株式会社Psychic VR Lab(東京都新宿区)、株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区)、株式会社ロフトワーク(東京都渋谷区)による共同プロジェクト「NEWVIEW(ニュービュー)」は、現在公募中のxRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARDS 2020」に加わる新たな4つのPrizeを発表しました。

今回新たに加わったPrizeは、「NEWVIEW AWARDS 2020」の審査員長を務める宇川直宏氏が主宰する5G時代の動画配信プラットフォーム「SUPER DOMMUNE」によるPrize、テクノロジーアートの祭典「Media Ambition Tokyo」によるPrize、映像・音楽・書籍・イベントなどのエンタメやマルチアングル映像などの5Gコンテンツが充実するサービス「auスマートパスプレミアム」によるPrize、宮崎県北地域がエリアのケーブルテレビ局「ケーブルメディアワイワイ」によるPrizeの4つ。いずれも受賞アーティストに今後の活躍のフィールドを提供する内容になります。

SUPER DOMMUNE Prizeは、番組化権利

SUPER DOMMUNE Prizeは、SUPER DOMMUNEでの番組化の権利を提供します。対象は「XR時代のLIVE体験を更新する作品!! ポストパンデミック時代の音楽体験を誘発する作品!!」で、Prizeオーナーである宇川氏が選出します。

テクノロジーアートの祭典「Media Ambition Tokyo」で展示できるPrize

「Media Ambition Tokyo Prize」は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケース「MediaAmbition Tokyo」での作品展示の権利を付与するもの。未来を創造するテクノロジーの可能性を東京から世界へ提示する祭典で、自身のクリエイションをアピールすることができます。

「auスマートパスプレミアム Prize」は、サービス上で 受賞作品が特集紹介される特典

「auスマートパスプレミアム Prize」は、会員数1,500万人以上を誇るauスマートパスにて公開されるNEWVIEW AWARDS特集内で、受賞作品がトップ掲載&フォーカス紹介される特典。auスマートパスでは12月にNEWVIEW AWARDS受賞作品の特集ページを公開し、auスマートパス関係者の皆さまが受賞作を選出する仕組みです。

「WaiWai Prize」は、2022年冬にオープン予定の 映像エンターテイメントラボでの新作展示権利

「WaiWai Prize」は、宮崎県北エリアのケーブルメディアワイワイが提供するPrizeです。2022年冬に宮崎県延岡駅前に新設する、映像のエンターテイメントラボスペースでのこけら落とし展示作品アーティストに選出するもので、新作の制作費および現地滞在費用として40万円を支援します。

NEWVIEW AWARDS 2020 概要

募集対象

アーティストに空間表現の場を提供するVR/AR/MRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を使って制作・公開されたVR/ARコンテンツ作品が対象です。制作プロセスにおいてSTYLY以外のツール(3DCG、ゲームエンジン、DAW etc.)を使用することは構いません。すでに発表済みの作品も応募可能です。  

STYLY オフィシャルサイト:https://styly.cc/

賞について

  • ゴールド / Gold Prize (1作品) 賞金 20,000USD
  • シルバー / Silver Prize (3作品) 賞金 5,000USD
  • PARCO Prize (1作品)PARCOとコラボ作品を制作し、PARCOに展示する権利
  • SUPER DOMMUNE Prize(1作品) SUPER DOMMUNEでの番組化権
  • Media Ambition Tokyo Prize(1作品) Media Ambition Tokyoでの展示権
  • auスマートパスプレミアム Prize(1作品) auスマートパス、NEWVIEW AWARDS特集内でのトップ掲載&フォーカス紹介
  • WaiWai Prize(1作品) 2022年冬にオープン予定の映像エンターテイメントラボでの新作展示権

※その他賞は決まり次第順次発表

スケジュール

  • 募集期間:2020年8月3日(月)12:00~ 2020年11月2日(月)12:00(日本時間正午)
  • 一次審査結果発表(ファイナリスト約25作品選出予定):2020年11月中旬
  • ファイナリスト作品展示・授賞式:2020年12月予定
  • 最終審査結果発表:2020年12月予定

審査員長

宇川直宏 / 現在美術家(DOMMUNE)

1968年生まれ。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/大学教授/文筆家そして”現在美術家”など、幅広く極めて多岐にわたる活動を行う全方位的アーティスト。1980年代末にグラフィックデザイナー/映像作家として頭角を表し、2001年ニューヨークのMoMA PS1での「Buzz Club: News from Japan」、ロンドンのBarbican Art Galleryでの「JAM: Tokyo-London」に参加して以来、国内外の数多くの現代アートの展覧会で作品を発表。2010年3月、突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続けている。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの”現在美術作品”と位置づける。これまでDOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌、佐渡島…と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。2019年11月22日、渋谷PARCO9階のクリエイティヴスタジオに移転。そして2020年開局10周年を経て、第二章に向けて5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図り、ファイナルメディア『DOMMUNE』の進化形態『SUPER DOMMUNE』へと進化した。

