クライアントだったSさんが退職したのは去年の春。
高収益&人材輩出企業として有名な会社だったので、てっきり転職かと思ったら、ずっと前からの趣味だった「鉄道模型」と「葉巻」をコンセプトに銀座にバーをつくるつもりだと。
カウンターには鉄道レール(プロはレイアウト?と言うらしい)を敷いて、シュッシュッって珍しい電車の模型が走っている、そんな大人のバー「銀座 バーパノラマ」。
それなら、ということでロフトワークも、鉄道模型の販売も兼ねたウェブサイトの開発やバーの備品などのデザイン開発で協力させてもらうことにしました。
お店がオープンしたのは2004年9月。アルバイトがなかなか定着しない、といった悩みはあったようですが、検索するとひっかかるコメントも増えてきて、着実にファンを増やしているんだなと思っていました。
すると、昨日、Sさんから再び連絡が。
「2号店を作ろうと思って」
おおおー、すごいじゃないですか!
で、次のお店はどんなコンセプトなんでしょう?
「今度はマイボトルじゃないけど、マイ鉄道をキープして
お店にきたらお客様が自分の鉄道を走らせられるお店」
へぇぇ〜、マイ鉄道か。
ブランデー片手に中年男性が「マスター、俺のスーパーひたち走らせてよ」って言っちゃったりするわけですね。さすがヲタの世界は奥が深い!そしてマーケットも大きい(笑)
Sさん、サラリーマンだった時は忙しさとストレスでちょっと苦しそうでしたが、今は生き生きしています。「好きこそものの上手なれ」じゃないですが、やっぱり主義・主張に一本筋が通っていると、ちゃんとお客さんにも伝わるんですね。バーだけじゃなくてビジネスの基本のように感じました。
このブログをお読みの方も、銀座にのみにいく機会があったらぜひ寄ってみてください。とっても素敵なお店です。
Comments 4
素晴らしい!そのお店是非行きたいです。
なぜなら、私の甥は大の鉄道マニア、、、この間のJR西日本の事故でも、「あ、北近畿だ!」って、事故のことより、事故を察知して止まっていた特急の画像をみて、叫んだそうです。。。
マニアは着眼点が違う。。。そう、甥っ子の為にも是非、紹介して
頂きたいです!ちなみに
1、もけテツ(模型の収集家)
2、のりテツ(実際に鉄道にのる人)
3、とりテツ(鉄道の写真をとる人)
に別れて、本当に生粋のもけテツです、うちの甥っ子は!
点数稼ぎに、是非2号店で、マイ鉄道を走らせたい!
鉄道マニアにも分類があるんですね、可笑しい(笑) そういえば、自宅の近くでも男の人たちが5〜6人グループになって、走り去っていく世田谷線の電車をパシャパシャ撮っている光景を何回か見たことがあります。あの人たちは「とりテツ」だったんですね。
michaさん、ぜひ甥っ子さんを連れて行ってあげてください。ちなみに甥っ子さんは何歳くらいなんですか?バーに入れる歳なのかしら??
福は〜うちぃ
ご無沙汰してます。