株式会社ロフトワーク、株式会社Psychic VR Lab、株式会社パルコによる共同プロジェクト「NEWVIEW(ニュービュー)」は、現在公募期間中のファッション/カルチャー/アート分野のXR(VR/AR/MR)コンテンツを募るグローバルアワード「NEWVIEW AWARDS 2022」にて、技術力不問、ワンアイデアで受賞可能なプライズ「ULTRA IDEA Prize」を新設。サンプルワークとして、同プライズの審査員を務めるカナダ・トロントを拠点とするデジタルアーティストNick den Boerと、「無駄づくり」をテーマに国内外で活躍をするコンテンツクリエイター藤原麻里菜の作品を公開しました。

また、AR制作未経験者に向けた、ARコンテンツ制作ワークショップを9/29(木)、9/30(金)に開催します。

 

Nick den Boer、藤原麻里菜が制作したシンプルかつユニークなAR/VRコンテンツ

体験時間の目安は15秒。作り込みはできるだけシンプルに。ユニークなアイデアと表現で、心を動かした作品を評価する「ULTRA IDEA Prize」は、XRにこれから取り組む / 取り組み始めたばかりの人にも、挑戦の機会を与えるものです。

Nick DenBoer、藤原麻里菜ともにサンプルワークでは、3Dモデルを配置し、簡易なアニメーションをつけただけのシンプルな作りながら、AR/VRの特性を活かしたユニークな体験をもたらすアイデアとなっています。

制作は、あらゆる表現フィールドのアーティストに空間表現の場を提供するVR/AR/MRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」(https://styly.cc)を使用しました。

このサンプルワークに触発され、自由奔放なアイデアの作品が生み出されることを期待しています。

藤原麻里菜 「顔をハメてもその様子を誰もみることができない顔ハメパネル」(AR)

https://youtube.com/shorts/NXlC1bYnUNw

いつでも、どこでも沖縄に行った気分になれる顔ハメパネル。ただ、その顔をハメている様子は本人だけでなく、周りの人も見ることができません。

▼以下リンクよりご体験いただけます。
https://gallery.styly.cc/scene/f37bc28b-3e45-468d-8d01-8d2d93be3856

※AR体験には「STYLY」アプリのダウンロードが必要です。Google Play | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.psychicvrlab.stylymr

App Store | https://apps.apple.com/jp/app/styly/id1477168256

<STYLYを使ってみての感想>
とても簡単で直感的に操作ができました。3Dモデルやアニメーション・インタラクションを付与できるModifier(モディファイア)の機能も豊富なので、ARのアイデアをぱっと作るのにオススメです!

<まだ、AR/VRの作品作りをしたことがない方へメッセージ>
ARは現実世界を自分の好きなように改造できちゃうテクノロジーです。VRは自分の好きな空間を作り上げることができます。どちらも難しそうですが、ぜひSTYLYを使って挑戦してみてください!

藤原 麻里菜
コンテンツクリエイター / 文筆家 / 株式会社無駄 代表取締役社長

頭の中に浮かんだ不必要な物を何とか作り上げる「無駄づくり」を主な活動とし、YouTubeを中心にコンテンツを広げている。
2013年からYouTubeチャンネル「無駄づくり」を開始。現在に至るまで200個以上の不必要なものを作る。2016年、Google社主催「YouTubeNextUp」に入賞。2018年、国外での初個展「無用發明展- 無中生有的沒有用部屋in台北」を開催。25,000人以上の来場者を記録した。2020年 Forbes Japanが選ぶ「世界を変える30歳未満」30 UNDER 30 JAPANに選出される。青年版国民栄誉賞TOYP会頭特別賞受賞。

