EVENT トーク

社会的インパクト創出戦略の新標準「変化の理論」
システム思考で課題解決のコレクティブな活動を可能にする

Finished イベント終了

Date
2024-07-10 (Wed)
14:00-17:40
Place
ロフトワーク渋谷オフィス10階(COOOP10) MAP
Capacity
リアル会場:30名、オンライン会場:100名
fee
無料

Finished

About

国際的な注目を集める「変化の理論」

昨今、「変化の理論(Theory of Change)」(以下、ToC)という概念が注目されています。海外では国際機関、基金、財団などのプログラムへの申請の際にToCの作成添付を必須条件とすることが増加。特に、ToCはプロジェクトの計画、実施、評価において重要な役割を担っており、実際に国際連合環境計画(UNEP)などの国際機関では、ToCをプロジェクトの評価に活用することで持続可能な結果を目指しています。

ToCが注目されている理由として、公共のためのリソースをより効果的・効率的に配分する説明責任を果たす上で、また資金提供者とのコミュニケーションにおいて明確な「変化の理論」を持っているかが重要視されている点が挙げられます。

 

英国のソーシャル・シンクタンクNew Economics Foundation(NEF)のToCテンプレート

企業における「変化の理論」の意義

ToCは、経済的価値と社会的価値の両立が求められている企業においても同様に重要な概念でしょう。自社のバリューを発揮しながら社会的価値を創出するには、自分たちが目指すゴールに至るまでに、「どこに」「どのような」「どれだけの」影響を与えているのかという視点を持ち、全体の青写真を描くことが必要です。

企業活動を包括的な視点から捉え、自社を含む全ての環境やステークホルダー、そして、それらが相互的に作用する因果関係を可視化し、新しい戦略を組み立てる。その際に効果を発揮するのがToCです。

ToCを用いることで、自社の取り組む事業や活動の目的・内容を定義しながら、組織が変化を生み出すための計画を立てることが可能になります。そして誰と、どこに対して、どういった介入を行えば、経済的・社会的インパクトを最大化できるかを考えることができるのです。また、計画を立てるだけでなく、その計画の有用性を評価し、企業の枠を超えてステークホルダーとのコミュニケーションを図っていくのにも役立ちます。

変化の理論・システム思考を用いた戦略立案の方法

今回のイベントではこのToCの方法論だけではなく、具体的な実践に関する内容までを紹介します。そして、システミックな手法による計画の立案や評価に留めず、実際にどのように現実に起きている課題へアプローチしていくかを一緒に考えていく場をご提供します。一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)の事業部長として、インパクト投資の実践を通した社会課題解決手法の普及を進めている加藤有也さんをお招きします。また、株式会社ロフトワークの執行役員兼イノベーションメーカーであり、システム思考を用いて数多くの企業にソリューションを提供してきた棚橋弘季からも事例や取り組みを紹介します。

プログラムは前後半に分かれています。前半はゲストからのプレゼンテーションおよびモデレーターを加えてのクロストークをお届け、会場/オンラインのいずれの方法でも参加可能です。 後半は会場参加のみのコンテンツとして、ToCを用いて戦略を描き、実行に移していく方法についての意見交換を、ゲストのお二人を交えたミニワークと交流会を通じて行っていきます。

こんな人におすすめです

  • 企業や団体のサステナビリティ企画・運営等に関する部署や担当者
  • 企業活動の社会的インパクト創出に向けたアクションや戦略を模索している企業担当者
  • 社会的インパクト創出を目指す基金・財団・投資ファンドの方
  • 社会課題や環境課題解決に向けた取組を行う行政・自治体の方

 

GREEN×GLOBE Partnersとは

GREEN×GLOBE Partnersは、環境・社会課題解決のためにSMBCグループが2020年7月に設立した事業者コミュニティです。

『環境・社会課題解決の「意識」と「機会」を流通させる』ことを目的に、事業者に向けた情報発信や、仲間を見つけるための機会の創出など、事業者に向けた支援を行っています。

コミュニティ内外の志をともにするパートナーをつなぎ、プロジェクトの組成と推進を支援することを通して、環境・社会課題解決に必要な活動や関係者が増えていくことを目指しています。

GREEN×GLOBE Partners:https://ggpartners.jp

Speaker

加藤 有也

一般財団法人社会変革推進財団(SIIF), 事業部長/日本インパクト投資2号有限責任事業組合(通称:はたらくFUND), ディレクター

加藤 有也

株式会社講談社にて海外事業や国内外関連会社の企画、CVCの運営・スタートアップとの資本業務提携等に従事。
2019年よりSIIFに参画し、ベンチャーキャピタル型のインパクト投資ファンドであるはたらくFUNDやシステムチェンジ志向の新規インパクト投資事業など、インパクト投資の実践を通した知見作りを担当。
https://www.siif.or.jp/

