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私たちは、私たちの歯車を回す

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東京代官山ロータリークラブの会長になりました

2014年5月に創立した代官山ロータリークラブ、通称「RCTD(Rotary Club of Tokyo Daikanyama)」。3年目になる本年度、7月1日から1年間、初代会長の遠山さんから引き継いで、私が会長を務めることになりました。

「エーーー!」 、みんなの驚きの声がここまで聞こえてきます。「忙しいのにできるの?」という心配の声。そして「ロータリークラブって年配の人たちが集まる会合ではないの?」という疑問の声。

創立当時、私たちも同じ疑問や不安を抱いていました。でもそれ以上に、好奇心がそそられていました。 ロータリーは1905年に始まり、国連よりも長い歴史を持っています。世界190か国に24,000以上のクラブがあり、120万人が参加する国際的組織です。会員ルールはとてもシンプル。会費を払う、会合に参加する、ロータリアンを購読して奉仕をすることだけ。

世界中の多忙なリーダーたちが、こんなシンプルなルールのもと、なぜ毎週、集まっているのか。一層不思議になります。 「ロータリーに対して憧れはないが、その仕組みには興味がある」、設立準備をしていた当時のメモにそう書いていました。

「新しい風」としての代官山 ロータリークラブ

2014年度のロータリー2750地区のテーマが「新しい風」。そのコンセプトに呼応するように、「ロータリアンとして大切なものは継続し、時代に応じてかわるべきところは変える」、そんなミッションを掲げて、RCTDは創立しました。ロータリアン3原則は守りつつも、既存ルールを一つずつ丁寧に判断しながら活動することを心がけています。

まず大切にしたのは、仲間づくり。代官山は、会員を増やすことを目的としていません。毎週集まるのだから、共有する価値観を大切にしたい。

「私たちのフラッグは、クラシックだけどポップ、真面目だけどキュート。 私たちは、クリエイションを愛し、人を愛します。 まずは自分たちが楽しむこと。自分たちが楽しければ、きっと世の中も楽しい。」

こんなステートメントを掲げ、国内でも例を見ない、クリエイティブなロータリークラブを作ってきました。建築家、キュレーター、ギャラリスト、プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナー、空間デザイナー、ファッションデザイナー、映像デザイナー、フードデザイナー、科学者、写真家、メークアップアーティスト、音楽家、科学者、弁護士、実業家、医者。専門性は異なりながらも、文化やデザインにかかわるメンバーがほとんど。こんなパワー溢れる仲間たちと毎週、集まれることがワクワクなのです。

ロータリーが維持してきた奉仕の精神も、積極的に学んで取り入れています。米山奨学基金や、熊本地震への寄付を通じ、中間業者を通さずに、支援したい先に直接、寄付金を届けることができるロータリーの強さを体感しました。一方、お決まりとされてきた慣習を安易に受け入れないのも、代官山ならでは。会合の始まりに「奉仕の精神」を歌うことや、ロータリアンのバッヂをつける作法は、RCTDでは見られません。「いつまでも”新しい風”気取りでいられても困ります」と小言を言われても、そこは頑として譲らないのです(笑)

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ガバナー訪問、それはロータリーの伝統と革新のぶつかりあい笑

先のわからない実験

ようやく3年目。心配していた出席率は、幸い平均6割を維持しています。出席率8割のところもあるので自慢できる数字ではないけれど、多忙なメンバーが集まって6割を維持できているのは、すごいこと。本年度は、代官山だからできることにも挑戦してみたい。本を作ろうか、トークイベントをやろうか。まだアイディアは決まっていませんが、きっと何かが生まれるはず。

遠山さんの言葉、「一生の関係になるみたいだから、気楽にやろう」を胸に、これから20年経ったときに私たちはどうなっているのかな、ここから何が生まれているのかな、そんなことを想像しながら、会長として頑張ってみます。

毎週月曜日、夕方6時半から7時半まで、代官山クラブヒルサイドで活動中。Facebookで気になる卓話を見つけて、遊びに来てください。はたまた、皆さんの地域でもロータリー、立ち上げてみてはいかがですか?

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