今年もこの季節がやってきました。
マネジメントして最も怖いものです。
それは経営アセスメント。
会社のメンバー全員に、経営者としての1年の成果を
評価してもらう取り組み。
今回で3回目です。
（2006年度、2007年度の結果はこちら）
2006年に初めて結果を受け取ったときは
「こんなみんなに迷惑かけている経営者なんだったら
責任とってもうロフトワークやめる〜」と泣いたのを憶えています（苦笑）
でも、逃げていても会社は絶対に良くならない。
言い訳せずに自分が変わるしかない、と決心して、
2007年は、組織づくり、コーチング、対話に心がけ、
「メンバーをempowermentするリーダー」を目指しました。
その成果は、たった1年でも驚くほど結果に表れました。
大満足のアセスメントに。
でもね、それに油断してしまったんです。2008年。
良くないな、という自覚はありました。
油断に加え、去年は執筆、講演、営業支援と
対外的なタスクが急増した年でもありました。
でもその結果、メンバーとの大切な対話、理解、共有の
時間が著しく減ってしまったのです。
忙しくなると、また私の悪い癖がでてきちゃう。
みんなの話をゆっくり聞く余裕がなくなって
概要だけ聞いて結論を押し付けてしまったり、
自分の考えをちゃんと説明しないでオーダだけ
だしてしまうので「気分で判断している」と伝わってしまう。
などなど。
せっかく2007年に改善していたのに
また戻ってしまった。
なんだか本当に情けない。
ロフトワークのみんな、ごめんね。
でも改めて決心です。
「忙しいから」とか、「経営者にしかわからない気持ちがある」
なんて言い訳をしません。
2009年、どんなに忙しくても絶対にまた改善します。
なぜなら、ロフトワークは「ロフトワークに関わる人みんなをハッピーにする」
ために存在しているから。そしてその中核をなすのが、
ロフトワークのメンバーのハッピー。
メンバーがハッピーじゃなければ、
クライアントをハッピーにすることだってできない。
去年の私は外を向きすぎていました。
今年のテーマは、「言い訳しない」。
みんなの笑顔溢れる会社にするために、全力を尽くします。
もう一回、チャンスをくださいね！
Comments 4
「顧客第二主義」という言葉がありましたね。
本もありました。サウスウェスト航空のエピソードなどでも同じようなことを聞きます。
これは、何も顧客をないがしろにするというのではなく、「経営者は従業員が後顧の憂いなく顧客第一主義で仕事に邁進できるように、従業員のことを第一に考えないといけない」ということだと思います。
なかなか難しいことですね。経営者は従業員よりも蓄積できる情報や経験が多かったり広かったりするために、従業員よりも先に動きがち。「顧客のため」とか「会社のため」という理由もつきやすいので、従業員を蔑ろにする気がなくても結果的に蔑ろにしてしまうことがあるのですね。
でも、ロフトワークスは結果的に従業員が蔑ろにされてしまったということを経営者に教えるシステムと、それを受け止める経営者がいる。とても良いことですね。
明けましておめでとう！
また今年もやってきましたね、千晶ちゃんの成績表。
自分に対する周囲の評価を真正面から受け止めるというのは、言葉でいうほど簡単ではなく、とても勇気のいることです。会社の経営者であればなおさら。
でもそれをきちんと実行している千晶ちゃんも、スタッフの皆さんも素晴らしいと思いますよ。うちなんて、上に行けばいくほど、恐ろしくてできないんじゃないかな？
2008年は本当に忙しそうでした。だって私とも結局一度も会えなかったじゃない！（笑
会社が成長するにしたがって、対外的なことも多く求められると思うけど、身体にも気をつけて、今年は私とも遊んでね。
良い時はそのまま、
悪い時にその状況を打開していける、
信頼とか信念とか、
そういった逃げないスピリットを持った人が、
少なくても2,3人は必ずいると思います。
どの人が自分を見ているかを考え、接していると、
その人が自分を押し上げてくれると思います。
底辺が拡大していても、高さが上がらないのが、
一番悪いケースです。
等倍で大きくなっていくことを願っています。
どんな状況であれ、
林さんはすばらしい人だと思っています。
賢太郎さん、みっち、Nonさん、みんなありがとう。
もう疲れた心にしみ入るコメントばかり。なんか愛されてる気がする！（笑）
全然素晴らしくもないんだけど、ちょっとずつ頑張って、メンバーに愛される経営者を目指します。今年も仲良くしてください。