
現代アートを通じた阿寒湖アイヌ文化への眼差し
初開催のAKAN AINU ART WEEKを終えて
Finished イベント終了
About
今回のイベントでは、2024年11月から12月に渡って開催された阿寒湖温泉・阿寒湖アイヌコタンを舞台としたアートの祭典「阿寒アイヌアートウィーク」を事例に、地域固有のアイヌ文化・伝統工芸と、現代アートのコラボレーションを通して、いかに地域の魅力を深化できるのかに迫ります。
北海道内有数のアイヌ文化のメッカでありつつ、伝統と革新を両立した独自の文化体系で注目される阿寒湖アイヌコタン。
今回のイベントでは、阿寒湖アイヌコタンにおける美術・工芸の変遷を紐解きながら、アーティスト・イン・レジデンスを通じてアイヌ工芸と現代アートの交流を目指した阿寒アイヌアートウィークの内容を、企画・プロデュース・運営に携わったメンバーが総括。地域文化を未来に向けて発展的に継承するためのアプローチとその可能性について語ります。
当日ご紹介するプロジェクトについて
阿寒アイヌアートウィークは、阿寒湖の大自然を舞台にアイヌ工芸と多様な背景を持つ現代アートが混じり合う約3週間。先祖やカムイへの敬意を表す木彫や刺繍、古式舞踊といったアイヌの伝統と進化を広く紹介するとともに、アイヌコタンの豊かな日常に触発されて滞在制作を行った多彩なアーティストたちの新作を披露しました。
公式Webサイト


阿寒湖アイヌコタンについて
阿寒湖アイヌコタンは、約120人が暮らす北海道内有数のコタン(集落)です。
アイヌの信仰「全てのものに魂が宿る」の意識のもと、触れ合う・つくる・食べる・受け継ぐ・解き放つ・自然と生きる、といった体験ができる場所としてアイヌの文化を発信してきました。 北海道の雄大な自然と共存し、豊かで神秘的な精神世界を築いたアイヌの文化や歴史を体感できる場所です。

関連Webサイト
こんな人におすすめ:
- アイヌ文化と接点を持ちたい企業の方
- アイヌ文化や、地域固有の伝統文化に関心を持つクリエイター・デザイナーの方
- 地域でのアートイベントを新たに立ち上げたいアート関係者
- 地域の固有価値と文脈と接続した新しい観光企画のつくりたい企業/行政の方
- カルチャー、観光、伝統工芸をトピックとして扱うメディア・ジャーナリストの方
Speaker

