ABOUT

システム思考と人類学的アプローチを取り入れたデザインリサーチの方法で、
社会的インパクトをもたらす構造を明らかにする

企業が財務的な価値だけでなく、非財務的な価値の創出も問われる時代。

自社はどのような社会的なエコシステムの循環のなかで正負双方の社会的インパクトを与えているのか、また与える可能性があるのか。System Impact Labは、様々な環境・社会課題が生まれる要因を複雑な社会システム・歴史的構造のなかの相互作用として捉えます。

そのことで問題の構造への効果的介入の糸口を探りながら、企業が大きなトランジションにつながる社会的インパクト創造をどうすればよいか。その戦略を明らかにするための一連の作業を伴走型のプロジェクトとして支援するサービスです。

社会的インパクトを生み出すために検討すること

社会的インパクトを生み出すためには、サービスやアプリケーションのように特定のユーザーやその周囲だけを対象にするのではなく、対象を取り巻く環境や社会全体を含む構造を踏まえて検討することが必要です。

このような課題を抱えている方におすすめ

  • 地域経済が停滞している中で、どの業種に重点を置いて新たな雇用機会を創出すれば効果的なのだろうか?
  • 生物多様性の問題に取り組めって言われてるけど、誰とどこから手をつければいいんだろう?
  • メンバー間で異なる利害関係がある中で、より多くの人を巻き込みながら実行に向けて動くには?

Approach

システム思考+デザインリサーチを用いたアプローチ

システム思考とは

システム思考は、物事を一つの要素ではなく、全体の中で関連し合う「システム」として捉えるアプローチ。個々の要素だけでは見えにくい関係性や因果関係を把握し、問題の根本的な構造や、影響がどこに及んでいるかを明確にします。

システム思考とデザインリサーチの組み合わせでより本質的な社会的インパクトを創出する

システム思考を私たちが長年取り組んできた、人を起点として具体的な現場や利用者の視点からインサイトを得るための手法であるデザインリサーチと組み合わせることで、システム全体と個々の人々の視点の両面から多角的に物事を捉え、より本質的で効果的な社会的インパクトの創出が可能となります。

Process

多角的な視点から問題の構造を可視化し、効果的な介入ポイントを示すことで、関係者の協力を得ながら持続可能な解決策を導き出します。

STEP1)リサーチ・課題分析

人類学的アプローチを取り入れたデザインリサーチで問題の構造を把握するための情報を収集し、システム思考のループ図を使って、社会・環境問題の原因や負のインパクトを可視化します。
その後、どのように介入すれば負のインパクトを正のインパクトに変えられるか、同じくループ図で再設計します。

STEP2)ロードマップ作成

「変化の理論(Theory of Change)」の手法を用いて、インパクト創出のための戦略をロードマップとして可視化します。
また、戦略の要素となる各施策についても検討し、基本的なデザインに落とし込みます。
すぐに次のアクションに動けるよう、具体的な実行プランを3つ程度作成します。

STEP3)ビジュアライズ

検討した社会的インパクト創出のビジョンを社内外に伝えるため、ビジョンをわかりやすく表現したコンセプトブックやムービーを作成します。
オプションで、制作物を活用しての展示やイベント、関係者を巻き込むためのWSの実施なども行います。

STEP3以降のインパクトの実装に向けた様々な伴走のかたち

ロードマップの作成、ビジュアライズまでではなく、その先の社会的インパクトの実装に向けた様々な取り組みに置いても多角的な伴走支援を行います。実施する支援内容については、ロードマップ作成時に制作するレポートでご提案いたします。

  • ソリューション具体化
  • 実証実験の企画実施
  • パートナーシップ構築支援
  • ステークホルダー間の合意形成支援
  • 広報・コミュニケーション戦略の策定 等

POINT

なぜロフトワークがやるといいのか?

様々な地域や社会の課題に取り組んできた経験

様々な地域や社会課題に対する豊富なデザインリサーチ実践経験をもとに、どのようにすればその場所でインパクト創出につながるインサイトを得られるのか?を計画、実践します。

ビジュアライゼーションまで一気通貫

豊富なクリエイティブの制作経験と、多彩なクリエイターが所属するクリエイターコミュニティの活用により、ビジョンをどのように伝えれば良いのか?から最適なビジュアライゼーションの手法を検討、制作します。

FabCafeのネットワークの活用

日本国内に5拠点、世界で14拠点あるFabCafeは地域のコミュニティとの繋がりを持っています。
フィールドリサーチの際も、FabCafeのネットワークを活用することで、より生の声を拾いやすくなります。

POINT

  • システム思考により、問題の構造の全体像を可視化でき、どの部分に優先的に介入できるかを発見できる
  • 変化の理論(TOC)による戦略的ロードマップの作成により、どの施策がどのタイミングで有効かを整理できる
  • システム思考による全体像の可視化と、ビジョンのビジュアライズにより、異なる背景を持つ関係者でも共通の目的に巻き込むことができる

事例紹介)日本電気株式会社(NEC)

社会課題解決に向け、地域に「共助」の仕組みをつくる
NECが挑む、新たな事業領域の探索

「行政のデジタル化」の推進を通じて、社会課題の解決を目指す、日本電気株式会社(NEC)のデジタルガバメント推進統括部。同部門が掲げるビジョンを体現し、未来への価値創造を推進するため、ロフトワークの支援のもと新たな事業領域を探索するプロジェクトを実施しました。

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掲載情報

  • SYSTEM IAMPACT LAB.の概要
  • アプローチの紹介
  • 進め方のご紹介/進め方タイムライン
  • 事例紹介
  • プロジェクトの企画/金額