私が住んでいる駅の商店街には、いわゆる「町の八百屋さん」と「町の魚屋さん」があります。どちらのお店もとってもいい人たちで、通勤途中などに目があうと「こんにちは!」と挨拶しあう、ほのぼの商店街なのです。
さて、今朝は週末なので、しっかり朝ごはんつくらなきゃ!と、八百屋と魚屋に買い物にいきました。そのときふと気づいたのですが、
八百屋にはお客さんがいっぱい。
レジ前には7〜8人列になって待っている。
でも、魚屋さんにはお客が一人もいない。
現代人が魚を食べなくなったから?それもピンとこない。だって、だからといって現代人が野菜大好きというわけじゃないし、そもそも八百屋にいるの、おばちゃんばっかりだよ。
魚屋さんの品揃えが悪い?
いえいえ、そんなことはないですよ。
いっつも新鮮な魚ばかりだし、お刺身も美味しいし、
天婦羅とかひじきみたいなお惣菜もおいています。
うーーーん???
思いあったった違いたった一箇所。
八百屋さんはお店の前で元気よく「いらっしゃい〜!今日は三つ葉が安いよ、もってかない?」「こんにちは、果物美味しいのそろってるよ」と、通行人にさりげなく声をかけている。
魚屋さんはお店の中でおとなしくお客様を待っている。
いいもの売っているのは魚屋も八百屋も同じ。
人柄も両方問題ない。
でも、商売熱心=営業努力が違うってことだ。
それだけでこんなにビジネスに差がでちゃうのね・・・・。
ふと、自分の会社のことを考えてしまいました。
「いいものさえ作っていれば」「クオリティの高いサービスを提供していたら」と自己満足していて、お客さんへの営業努力を怠っていないだろうか?
頼まれたことだけをやるのではなく、プロの視点から「こんな視点でサイトを強化する必要はありませんか?」「こんなプロモーション施策は必要ないですか?」と提案しなければ、魚屋さんと一緒じゃないか。
店頭での呼び込みは、例えば顧客に定期的にメールマガジンを配信するのかもしれないし、担当営業の定期的な訪問なのかもしれない。やり方は会社によっていろいろあると思うけど、
待ちの姿勢じゃだめ
ってことを商店街から学んだ一日でした。
Comments 4
実は魚屋さんには料理屋に魚を卸すというバックグラウンドでメインのビジネスがあって店を開けているのがサイドビジネス。
そして目には見えないけど八百屋さんよりも大きな商いをしているのです。
とかね。
とかね!たしかに・・・。
メインで儲かってるからサイドビジネスは片手間よ、と。
早速今日、聞いてみます(笑)
でも、この5年で確実に「店頭でみかけるお客さんの数」は減ってるんですよ。いい人なだけに気になって。品揃えはもちろんだけど、お店に一歩足を踏み込ませる「きっかけづくり」も、大切なのかなと考えたわけです。
商店街リサーチ、第二弾へでかけてきます!
少しの違いは大きな違い
調べ物をしていて偶然見つけた株式会社ロフトワークの社長、林千
魚屋で呼び込みをすることになり、何て言えばよいのかわからないので、例を教えてほしい