アイヌ工芸協同組合 / 工芸作家
秋辺 デボ
阿寒湖出身で、高校を卒業後、父に木彫りを学び、4年後父が営んでいた店の裏口に自分の店「ヌカンノ」を開店。その後、お店を継ぎ現在の「デボの店」として経営をしながら、俳優業やアイヌ舞踊のプロデュースなども手がけている。
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阿寒湖出身で、高校を卒業後、父に木彫りを学び、4年後父が営んでいた店の裏口に自分の店「ヌカンノ」を開店。その後、お店を継ぎ現在の「デボの店」として経営をしながら、俳優業やアイヌ舞踊のプロデュースなども手がけている。
ガスアズインターフェイス株式会社, 代表取締役
西野 慎二郎
1996年に新しいアートとデザインのアイデアを世界中から集める媒体として「GASBOOK」創刊。2004年に国内外のクリエイターと社会・企業を接合するプラットフォームとして同社設立。2006年より東京 西麻布で「CALM & PUNK GALLERY」を運営している。アートの複合施設「GASBON METABOLISM」を2022年8月に始動させた。
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1996年に新しいアートとデザインのアイデアを世界中から集める媒体として「GASBOOK」創刊。2004年に国内外のクリエイターと社会・企業を接合するプラットフォームとして同社設立。2006年より東京 西麻布で「CALM & PUNK GALLERY」を運営している。アートの複合施設「GASBON METABOLISM」を2022年8月に始動させた。
アーティスト
山口みいな
1996年東京都生まれ。2021年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域を修了。折りたたんでコンパクトになるドローイングや、光や時間、空気などを活用したエフェメラルな作品を通じて、私たちが生活する空間に適した新しい絵画のありかたを提示するアーティストである。
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1996年東京都生まれ。2021年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域を修了。折りたたんでコンパクトになるドローイングや、光や時間、空気などを活用したエフェメラルな作品を通じて、私たちが生活する空間に適した新しい絵画のありかたを提示するアーティストである。
アーティスト
木下真紀
1995年生まれ。在日韓国人の父について家族・親族に聞き取り調査を行なっていた。より深い他者理解のため、複数人の視点をかけ合わせて個人像を多角的に捉えることを試みる。
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1995年生まれ。在日韓国人の父について家族・親族に聞き取り調査を行なっていた。より深い他者理解のため、複数人の視点をかけ合わせて個人像を多角的に捉えることを試みる。
株式会社ロフトワーク, バイスMVMNTマネージャー
室 諭志
京都造形芸術大学卒。元美術教師。2017年ロフトワーク入社。2022年より現職。
STYLY、株式会社パルコ、Loftworkが3社合同で立ち上げたXRの実験的プロジェクト「NEWVIEW」での企画・運営(2019〜)のほか、北海道釧路市の阿寒湖アイヌコタンを舞台としたアイヌ文化と現代美術を扱う祭典的プログラム「AKAN AINU ART WEEK」(2024)の企画・運営など
フィジカル/アナログとテクノロジー/バーチャルを横断しながらアートプロジェクトを実践。
生活者視点のサービスデザインから、新しい観光文化の創出への挑戦まで、ビジネスとアートを組み合わせた新しい価値創出を実践している。
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京都造形芸術大学卒。元美術教師。2017年ロフトワーク入社。2022年より現職。STYLY、株式会社パルコ、Loftworkが3社合同で立ち上げたXRの実験的プロジェクト「NEWVIEW」での企画・運営(2019〜)のほか、北海道釧路市の阿寒湖アイヌコタンを舞台としたアイヌ文化と現代美術を扱う祭典的プログラム「AKAN AINU ART WEEK」(2024)の企画・運営など
フィジカル/アナログとテクノロジー/バーチャルを横断しながらアートプロジェクトを実践。
生活者視点のサービスデザインから、新しい観光文化の創出への挑戦まで、ビジネスとアートを組み合わせた新しい価値創出を実践している。

株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター
平井 真奈
東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。卒業後、制作会社に入社し地域活性化や社会課題解決を目的とした事業プロデュースユニットの立ち上げに参加。地元・北海道で林業の未活用資源を用いた広葉樹のプロダクトブランドの立ち上げや、写真家としても活動し、国内外で展示を行う。アートとクリエイティブを通じて社会課題の解決や文化拡張を目指していきたいと思いロフトワークに入社。趣味はお散歩と植物を愛でること。
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東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。卒業後、制作会社に入社し地域活性化や社会課題解決を目的とした事業プロデュースユニットの立ち上げに参加。地元・北海道で林業の未活用資源を用いた広葉樹のプロダクトブランドの立ち上げや、写真家としても活動し、国内外で展示を行う。アートとクリエイティブを通じて社会課題の解決や文化拡張を目指していきたいと思いロフトワークに入社。趣味はお散歩と植物を愛でること。Program
- 17:45-18:00
-
開場 / 受付
- 18:00-18:10
-
イントロダクション
- 18:10-18:35
-
キーノートセッション「文化交流とアートがひらく地域の固有価値」
- 西野 慎二郎(ガスアズインターフェイス株式会社 代表取締役)
- 19:00-19:10
-
休憩
- 19:10-19:40
-
パネルディスカッション
- 秋辺 デボ(アイヌ工芸協同組合 / 工芸作家)
- 西野 慎二郎(ガスアズインターフェイス株式会社 代表取締役)
- 山口 みいな(アーティスト)
- 木下 真紀(アーティスト)
- 室 諭志(株式会社ロフトワーク, バイスMVMNTマネージャー)
- 19:40-19:55
-
質疑応答
- 19:55-20:00
-
クロージング
- 20:00-21:00
-
交流
Outline
- 開催日
-
2024年3月11日(金)18:00-21:00
- 参加費
-
無料
- 場 所
-
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピアビル1階 FabCafe Tokyo >>Map
- 定 員
-
30名
- 主 催
-
株式会社ロフトワーク
- ご注意
-
- 申込多数の場合、抽選となる可能性があります。
- 当日のイベントの様子は記録用として撮影・録画させていただきます。
- 記録内容は、後日公開するレポートなどに掲載させていただく場合がございます。
- イベント内容の都合上、競合他社の方のお申し込みはお断りさせていただく場合がございます。
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
Access
FabCafe Tokyo