2012年6月13日に、Creative Commonsのヨーロッパ地域主催で、文化領域(GLAM; Galleries, Libraries, Archives and Museums)におけるオープンネスについて議論する国際会議がストックホルムで開催されました。CC仲間のKristinaとJonasから誘われて、私もSkypeとVideo Messageにて参加させてもらうことになりました。
▲主催チームの Kristina Alexanderson
▲主催チームのJonas Oberg(右)
きっかけは昨年開催されたCreative Commons Global Summit 2011。GLAMセッションにおいて、ヨーロッパの文化財団 Europeanaによるアート作品のデジタルアーカイブのオープン化プロジェクトを推進している人たちと一緒に、私はCCJPが日本の美術館と取り組んできた”CC in Museum”プロジェクトについて発表しました。
▲Global Summit2011で発表している様子
それを聞いていたKristinaがとてもエキサイティングだ!と高く評価してくれて、今回Skypeでいいから参加してほしいと言ってくれたのです。Kristinaはスターウォーズのレゴを使った独創的なシーンをつくる写真家として世界で有名で、とってもチャーミングな人柄なので私も二つ返事で参加させてもらうことにしました!
▲Kristinaの作品の例
ビデオメッセージの作成にあたっては、「ロフトワーク動画制作部」のみんなが大活躍!一緒に画コンテをつくるところから、森美術館での撮影や各種素材の準備、著作権フリーの音楽調達、編集、そしてアップロードまで、確実に進行してくれました。
途中、ハードディスク破損で撮影した映像が全てなくなってしまうという恐ろしいアクシデントに遭遇したのですが、そんな時でもこのチームは前向き。数時間、必死でデータ回復に取り組んだ後、さっと意識を入れ替えて代替策を考え始めました。
当日のSkype会議ではメンバーみんなも紹介して、「私たちが作った力作映像、どうぞ見てください〜」と挨拶をしました。
▲Skype越しにメンバーを紹介している
▲Q&Aに懸命にこたえている
クリエイティブ・コモンズがどのように展覧会に使われたのか、わかりやすく解説してあります。CCJPのイケメン弁護士 永井くんと水野くんも出演してくれています!あるので時間があるときにぜひ見てみてください!
また、森美術館で今週土曜日から始まる「アラブ・エクスプレス展」ではこのスキームが使われています。アジアで初めての大規模な現代アラブアート展。きっと驚きや感動を写真という形に残して、ブログなどでシェアしたくなる作品も多いはず。皆さま、足を運んでみてはいかがでしょう?