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Make Tokyo:「理由」なんていらないのだ

「Make Tokyo Meeting 03」に行ってきました。
Augumented Realityは時々話を聞いていて興味を持っていた分野。特にMarco TempestのARを組み合わせたマジックはYouTubeを見ただけでもわくわくしちゃいます。

でもMakeの活動もAugumented Realityも言葉の説明だけだとどうもしっくりこなかったので、いい機会だと思って八王子まで足を伸ばしてみました。都内からだと1時間はかかるはずなのに、会場についてみると体育館は人の海。驚くほどの来場者がいました。さすが。


私にとって最大の成果は、なんといっても赤いLEDで自分の好きな文字が浮かびあがる「光のマシン(マイクロコントローラ)」を自分で作ったことです!

先生はMakeでは有名なミッチ・アルトマンと通訳をしてくれたふみちゃん。ミッチは公共の場所にあるテレビの電源を100メートル離れていても切ってしまえるツールを開発した人としても有名だそうです(笑)
プリント基盤を触るのも、300℃を超える温度というハンダごてを持つのも、そしてハンダを溶かすのもぜーんぶ生まれて初めて。ただただ先生の言葉に従って作ってみました。出来上がったのがこの作品です↓
私が作ったマイクロコントローラ
うーん、赤いLEDがかなり不ぞろい(笑)
ハンダの腕の未熟さが露骨にでてしまった。恥ずかしい。
それはさておき、これがどんな作品かわかりますか?
水平に勢いよく振るとこんな風に文字が浮かび上がるのです。
浮かびあがる文字
すごいでしょ!
Art Baselで見つけて大好きだった、落ちていく水の流れで単語を描く作品を思い出しました。同じようなプログラムで動いているのかもしれませんね。
impressive artwork @ Unlimited
それ以外にも、移動型お手製プラネタリウムや、たんぱく質を溶かして骨に着色した標本とは思えない美しさの「透明標本」、ニコニコ技術部にあった「ネギをふる初音ミク」などわけのわからない展示(笑)など、奇想天外な展示であふれていました。
みんなね、一見、なんでそんなものつくっているんですか?と聞きたくなるようなものばかり。すぐにお金になりそうでもなければ、見栄えがいいものでもない。それなのに時間と手間はめちゃくちゃかかってそう。
でも、その質問をしたらみんなが同じように答えるような気がします。
「好きだから」

これが「No reason」の強さですよね。そして未来は大きく変える発明は、こういうところから生まれるんだろうなと実感しました。



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