詳細を見る 株式会社講談社にて海外事業や国内外関連会社の企画、CVCの運営・スタートアップとの資本業務提携等に従事。
2019年よりSIIFに参画し、ベンチャーキャピタル型のインパクト投資ファンドであるはたらくFUNDやシステムチェンジ志向の新規インパクト投資事業など、インパクト投資の実践を通した知見作りを担当。
https://www.siif.or.jp/
棚橋 弘季

株式会社ロフトワーク, 執行役員 兼 イノベーションメーカー

棚橋 弘季

芝浦工業大学卒業後、Web戦略立案、人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスなど体験のデザインへとシフト。ユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティング、新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。2013年にロフトワーク入社。クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。

詳細を見る 芝浦工業大学卒業後、Web戦略立案、人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスなど体験のデザインへとシフト。ユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティング、新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。2013年にロフトワーク入社。クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。
寺田 麻里子

株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター

寺田 麻里子

早稲田大学文化構想学部卒業。鉄道会社で再開発の事業計画やコンセプト策定に従事。ソフトを重視するまちづくりや、組織をまたいだ共創に興味を持ち、ロフトワークへ入社。現在は、岡山県真庭市発の共創事業創出プログラム「Cultivate the future maniwa」の企画運営や新規事業開発プロジェクトに携わる。信頼できるチームが目指すことを実現するために動き回ること、事業計画や収支計算の整合を取ることにやりがいを感じるタイプ。休日はゆったり過ごすことが多いが、時には過酷なキャンプで生命力を高めている。

詳細を見る 早稲田大学文化構想学部卒業。鉄道会社で再開発の事業計画やコンセプト策定に従事。ソフトを重視するまちづくりや、組織をまたいだ共創に興味を持ち、ロフトワークへ入社。現在は、岡山県真庭市発の共創事業創出プログラム「Cultivate the future maniwa」の企画運営や新規事業開発プロジェクトに携わる。信頼できるチームが目指すことを実現するために動き回ること、事業計画や収支計算の整合を取ることにやりがいを感じるタイプ。休日はゆったり過ごすことが多いが、時には過酷なキャンプで生命力を高めている。

Program

14:00-14:15
イントロダクション
株式会社三井住友フィナンシャルグループ 秋山 峻亮
株式会社ロフトワーク 川口 和真
14:15-15:00

ゲストトーク1
事例紹介「SIIFにおける事例:ToCを使った3つの社会課題テーマ
一般財団法人社会変革推進財団(SIIF) 加藤 有也

ゲストトーク2
事例紹介「社会的インパクトを生み出すためのToC
株式会社ロフトワーク 棚橋 弘季

15:00-15:40
クロストーク&質疑応答
一般財団法人社会変革推進財団(SIIF) 加藤 有也
株式会社ロフトワーク 棚橋弘季
株式会社ロフトワーク 寺田麻里子(モデレーター)
15:40-15:50
トークセッション クロージング
(オンライン参加の方は本セッションでご退出となります)
15:50-16:40
ミニワーク
16:40-17:40
登壇者と参加者のネットワーキング

Outline

開催日時
2024年7月10日(水)
トークセッション:14:00-15:50
ミニワーク+ネットワーキング:15:50-17:40(会場参加の方のみ)
開催方法
リアル会場(トーク+ミニワーク+ネットワーキング)
オンライン配信(トークのみ)
定員
リアル会場:30人、オンライン開催:100名
リアル会場

ロフトワーク渋谷 10階
住所:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア 10階
MAP:https://bit.ly/3AD6EDJ

オンライン配信
Zoomウェビナー
Youtube Live
参加費
無料
共催
株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、株式会社ロフトワーク

ご注意

  • 会場参加の申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。会場参加に関する当落結果のご連絡は7月5日(金)までにご連絡します。(申込締切:7月3日正午)
  • オンライン参加の方へのリマインドメールは、開催前日までに申し込みの際に、ご登録いただいたメールアドレス宛にお送りします。
  • 会場でご参加いただいた皆さんの写真や議論の内容は後日Loftwork.comおよびGREEN×GLOBE PartnersのWebサイトに掲載する場合があります。
  • プログラムは、予告なく変更される場合があります。
  • 本イベントの取材をご希望の方は、GGP事務局(greenglobepartners_event@loftwork.com)までお問い合わせください。

 

ACCESS

ロフトワーク渋谷
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア10階

Finished

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