Nick den Boer

「SELF CLEANING TOILET(自洗式トイレ)」(AR / VR)

https://youtube.com/shorts/FahtnZwXK6A

ポータブルでありながら、恐ろしい公衆トイレ体験。トイレをどこにでも持ち運び、どんな空間でも自分専用のトイレにしてしまうことができるAR実験です。


▼以下リンクよりご体験いただけます。
AR ver
https://gallery.styly.cc/scene/b0c712b8-8d4c-4cfe-b692-7cc86ade1ce6

VR ver
https://gallery.styly.cc/scene/439df68e-6e29-4ca3-bc6a-a720bbb12eff

「REVERSE EVOLUTIUON (逆方向の進化)」(AR)

https://youtube.com/shorts/tCtXUApKLDI

ヒトとイルカのハイブリッドな生物がぐるぐる走り回ります。イルカを追いかける友達を撮影するもOK、自分でカメラを持って追いかけるもOK。このイルカは、水生動物から哺乳類への逆方向の進化をあらわしています。

▼以下リンクよりご体験いただけます。

https://gallery.styly.cc/scene/01495045-96f7-4205-8fd3-b94d7cc0220c

 

<STYLYを使ってみての感想>
STYLYの使い方はとても簡単で、マニュアルもとてもわかりやすかったです。多くの素晴らしい機能と、ユーザーインターフェースも優れています。簡単なので、初心者でもすぐに使い方が分かると思います。
照明や環境を追加する際に、ライティングレベルを調整するのが少し難しかったですが、試行錯誤した結果うまくいきました。

<まだ、AR/VRの作品作りをしたことがない方へメッセージ>
楽しみながらチャレンジしてください。 Blenderなどのアプリは無料で使えて、基本的な3Dモデリング、アニメーションのやり方については、素晴らしいチュートリアルがオンライン上にたくさんあります。私はいつもまずアイデアを思いつき、それを実現するために作業を進める中で、ソフトウェアを学んでいきます。
何でも実現可能ですが、複雑なシーンよりも、シンプルで優れたアイデアの方がより効果的なこともあります。

Nick den Boer
ディレクター / アニメーター / デジタルアーティスト

カナダのトロントを拠点に活動する、ディレクター、アニメーター、デジタルアーティスト。
ビデオリミックスとアニメーションを組み合わせた独自のスタイルを確立し、オンラインブランド “Smearballs “を展開しています。コナン・オブライエンのライター兼ビットクリエイターとして、番組の人気カルチャー・コーナーのプロデュースと編集に携わり、そのスキルを磨きました。画期的な短編映画「The Chickening」(スタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」の鶏パロディ)は、TIFFやサンダンスなど世界中の100以上の映画祭のスクリーンを飾りました。その確かなスタイルは、他の多くの作品にも生かされています。受賞歴のあるオールドスパイスやKFCの広告、デッドマウスやフライング・ロータスのミュージックビデオやツアー映像、数えきれないほどのテレビ番組、映画、ウェブ、VRプロジェクトの監督・制作を手がけています。特に最近では、NFTの分野でその名を轟かせ、自身のアートワークを販売するとともに、ビープル、マドンナ、エリック・アンドレ、ウータン・クランなどと画期的なNFTプロジェクトでコラボレーションを行い、成功を収めています。

AR制作未経験者に向けた、ARコンテンツ制作ワークショップを開催

STYLYの基本的な使い方を学び、アイデアの企画を考え、作品の制作(プロトタイピング)まで行うワークショップを9/29(木)、9/30(金)に開催します。ARに興味はあるけど、作り方がわからないという方はぜひご参加ください。ワークショップで制作した作品はそのまま、NEWVIEW AWARDS 2022に応募いただけます。

日時

第一回:2022年9月29日(木) 19:00~21:00

第二回:2022年9月30日(金) 19:00~21:00

※両日とも内容は同じ

場所
オンライン(ZOOM)
申し込みフォーム
https://peatix.com/event/3360947
申し込み期限

第一回:2022年9月29日(木) 12:00

第ニ回:2022年9月30日(金) 12:00

ULTRA IDEA Prize概要

応募作品条件

「STYLY」(https://styly.cc)で作られた作品であり、およそ15秒の体験で心を動かす作品であること。STYLYに搭載されているギミックを使った、シンプルかつ巧みなXR表現のアイデアが評価されます。

