東京都現代美術館で開催されている「サイバーアーツ展」に行ってきました。メディアアートの世界的祭典である「アルスエレクトロニカ」の30周年を記念した特別展示です。過去の受賞作品や今日本で注目されているメディアアーティストの作品が一堂に会する、とてもパワーのある展示でした。
インターネットとの連動もあり、インタラクティブ性もあり、ひとつひとつの作品が実験的でもあり奥深かったです。今まで、メディアアートって詳しい説明うけないと意味がわからない「難解性」や、最先端ではあるけど訴求力という面でまだ弱い「発展途上」な印象がありましたが、今回の展示を見てその認識は古かった!と考えを改めました。
中でも特に楽しかったのが、クワクボリョウタさんのしっぽと、平野啓一郎+中西泰人+森野和馬+ケンイシイの3D作品です。
MOTの学芸員の森山さんが、しっぽをつけて歩くお手本をみせてくれました。かわいい!
続いてメディアアートの専門家である草原さんも。草原さんとは初めてお会いしたのですが、いろんな接点があることを知り、驚きました。特に早稲田大学の教授とは。早稲田にもこんな面白い先生がいたのかと、卒業生として嬉しくなりました。文学部に文化構想学部というものができて、メディア論や先端映像テクノロジーと表現を教えてらっしゃるとか。今度授業も聞きにいきたいな。
せっかくの機会なので私もしっぽ、つけさせてもらいました。身体の動きに反応してしっぽも動きます。お尻を左右に振ると、しっぽも嬉しそうに左右に動きます。身体を前屈すると、しっぽはピンとそり上がります。かわいい!森山さんから「まだ昔、人間にしっぽがあった頃の記憶がよみがえるでしょ?」と聞かれて、笑ってしまいました。
写真はありませんが、3D映像作品は、今大人気の3D映画「アバター」を作った会社が手がけたものだとか。従来の立体が目の前に飛び出してくる3Dから、逆に引っ込んで奥行きを表現する「エレガントな3D」に進化していました。だから圧迫感がなく、見終わった後も目が疲れないのだそうです。すごい!
メディアアートの領域の進化を目の当たりにしました。そして自分の知らない世界が世の中にはた〜くさんあって、それぞれの領域でみんなが頑張っているんだなと感心してしまいました。日本はダメだって嘆いている暇はありませんね。私も頑張ろう!と思いました。
Comments 3
ははは。草原さんまで、、、。
ボクの話は出なかったでしょうね?
今後の仕事に支障が出るかもしれない(冗談ですよ)からドキドキです。
草原さん、面白いでしょ?
クールなんだけど、いつまでもカワイイ(草原さんゴメンナサイ!)し。
ヘンな意味でなく、そんな感じしませんか?
あれ、前からしっぽ生えてなかったっけ?
そう、草原さん、とてもチャーミングな人でした。ロフトワークの株主二人とも知り合いだったし、私の母校の先生でもあるし、クリエイティブ・コモンズにも草原さんの教え子がいたりして、本当に接点が多く驚きました。
philakayaさんとも接点があったとは。というか森山さんとも当然、ですよね?w
Taiichiさん
しっぽ隠してたの、ばれてました?