イベント

どこまでシェアしますか〜?

もう2月ですね。私はまだ時間泥棒に狙われているみたい。油断すると、すぐ時間が過ぎ去ってしまいます。危ない、危ない。だから週末はゆっくり走ってます。そう、年始に掲げた目標、実行しています。暖かいお昼に1時間くらいかけて、渋谷の裏道にある花屋やケーキ屋、雑貨屋を見ながら「可愛い〜」「美味しそう〜」「今度きてみようかな」なんて雑念だらけで楽しく走ってます。
ところで、先週、『パブリック』出版記念も兼ねて、OpenCUでコバヘンと「パブリック×シェア」についてトークをしました。これが最高に楽しかった!
[パブリック×シェア] 


まずコバヘンが「1分でわかるパブリック講座」。実際は10分以上かかったけど(笑)さすがコバヘン、わかりやすい説明でした。
・Facebookの影響もあり、昔に比べると個人情報でも
 パブリックな領域が増えた。
・企業のパブリック度を個人におきかえると「妙なヤツ」。
 収入(売上)、出身(沿革)、最近の活動など
 すごくパブリックにしているのに、人の話しは全然聞かない。
 これからの企業はどうやって「耳を傾けるか」がポイント。
・どこまでパブリックにするかは、個人の責任。
 国や団体に「決めてほしい」という発想は間違い。
[パブリック×シェア] 
次に私が「シェア」について、CCをベースにその魅力を語りました。
・CCのダイナミズム
Creative Commons創始者のラリー・レッシグ教授(ハーバード大学法学者)がCCのダイナミズムを伝えるためにプレゼンでよく使うミュージシャンPhoenixのLisztomaniaの事例や、世界で広がっているOpen Governmentの最新事例を紹介。
ちなみにOpen Governmentの流れとして米国政府オーストラリア政府の発表、ならびに米国オーストラリアのオープンデータのサイトも紹介しました。
・これからのシェア経済
シェアは単なる個人のライフスタイルや志向性だけではなく、
ひとつの大きな経済圏として発展している。
・シェアと多様性
そしてシェアすることで思想や技術に多様性が生まれ、複雑で新しい価値を生み出すことができ、それこそが強さになっていくことをハーバードとMITの共同研究「ATLAS」を引用して紹介。

▲私のプレゼン(抜粋)
会場の皆さんの笑顔に囲まれ終始リラックスして話ししていたのですが、途中、
「どこまでシェアできるか?」で議論が白熱しました。
会場からは「ここまでシェアしなければ良かったと思ったことは過去にありますか?」とか「恋愛についての過去がシェアされていたりすることはどう思いますか?」など、かなり突っ込んだ質問もでてきて、回答に窮した私やコバヘンは「それはどうでしょうね〜、コバヘン?」なんて互いに譲り合いながら、でも色々暴露してしまった気がします(笑)
[パブリック×シェア] 
▲会場の皆さんも盛り上がっていました
[パブリック×シェア] 
▲建築家 成瀬さんは空間のパブリックについてコメント
どこまでシェアするか、個人によって見解が違いそうですよね!面白そう。
個人的にはプライベートネタはシェアしない派ですが、でも先日、ある方から「お子さんの写真なんかもブログ掲載しちゃうんですね。普通は林さんくらいのポジションだとプライベートは隠すものなので驚きました」と言われて、「ありゃ、そうか〜」と自分の感覚が自分で認識している以上にシェア派だったのに驚きました。今更、という突っ込みはさておき(笑)
皆さんは、どの辺にラインをひきますか〜?



Leave a Reply