受賞特典

受賞者には、今後の作品制作支援金として$ 2,000 USDが与えられるほか、より深くXRの表現と技術を学ぶ「NEWVIEW SCHOOL」2023年度講座を受けることができます。
※ NEWVIEW SCHOOLの受講地域(日本、カナダ、イギリス、台湾など)は、受賞者と相談して決定。

審査員

deadmau5やFlying Lotusなど著名アーティストのMVやツアービジュアル、数えきれないほどのテレビ番組、映画、VRプロジェクトの監督・制作を手掛ける、カナダのトロントを拠点に活動するデジタルアーティストNick den Boerが審査を担当します。

応募方法

本PRIZEは審査員による評価だけでなく、SNSでの反応も評価の対象となるため、AWRD.comでの応募に加え、必ずTwitterまたはInstagramにて「#NEWVIEWAWARDS2022」 をつけて、以下を含む形で投稿ください。

  • 作品名
  • 作品キャプチャ動画または画像
  • 作品URL(STYLY上で「Publish」を行い、作成されるシーンのURL)
  • 作品説明 / コメント(任意)

 

NEWVIEW AWARDS 2022概要

ファッション/カルチャー/アート分野のXR(VR/AR/MR)コンテンツを募るグローバルアワード「NEWVIEW AWARDS 2022」

本アワードは、すべてのアーティスト・クリエイターが3次元の空間表現を手にする近未来に先駆け、新たな表現やカルチャー/ライフスタイルを追求し、「超体験のデザイン」を牽引する次世代アーティスト・クリエイターを発掘・発信することを目的としています。過去4年間で世界17ヶ国から計774作品のエントリーがあり、現在XRシーンで活躍する才能の輩出に寄与してきました。

5周年となる今年のテーマは「Create a Melting Reality」。リアルとバーチャルが物理的 / 感覚的に溶け合うような表現や体験、さらには既存の文化をアップデートし得る作品を募集します。

古今東西、多種多様なカルチャーが世界中から集積するTOKYO / SHIBUYAをフィールドに、受賞アーティストが次世代のXR表現に向けた実践をできる支援を実施。近未来、世界主要都市をアーティストの手でリアルメタバース化していく実験を仕掛けていきます。

WEBページ
(日本語)https://newview.design/awards/
(英語) https://newview.design/en/awards/
(中国語(繁体字))https://newview.design/tc/awards/

主催:NEWVIEW PROJECT     

NEWVIEWについて

3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティーとして2018年1月始動。多様なジャンルのアーティストと実験的作品を仕掛け、新たな表現を社会提示する活動のほか、「NEWVIEW AWARDS」、XRを総合芸術として学ぶアートスクール「NEWVIEW SCHOOL」を展開し、次世代クリエイターの発掘・育成・交流・発信を行っています。

NEWVIEW AWARDSの過去実績

NEWVIEWプロジェクト主催のファッション/カルチャー/アート分野のVRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARDS」は、過去4年間で世界17ヶ国から計774作品のエントリーがあり、現在XRシーンで活躍する才能の輩出に寄与してきました。初開催した「NEWVIEW AWARDS 2018」は世界7ヶ国219作品のエントリー、第2弾の「NEWVIEW AWARDS 2019」は世界8ヶ国254作品のエントリー、AR作品も募りXRアワードとしてアップデートした第3弾「NEWVIEW AWARDS 2020」は、9ヶ国から合計145作品(AR:59作品、VR:86作品)のエントリーが。第4弾「NEWVIEW AWARDS 2021」は、15ヶ国152作品(AR:43作品、VR:97作品、MR/XR:12作品)の応募がありました。

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