私が心から愛してやまないアーティスト、それは草間彌生。(しつこい?笑)
NECでの対談コーナー「あの人に会いたい」も、私が「いつか草間さんに会いたい!」という気持ちから始まったコーナーだったりします。それくらい愛してやまない草間さんにつながる「越後妻有エリア」とのコラボレーションが本日始まりました。
『Roooots~越後妻有 名産品リデザインプロジェクト』
越後妻有は、新潟県南端に位置していて豪雪地帯として有名です。多くの地方が抱えている過疎化や高齢化という問題に対して、現代アートによる地方の再生、都市と地域の協働というユニークな手法を採用。2000年から北川フラムさん中心に「越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭」を三年に一度開催し、国内外からたくさんの人があつまる名所となり、地域活性の新しい手法としても注目されています。
『地方×アート = 地域活性』
これで非常にうまくいっている。素晴らしい活動になっている。
ただどうしてもまだ「知っている人だけが知っている」という限定的な活動になっている気がする。この素敵な活動をもっと加速できないかなと思いました。そこでここにインターネットを加えて
『地方×アート×インターネット = ダイナミックな地域活性』
これがロフトワークからの提案でした。これに共感してくださった北川さんはじめアートフロントギャラリーの皆さん、新潟市の皆さんと一緒に、その第一歩として始めたのが今回の「Roooots 〜越後妻有名産品 リデザインプロジェクト」なのです。
単なるデザイン公募ではありません。
ネットを通じて、多くの人に越後妻有の活動を知ってもらうきっかけをつくる。そして参加してくれるクリエイターのみんなは、地方の現状や地元の業者が生産している商品についてじっくり考えるきっかけをもつ。そしてその良さを再発見し(Roots:根源)、魅力が一層高まるように再構築してデザインを提案する。
まさに、古きに与りて新しきを為す、の精神です。
選ばれたデザインは商品化されて、夏には芸術祭で販売されると同時に、ECサイトでの販売もスタートします。単なるオンライン販売ではなく、この活動を支援している人たちの思いも紡ぐようなECサイトのあり方はどんなものなのか、挑戦してみたいと思っています。越後妻有には大好きな草間さんの『花咲ける妻有』という、大きなパブリックアートがあります。私たちが手がける商品ひとつひとつが「花」となって、今年の夏、妻有を彩ることを想像すると、本当にシアワセです。
グランズウェルで描かれていた「大きなうねり」。
テクノロジー側では「ソーシャル」といわれている、人々の生活をより深い層で大きく巻き込むインターネットの流れ。これが今年の私のテーマ。
改めてインターネット萌えしています!