい人って、自分の知識を自慢したくなったり、あるいは配慮が足りなかったり、あるいは思考が整理されてなかったりで、聞き手が知らない専門用語を多用してしまったり、枝葉末節に話がそれて本筋がわからないプレゼンをしてしまったりしますよね。
でもそうすると、聞き手が迷子になっちゃう。今回は特にテーマが難解なだけに、本当に伝えたいメッセージだけに注力して、その他はそぎ落としてプレゼンストーリー、考えました。

そして気になるその結果は？
プレゼンしている最中から、聞いてくれている人たちから「そうそう！」「わかる！」というオーラがこわいくらいに伝わってきて、私もますます一生懸命説明する。気がついたらあっという間に1時間が経過していました。
アンケート結果にも「今までいろいろなセミナーへ参加しましたが、これほど為になり、心当たりがあり、引き込まれたセミナーは初めてです！」なんてコメントまでもらって、ますますニヤニヤ。こういうところは素直に信じて（笑）　この瞬間がとってもシアワセです。
やっぱり一期一会じゃないけれど、話する機会をもらったら、これからも全力で取り組みたいなと実感した一日でした。参加してくださった皆さん、どうもありがとうございます。

◆◆セミナーで説明しきれなかったPMBOKについての補足◆◆
PMBOKはさすがに包括的で抜けがなく、読み解くと「ナルホド！」と思うところがたくさんあるんですが、いきなり何の知識もなくPMBOK第3版を読んでも、おそらくたいていの人が理解できないはず。
私は
　1:まず　PMBOK入門セミナー（3日集中）に参加
　2:そして　Project Management Professionalを片手に
　3:PMBOKを読み解く
というスタイルでPMBOKへの理解を深めました。
最初にセミナーなどでPMBOKとどう付き合うかみたいな
ことを教えてもらうと、活用法がイメージしやすいのでお勧めです。
またプロジェクトマネジメント協会東京支部が
日本の正式な組織なのでそのサイト経由で
書籍やセミナーなど探してみてください。
本当はPMBOKの中からWebディレクションに役立つ情報を
抜粋した「PMBOK for web creators」みたいな本が
できればいいのになと思います。

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