私が初めてGoogleと出会ったのは1999年。New Yorkで共同通信の経済担当アシスタントをしていたときにプレスリリースでGoogleを知り「これはすごい!」と感動したことを憶えています。先輩記者にも「できるビジネスマンはこれからGoogleですよ」なんて言って広めてました。
そして実際にあっという間にGoogleは検索という領域のリーダーに。
当分の間、Googleに敵なしかと思っていましたが、世の中は確実に変化しているんですね。「サイト内検索」という切り口で、確実に検索は進化していました。
昨年11月に「インターウォーブン×三菱電機×マーズフラッグのセミナー」のモデレータをさせてもらう機会があり、その時にサイト内検索の進化を目の当たりにしました。もちろん、Googleのメインビジネスはサイト内検索ではありませんから業績としては全く関係ないのでしょうが、「検索」というフィールドで新たな動向がうまれるのがもはやGoogleではなくなっているところに、時代の流れを感じました。
平家物語の「娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」を思い出しました。
ということで、この世の儚さに思いを馳せながら、検索セミナーを開催することにしました(笑)
月額数万円で導入できてしまう「SyncSearch」、「Google」、楽天や価格コムなどハイエンドのソリューションを提供している「FastSeach」の各サービスについてプレゼンしていただく予定です。さらにトークセッションでは、マーズフラッグを導入している三菱電機の粕谷さんに登壇いただき、企業サイトにおける検索がになう役割について一緒に考察してみたいと思っています。
△ユーモアたっぷりの粕谷さん(笑)
お時間のある方、ぜひいらしてください。
申し込みはロフトワークサイトから。
Comments 9
そして、今はtwitterの「リアルタイム検索」や人力で修正できるような検索エンジンに注目が集まっていますね。twitterがGoogleを倒すとは思いませんが、検索の世界でも、得意不得意によってわける必要が出てくるかもしれませんね。
個人的に楽しみなのはFastSeachです。
Fastさんはサイト内検索というより「エンタープライズサーチ」と言われるちょっと違う分野ですが「マジ?」っていうデモを見る事ができますよ!
(とFastさんにプレッシャー)
ゆきちさん、素早いコメント驚きました。
ご指摘の通り、twitterのリアルタイム検索もまた新しい検索の流れをうみだしていますよね。今人が何に注目しているのか、手に取るようにわかるのが面白いところ。最近ではWBC直後に「ichiro」をtwitter検索してそれを実感しました。こうやって分化が始まり、次のイノベーションがうまれるのでしょうね。
SUWAくん
そう、FastSearchのデモも楽しみです!楽天なんて、いわば「検索」が主コンテンツを生成しているわけですしね。あとiTunesのGeniusの流れは影響ないんですかね? そうだ、検索セミナーで質問してみよう!
うぉ!すっごいタイムリーな話題です。
できたら参加したいです。
SUWAさん、chiakiさん、宜しくお願いします。
4月から赤坂勤務になりました。
かなりキワモノっぽい写真で紹介されてしまいましたがその張本人です。
検索のプロたちの高尚なお話が一通り終わってしまった後だから、出番前にお客様がみーんな帰ってしまうのではないかと心配です。
でも残って下さった心の優しいお客様には個人的になにかいいもの差し上げたい気持ちです。
残ってくんなきゃ教えませんけど。
しかし、林さんと二人だけのトークセッションってなに話すんでしょね。
「インターウォーブン×三菱電機×マーズフラッグのセミナー」の時みたく無茶振り連発だよって???
(セミナー当日に「このコメントを見た」と言ってくれたお客様には記念品を差し上げます。マジですよ。モノで釣る作戦・・・)
松本くん、はーい、遊びに来てください。
カスヤーさん、素敵な応援メッセージありがとうございます(笑)どんな記念品がもらえるのでしょう?私も最後までいますから何かくださいね。
企業において、ナレッジを競争力に変えるための工夫は、必要と思われていながらなかなか浸透していないですね。「ナレッジ・マネジメント」という言葉が流行ったのは5~6年前と記憶していますが、実際にはナレッジの前の「事実の収集」に事欠いている有様です。体系的に・・・とまでは言いませんが、事実やデータ、(明文化された)知識をベースにするということに日々チャレンジです。
今、参考として「分析力を武器とする企業」を読んでいますが、ベンチャーや中小企業が分析力を梃子に既存の大企業を打ち負かす実例を読むと、歴史も規模もある企業が分析力を身につければ無敵ジャンと思う反面、それが出来ないところに実社会の不思議と面白さがあるんだろうとも思います。
賢太郎さんは本当に博学、守備範囲が広いですね。尊敬します。
ナレッジ・マネジメントがうまくいかないのは、「事実の収集」から始めるからだと思うのです。プロマネでも言われていますが、アウトプットのイメージがないインプットは継続されないし、たとえ継続しても役に立たないと思うのです。
だからどんな場面でどんな知識を活用したいか?という、利用場面から遡って「じゃあ、ここから情報をインプットするフローを導入しよう」と設計しないと定着しないのでは?
そして、言うは易し、行うは難し。何事も実行、そして継続ですね。はい、頑張ります!