京都はミュージックシティになれるのか!?|『ミュージックシティで暮らそう 音楽エコシステムと新たな都市政策』刊行記念ブックツアーin 京都トーク&ワークショップ「音楽 / 都市のエコシステム」
[Guest] Shain Shapiro (Sound Diplomacy) 、若林 恵 (黒鳥社)
文化は都市のインフラだ── 音楽で都市を変えるコンサル集団「Sound Diplomacy」の創業者シェイン・シャピロの著書『ミュージックシティで暮らそう 音楽エコシステムと新たな都市政策』(黒鳥社・7月中旬発売)の刊行を記念して行われるブックツアー。音楽を活かした都市づくりに関心を寄せる全国各地を訪ね、多様なステークホルダーと「音楽」と「都市」の可能性を探ります。7月27日(日)には京都を訪れ、現地のステークホルダーとの交流を目的としたトークイベントを、FabCafe Kyotoにて開催します。
「磔磔」や「京都メトロ」といった老舗のライブハウスやクラブを中心に、独自の音楽シーンを築いてきた京都。近年は文化庁の移転やインバウンドの増加にともない、行政を中心とした文化施策が強化されるなかで、「音楽」はどういう役割を果たしうるのでしょうか。そこで今回は、地元の音楽シーンを支えるライブハウスやレコードショップのオーナー、ミュージシャン、イベントオーガナイザー、そして行政関係者やディベロッパーを中心とした街づくりに関わる方々、メディア関係者まで、音楽ジャンルや世代の垣根を越えて、京都と文化、京都と音楽の未来を考える多様な方々に是非お集まりいただきディスカションを行いたいと考えおります。
トーク前半では、シェイン・シャピロから海外の音楽都市における先進事例を紹介。後半には黒鳥社・若林恵も加わり、会場参加のみなさまとともに、音楽を起点とした京都のまちづくりの可能性、文化と産業の共存、そして持続可能な都市モデルについて議論を深めていきます。ディスカッションの後にはネットワーキングの時間も予定しています。(共催:株式会社黒鳥社、株式会社ロフトワーク)
実施概要
日 時 : 2025年 7月27日 (日) 14:00 – 17:00 (開場:13:45)
会 場 : FabCafe Kyoto(〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554)
参加費 : ご招待の方は無料(事前の予約をお願いいたします。)
>>> お申込みはこちら
プログラム
14:00-14:40 | レクチャー
・スピーカー:シェイン・シャピロ(*英語 / 日本語での逐次通訳あり)
14:40-16:00 | ワークショップ
■ テーマ:「アーティスト支援?騒音の解消?行政のサポート?京都の音楽エコシステムに必要なこと」
・モデレーター:若林恵
・スペシャルゲスト:シェイン・シャピロ
…参加者の皆さんと一緒に音楽エコシステムを作り上げる上で足りないこと、必要なことをそれぞれの立場でお話しいただくセッションを予定しています。
16:00-17:00 | ネットワーキング・懇親会
*プログラムは予告なく変更される場合があります。
登壇者

シェイン・シャピロ|Shain Shapiro
Sound Diplomacy 創設者/エグゼクティブ・チェアマン。Center for Music Ecosystems 創設者/エグゼクティブ・ディレクター。音楽、文化、都市政策の融合における世界的ソートリーダー。都市や場所における音楽の価値について新しい考え方を定義し、それを通じて130以上の都市や場所に音楽と文化への投資を推進。都市、観光、ナイトタイムエコノミー、不動産、復興における音楽の役割について権威ある報告書を執筆。SXSWや国連世界都市フォーラムなど何百もの世界的な大会で講演し、都市における音楽の役割について史上初のTEDx講演を行う。ロンドン大学で博士号を取得。現在はイースト・ロンドンに在住。

若林 恵
黒鳥社コンテンツ・ディレクター。平凡社『月刊太陽』編集部を経てフリー編集者として独立。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社設立。著書・編集担当に『さよなら未来』(岩波書店)、『実験の民主主義:トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(宇野重規との共著/中公新書)など。2025年2月、東京・虎ノ門に書店+ギャラリーTIGER MOUNTAIN(タイガーマウンテン)をオープン。
Photo by Kaori Nishida
書籍情報
『ミュージックシティで暮らそう 音楽エコシステムと新たな都市政策』
著者 :シェイン・シャピロ
訳 :エヴァンジェリノス紋子、若林恵
定価 :本体2800円+税
発行 :黒鳥社
発売日:2025年7月16日(予定)
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文化は都市のインフラだ!
音楽を水道や電気と同じ、都市に不可欠なインフラだと考えてみよう。
そうすることで、多様な人びとが息づく都市空間を、
エコシステム=生態系として捉えることができるようになる。
音楽や文化政策について都市と協働する英国のコンサルタント会社Sound Diplomacyの創業者が解説するオルタナティブな実践!ロンドンの音楽政策立案に携わり、世界中の自治体と連携してきた著者が、ロンドン、アデレード、シドニー、オースティン、マディソン、ハンツヴィルなど多彩な都市の事例を通じて、「音楽とまちづくり」の可能性を語る。
音楽から社会システムをアップデートするミュージック・トランスフォーメーション(MX)の先駆的指南書。
自治体職員、デベロッパー、都市プランナー、コミュニティデザイナー等々、町づくりに関わる人は全員必読です。
会場アクセス
FabCafe Kyoto
■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。

