挑戦することの大切さ

先週、CEAFOM主催のビジネスフォーラムでスピーチをしてきました。スピーチというと私、一回すごく失敗した経験があるんです・・・。

去年、金沢学院大学で開かれた「アントレプレナーセミナー」にゲストスピーカーとして呼ばれた時のこと。「私の起業」というテーマで、起業にまつわる苦労や成功話を話して欲しいという依頼でした。
講堂には大学生200人がズラリ。数週間前から構想をねり準備万端で話はじめたにもかかわらず、聴衆が全然のってこない。広い講堂の中で、私の発した言葉が行き先が見つからずに宙に浮いている感じ。結局そのままセミナーは終わって懇親会へ。そこで女子学生からうけた質問が「花王はどういう会社でしたか？やめちゃったのもったいないですね」
起業家スピリット、ぜんぜん醸成できてないじゃん・・・・。
ホテルに戻ってから「起業家フォーラムっていっても学校側が企画しているだけで、学生全員が起業に興味があるわけじゃない。それなのに起業に興味があることを前提に話したって興味持ってもらえるわけないよな」と、落ち込んだのでした。
今回は同じ失敗しないように事前にリサーチ。参加者は50〜60歳の会社役員や経営者中心ということだったので、細かいデザインとかネットの話はNG。今、インターネットを活用するとどんな楽しみ方ができるのかをリアルに感じてもらえるよう、デモ形式でスピーチをすることにしました。実際にブログの登録画面なども見ていただきながら、「明日からブログをはじめて、皆さんの貴重な知恵や経験を日本のために残してください！」とお願いまでしちゃいました。
お陰で今回のスピーチは大成功。楽しみながら聞いてくれているのが伝わってきたし、いろんな質問もでて話も発展させることができました。スピーチ後は偉いおじさまたちに囲まれてチヤホヤ。役得です♪
一回失敗したからといって断らなくて良かった。これからも「やれることは当然やる。やれないこともやってみる」という姿勢で頑張ろうと思いました。小さくまとまるのはもったいないですものね。新しいことに挑戦してみることの楽しさを実感した日でした。

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