官公庁からの受託プロジェクト・補助金事業における規程
第1章 総則
第1条 この規程は、株式会社ロフトワーク(以下「当社」という。)が官公庁から受託するプロジェクト又は補助金事業(以下「受託事業」という。)の実施にあたり、人件費の算出に適用する単価、謝金及び会議費に関して必要な事項を定めることを目的とする。
第2条 この規程は、当社が受託する全ての受託事業に適用する。
第2章 謝金
第3条 受託事業の遂行にあたり、当社外の有識者、アドバイザー、審査員その他の外部専門家(以下「外部専門家等」という。)に対し、講演、審査、会議出席、インタビューへの参加その他の業務を依頼する場合の謝金は、4万円/日を目安とし、5万円/日を上限とする。
2 前項の規定にかかわらず、依頼する業務の内容、専門性及び市場相場に照らし、上限額を超える金額が妥当であると上長が事前に承認した場合は、当該金額を謝金として支払うことができる。
第3章 会議費
第4条 受託事業に関連する会議において、当社外の出席者に提供する飲食物の費用は、以下の金額を目安とする。
| 費目 | 基準額(1人あたり) |
|---|---|
| 菓子代 | 300円程度 |
| 飲料代 | 600円程度 |
| 弁当代 | 1,800円程度 |
2 前項の飲料代には、アルコール飲料を含まない。
第4章 人件費
第5条 受託事業の実施に必要な人件費は、当該事業に従事する役職員の人件費単価に基づき算定する。
2 人件費単価は、当該受託事業に従事する役職員の職位に応じて、別表第1に定める金額を用いる。ただし、業務の内容によっては、従事する可能性のある最も下位の職位の者の単価を用いる場合がある。
3 人件費の額は、当該受託事業に従事する人日又は時間に人件費単価を乗じて得た額とする。
第6条 別表第1に定める人件費単価は、当該職位に該当する役職員の給与、法定福利費(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・労働災害補償保険料の事業者負担分)その他の実費を基礎として算出した時間単価を設定する。
第7条 人件費のほか、旅費、物品費その他受託事業の実施に必要な経費については、原則として予想される実費により算定する。
第8条 受託事業の契約額は、この規程に基づき見積る額による。
2 当該受託事業を委託又は発注する者の事情により、この規程に基づき見積る額により契約を締結することができない場合は、委託者又は発注者と当社との間で協議するものとする。
- 1 この規程は、平成28年4月1日から施行する。
- 2 令和5年3月1日付で別表第1の単価を改定する。
- 3 令和8年4月1日付で別表第1の単価及び職位体系を改定する。本改定は、近年の物価上昇及び人件費上昇に伴い、各職位の役職員の給与・賞与・法定福利費等の実績額が上昇したことを踏まえ、適正な実費水準へ是正するとともに、業務内容・専門性・経験水準に応じた職位区分をより実態に即した形に細分化するものである。
- 4 この規程は、当社ウェブサイト(https://loftwork.com/)において公表する。
別表第1 人件費単価表
第5条関係
| 職位 | 1日単価(8時間) | 1時間単価 |
|---|---|---|
| 代表取締役 | 304,000円 | 38,000円 |
| 取締役 | 272,000円 | 34,000円 |
| エグゼクティブ | 240,000円 | 30,000円 |
| 事業責任者 | 240,000円 | 30,000円 |
| バイスマネジャー | 200,000円 | 25,000円 |
| チーフスタッフ | 184,000円 | 23,000円 |
| シニアスタッフ | 153,600円 | 19,200円 |
| リードディレクター | 153,600円 | 19,200円 |
| プロデューサー | 134,400円 | 16,800円 |
| テクニカル・ディレクター | 134,400円 | 16,800円 |
| クリエイティブ・ディレクター(D5) | 134,400円 | 16,800円 |
| クリエイティブ・ディレクター(D4) | 115,200円 | 14,400円 |
| クリエイティブ・ディレクター(D3) | 96,000円 | 12,000円 |
| クリエイティブ・ディレクター(AD2) | 67,200円 | 8,400円 |
| クリエイティブ・ディレクター(AD1) | 48,000円 | 6,000円 |
| スタッフ | 67,200円 | 8,400円 |
別紙第2(参考) 外部基準との比較による単価妥当性の検証