審査員 (順不同)

真鍋大度 / アーティスト・インタラクションデザイナー・プログラマ・DJ

東京を拠点に活動するアーティスト、インタラクションデザイナー、プログラマ、DJ。2006年Rhizomatiks 設立、2015年よりRhizomatiksの中でもR&D的要素の強いプロジェクトを行うRhizomatiks Researchを石橋素氏と共同主宰。身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。2020年6月には監督を務めたSquarepusherのMV「Terminal Slam」がPrix Ars Electronica 2020、Computer Animation部門にてHonorary Mentionを受賞。

和田彩花 / アイドル

1994年8月1日生まれ。群馬県出身。アイドル。2009年4月アイドルグループ「スマイレージ」(後に「アンジュルム」に改名)の初期メンバーに選出。リーダーに就任。2010年5月「夢見る15歳」でメジャーデビューを果たし、同年「第52回日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞。2019年6月18日をもって、アンジュルム、およびHello! Projectを卒業。アイドル活動を続ける傍ら、大学院でも学んだ美術にも強い関心を寄せる。特技は美術について話すこと。特に好きな画家は、エドゥアール・マネ。好きな作品は《菫の花束をつけたベルト・モリゾ》。特に好きな(得意な)美術の分野は、西洋近代絵画、現代美術、仏像。趣味は美術に触れること。

デイヴィッド・オライリー / マルチディシプリン・アーティスト

デイヴィッド・オライリーはロサンゼルスを拠点に活動するマルチディシプリン・アーティスト。独立系アニメーターとしてキャリアをスタートさせ、『Please Say Something』や『The External World』など数々の賞を受賞した短編映画を制作。『アドベンチャー・タイム』や『サウスパーク』などのテレビ番組の脚本を手がけ、スパイク・ジョーンズ監督のアカデミー賞受賞作「Her」では架空のビデオゲームを制作。象徴的なゲーム『Mountain』や、アラン・ワッツがナレーションを担当した宇宙シミュレーションゲーム『Everything』の生みの親でもある。最近の作品では、物語性のあるARフィルターを制作し、Instagramで10億回以上の視聴を獲得している。

ルー・ヤン/ アーティスト

ルー・ヤン(中国、上海生まれ)は、上海を拠点に活動するマルチメディア・アーティスト。死、アンドロジニー、ヒステリー、実存主義、スピリチュアルな神経学などが、ルーの耳障りな、時に病的な空想の源となっている。アニメ、ゲーム、SFなどのサブカルチャーからもインスピレーションを得て、3Dアニメーション、没入型ビデオゲームのインスタレーション、ホログラム、ライブパフォーマンス、バーチャルリアリティ(VR)、コンピュータプログラミングなどのメディアを通して、空想を探求している。制作を始めて以来、科学者、心理学者、パフォーマー、デザイナー、実験的な作曲家、ポップミュージックのプロデューサー、ロボット工学研究所、著名人などとのコラボレーション多数。これまでに、UCCA(北京)、MWoods(北京)、CCC Foundation(上海)、Spiral(東京)、福岡アジア美術館(福岡)、Société(ベルリン)、MOCA Cleveland(オハイオ州クリーブランド)などで展覧会を開催。2012年&2018年上海ビエンナーレ、2018年アテネビエンナーレ、2016年リバプールビエンナーレ、2016年国際デジタルアートビエンナーレ(モントリオール)、中国パビリオン、第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ、2014年福岡トリエンナーレなど、数々の国際ビエンナーレやトリエンナーレに参加。2019年、同氏は第8回BMW Art Journeyの受賞者となり、Lu Yang Digital Reincarnationプロジェクトを立ち上げた。

ジェシー・ダミアーニ / ライター、プロデューサー、キュレーター

ジェシー・ダミアーニは、サザンニューハンプシャー大学新興技術学部の副部長、VRScoutの編集長、フォーブスの寄稿者、Nxt Museumのシミュレーション・リテラシーズ担当ディレクターを務める。また、Adweek、Billboard、Quartz、The Verge、Wiredなどの新興メディアに掲載実績がある。マイクロソフトのSocialVRプラットフォーム、AltspaceVRのトークショー「TECH TOCK」のホストも務める。Games For ChangeのXRサミット「XR For Change」のキュレーターを務め、さらにsp[a]ce galleryで開催されたXRアート展「SPATIAL REALITY」のキュレーター/プロデューサー、LA Art Showの「VIRTUAL FUTURES」のLACMAとの共同キュレーター、「SIM-CINEMA」でのFLOATおよびWevrとの共同キュレーターを担当。