※ 本別紙は参考資料であり、単価の主たる根拠は第6条に定める実費に基づく算出による。
1 国土交通省「設計業務委託等技術者単価」(令和7年度)との比較
国土交通省が毎年度公表する設計業務委託等技術者単価は、官公庁の受託業務における人件費積算の事実上のベンチマークである。同単価は「直接人件費」のみを示しており、実際の発注額にはこれに加え技術経費及び諸経費が積み上げられる。最終請求額は基準日額の概ね2.0〜2.5倍となる。
| 国交省 職種 | 国交省 基準日額 | 諸経費込み想定(×2.0〜2.5) | 当社 対応職位 | 当社 日額 |
|---|---|---|---|---|
| 主任技術者 | 88,600円 | 177,200〜221,500円 | エグゼクティブ/事業責任者 | 211,200円 |
| 技師長 | 77,500円 | 155,000〜193,750円 | チーフスタッフ〜バイスマネジャー | 172,800〜192,000円 |
| 主任技師 | 66,900円 | 133,800〜167,250円 | シニアスタッフ | 153,600円 |
| 技師(A) | 59,600円 | 119,200〜149,000円 | テクニカルD〜プロデューサー | 124,800〜134,400円 |
| 技師(B) | 48,500円 | 97,000〜121,250円 | クリエイティブ・ディレクター | 105,600円 |
| 技師(C) | 40,300円 | 80,600〜100,750円 | スタッフ | 57,600円 |
2 JICAコンサルタント等契約における報酬単価(2025年度)との比較
独立行政法人国際協力機構(JICA)が定めるコンサルタント報酬単価は、官公庁系の人件費基準として最も高水準な部類に属する。
| JICA格付 | JICA月額 | 日額換算(20日) | 当社 対応職位 | 当社 月額換算(20日) |
|---|---|---|---|---|
| 特号 | 5,452,000円 | 272,600円 | 代表取締役 | 4,992,000円(249,600円/日) |
| 1号 | 4,769,000円 | 238,450円 | 取締役 | 4,608,000円(230,400円/日) |
| 2号 | 4,117,000円 | 205,850円 | エグゼクティブ/事業責任者 | 4,224,000円(211,200円/日) |
| 4号 | 2,985,000円 | 149,250円 | シニアスタッフ | 3,072,000円(153,600円/日) |
| 5号 | 2,480,000円 | 124,000円 | テクニカルD/プロデューサー | 2,496,000〜2,688,000円 |
| 6号 | 2,222,000円 | 111,100円 | クリエイティブ・ディレクター | 2,112,000円(105,600円/日) |
3 ITコンサルティング・クリエイティブ業界の人月単価との比較
| 業界ポジション | 市場相場(月額) | 日額換算(20日) | 当社 対応職位 | 当社 月額(20日) |
|---|---|---|---|---|
| ITコンサルタント(戦略) | 150〜200万円 | 75,000〜100,000円 | シニアスタッフ〜エグゼクティブ | 153.6〜211.2万円 |
| PM/PMO | 85〜100万円 | 42,500〜50,000円 | プロデューサー | 124.8万円 |
| シニアSE/シニアディレクター | 80〜100万円 | 40,000〜50,000円 | クリエイティブ・ディレクター | 105.6万円 |
| Webディレクター | 60〜80万円 | 30,000〜40,000円 | スタッフ | 57.6万円 |
4 総合評価
- (1)単価の算出は給与・業績連動報酬・法定福利費その他の実費に基づいており(経済産業省委託事業事務処理マニュアルの手法2と同様の考え方)、かつ当社が定める受託人件費単価規程として公表・実績化されていることから、同マニュアルの手法4(受託単価計算)の要件を満たすものである。
- (2)国交省の設計業務委託等技術者単価(諸経費込み)と概ね同水準であり、官公庁が受け入れ慣れた価格帯に収まっている。
- (3)JICA基準(官公庁系で最も高水準な部類)と比較しても、全職位でJICA基準の範囲内に収まっており、妥当な水準である。
- (4)民間ITコンサルティング・クリエイティブ業界の相場と比較して概ね同水準であり、クリエイティブ専門職としての付加価値を勘案すれば十分に説明可能な範囲である。