トン・ヴァン・グール / STRPディレクター

オランダのアイントホーフェンを拠点とするSTRPのディレクター。STRPは、フェスティバルと小規模な一連の文化イベントからなり、フェスティバルは新作を中心とした国際的な展覧会、トークや対話、音楽やパフォーマンス、教育的なプログラムで構成されている。2021年のテーマは「We All Are Asteroids(我々は小惑星だ)」で、人間もそうでない生き物も、大きなシステムの中でつながっているというメッセージを発信。STRPはプログラムを通じて、批判的かつ楽観的な態度に基づいて、未来のための新しいシナリオを開発することを目指している。アートは常に私たちのプログラムの中心にあり、私たちの想像力を刺激し、高めてくれるだけでなく、大きな社会問題や、テクノロジーが個人や社会に与える影響について考えるという試練を与えてくれると考えている。
同氏は以前、ハイブリッド・アートスペースであるMUのディレクター兼キュレーター、プロモーター、小さいながらも著名なライブミュージッククラブであるDe Effenaarのディレクターを務めていた。また、物語を伝えるための新しいプラットフォームに関する研究プログラムであるVPRO Medialabの編集長も務めた。

ケンミン・リュー / Bito創業者・クリエイティブディレクター

Bitoの創設者兼クリエイティブディレクターであり、Red Dot、iFを受賞。世界最高のデザイン賞であるADC賞で4回受賞しており、世界的なモーションデザインのアイコン的存在となっている。
また、ADC、D&AD、iFデザイン、レッドドット、テリー賞などで金賞を受賞し、コミュニケーションアートのイラストレーション部門でも1位を獲得。ゴールデンスポット賞、第28回ゴールデンメロディ賞では5年連続でビジュアルコーディネーターを歴任。Liuは9年間ニューヨークに住み、その間に世界初のモーションデザインの先駆者の一人として活躍。その作品は50以上の世界の映画祭で賞を受賞し、ニューヨークのTED本部でも上映された。2017年にはメディアから「台北世界大会監督」に選出され、2020年には「写真の形をデザインで覆し、台東のブランドイメージを再構築した」と評価された台東のイメージをテーマにした映画で日本のグッドフィルム賞を受賞。現在はブランドイメージのリブランディング、大規模式典のビジュアルコーディネート、五感を使った体験デザインに力を入れている。 ディズニー、メルセデス・ベンツ、BMW、Netflix、アップル、フライターグなどの国際的なブランドに加え、台湾のDNAを探求し、デザインの力を駆使して、都市のイメージと台湾のブランドを再構築することに深くコミットしている。

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パートナー

メディアパートナー

サポーター

主催:NEWVIEW PROJECT 

NEWVIEWについて

3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティーとして2018年1月始動。多様なジャンルのアーティストと実験的作品を仕掛け、新たな表現を社会提示する活動のほか、「NEWVIEW AWARDS」、xRを総合芸術として学ぶアートスクール「NEWVIEW SCHOOL」を展開し、次世代クリエイターの発掘・育成・交流・発信を行っています。
Web:https://newview.design/

NEWVIEW AWARDSの過去実績

NEWVIEWプロジェクト主催のファッション/カルチャー/アート分野のVRコンテンツアワードとして初開催した「NEWVIEW AWARDS 2018」は世界7ヶ国219作品のエントリー、第2弾の「NEWVIEW AWARDS 2019」は世界8ヶ国254作品のエントリーが集まりました。過去2回はVR作品のみを対象としていましたが、年々規模が拡大、作品の質も向上しています。
Web:
NEWVIEW 2018
(英語) https://newview.design/en/awards/2018/
(日本語)https://newview.design/awards/2018/
NEWVIEW 2019
(英語) https://newview.design/en/awards/2019/
(日本語)https://newview.design/awards/2019/

NEWVIEW SCHOOLについて

「体験デザイン」としての総合芸術=xRを学ぶあたらしい表現の学校が「NEWVIEW SCHOOL」。2019 年6月に東京と京都で開講しました。2020年7月開講の第2期は、すべてのカリキュラムをオンライン化し、国内外の40名が「NEWVIEW AWARDS 2020」の卒業制作に向けて学びと実践を重ねています。今期は一部カリキュラムを共有する台北校もスタートし、世界へ活動を広げています。
Web:https://newview.design/school/

お問い合わせ

NEWVIEW AWARDS 2020 事務局(担当:原、尾方) info@newview.design

プレスリリースや画像素材入りのプレスキットは、以下よりダウンロードください。

https://bit.ly/3lgMtD6

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Culture Executiveの岩沢エリが登壇