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ロフトワークユーザー会 5時間で自社コンテンツが生まれ変わる!? コンテンツ改善講座 開催レポート

Web担当者が避けて通れないWebサイトのコンテンツ作成。日々作成する記事コンテンツは、フォーマットや運用ルールが決まっていたり、独自の視点で作成しがちで、内容の改善は簡単ではありません。

さる11月28日、そんなコンテンツの改善をテーマに「5時間で自社コンテンツが生まれ変わる!? コンテンツ改善講座」と題した※ユーザー会を開催。ユーザー企業9社から16名にご参加いただいた本企画。果たして5時間で、コンテンツは生まれ変わったのか。会を企画をしたクライアントリレーション木下に変わってWeb担の山口が当日の様子をレポートします。

※ロフトワークでは、Web構築などプロジェクトをご一緒したお客様を対象とした、招待制のユーザー会を開催しています。これまでに、カメラ講座アクセス解析Webライティングソーシャルエンゲージメントなどをテーマに開催し、日々の業務で活用できるナレッジを得ていただくことはもちろん、同じ課題をもつ皆さんとのネットワーク構築の場としてご活用いただいています。

ユーザー中心のコンテンツ設計を体感する

はじめに登壇したロフトワークのシニアディレクター西本は、「企業Webコンテンツの先端動向とコンテンツ制作のポイント」としてコンテンツを取り巻く概論を紹介。

シニアディレクター 西本

様々な企業サイトの実例を紹介しながら、企業サイトのメディア化について説明した西本は、メディア化の背景として、インフラの技術革新や、更新基盤の整備による作成者側の視点、デバイス・各種SNSの多様化などユーザ側の両視点から解説しつつ、その本質的な原因を「競争戦略の変化」ではないかと投げかけました。

西本は高度化するコンテンツに対する一つの普遍的な解として、「ユーザー中心のコンテンツ企画」を強調し、ユーザー中心設計の5つステップを実例を交えて解説しました。

そんなユーザー視点のコンテンツ企画を体験すべく、ワークの第一弾として、参加者同士でペアになり自社の既存サービスについてのインタビューを行いました。

インタビュー後は、インタビュー結果の気付きからコンテンツの改善を考えるワークも実施。アイデアスケッチシートに、コンテンツタイトルとコンテンツ内容をまとめパートナー同士での発表も行いました。

最後に西本は「ユーザーへの共感からはじめると相手の視野にリフレームでき、リフレームできると新しいことを思いつきやすくなります。本来はもっと多くの実際のターゲットとなるユーザーに対してインタビューを行いペルソナを作りますが、今日は共感プロセスの体感はしていただけたのではないかと思います。」とワークの内容総括しました。

みなさんにとても好評だったケータリングのランチ。確かにとても美味しかったです(山口)

コンテンツ作成。ブレない基準を身につける

ランチを挟み、第二部にはグロースハッカーの肩書きをもち、自身も外部メディアでブロガーとして記事を執筆する、原が登壇。

ロフトワーク グロースハッカー原 亮介

冒頭コンテンツ・マーケティングと、そのトレンドについて説明した原は、トレンドが変化してもブレない基準について次のように解説しました。

具体的に記事を改善するための、導入として、タイトルと見出しの基本パタン、SEO見出し・煽り見出し・要約見出しの3種類と普遍的な8要素を紹介。それぞれの使い処と特長を紹介しました。

見出しの3パタン

普遍的な8要素

見出しまとめ

心を動かすストーリー3つ

本文構成の基本形

さらに、心を動かすストーリーと本文構成の基本についても解説し、具体的にコンテンツを改善するワークがスタート。まずはペアになった人に自社のコンテンツを紹介しその記事のタイトル・ストーリー・わかりやすさなどに対し、つっこみ(フィードバック)をもらいます。

続いて、もらったフィードバックを踏まえて、改善ポイントをシートにそって整理。改善の具体的なアウトラインの作成までを行いました。短い時間の中でも、様々な気付きが生まれたワークで、中にはワイヤーフレームをひいて、実際にコンテンツの改善企画として動き出す参加者もいました。

具体的なコンテンツ改善のアウトラインを発表するみなさん

最後に原は、「記事は出すまでも大事ですが、出した後も大切にすべきです。既存のコンテンツについても定性的な評価や意見をもらい改善を繰り返し、どんどんよいコンテンツを蓄積していってください」と結びました。

参加者の声

会のタイトル通り、5時間での改善はできたのか。最後に実際に参加したみなさんの声を紹介します。

イベント概要

ロフトワークは、クライアントの皆さんに向けてユーザー会を開催しています。

アクセス解析、Webライティング、ソーシャルコミュニケーションなど、現場の担当者が日々の業務の中で課題としている内容を取り上げてきました。ワークショップなどの実践的な形式も交えつつ、ナレッジを得ていただくことはもちろん、同じ課題をもつ皆さんとのネットワーク構築の場としてご活用頂いています。

今回のテーマは、Web担当者の皆さんを対象とした『コンテンツ改善講座』。全体のリニューアルせずとも、見せたいページをより最適化させるにはどうすればよいかを下記の視点から、セッションを通して解説します。

・企業Webコンテンツの先端動向
・ユーザー視点で考える編集の重要性
・記事タイプ別のライティングテクニック
・効果的な見出しの付け方

また、ワークショップでは、参加者の皆さんのWebサイト改善案を作成。「自社コンテンツの課題整理」「ワイヤーフレームの見直し」「記事制作」までを実施しますので、皆さんが明日から使えるドキュメントをお持ち帰りいただけます。

この機会に、自社コンテンツのリニューアル案を作り、明日からの施策に取り入れてみませんか?

開催概要

セミナータイトル ロフトワークユーザー会 
5時間で自社コンテンツが生まれ変わる!? コンテンツ改善講座
開催日時 2014年11月28日(金)11:30〜17:00
場所 loftwork Lab(ロフトワーク渋谷 10F)
対象
  • ロフトワークユーザーの皆さん
  • Webマスター、広報、マーケティング担当の方
  • ユーザー視点でのコンテンツ制作に興味のある方
参加費 無料(ランチもご用意しています)
定員 20名(1社2名までご参加頂けます)
主催 株式会社ロフトワーク
ご注意
  • ロフトワーククライアントの皆さんが対象のイベントです
  • プログラムは予告なく変更される場合があります
  • 当日の参加者の皆さんのお写真は、後日公開するレポートなどに掲載させていただきます

プログラム

11:00-11:30
受付
11:30-11:40
オープニング
11:40-12:10
「企業Webコンテンツの先端動向とコンテンツ制作のポイント」
・最新のWebトレンドから見るWebサイトの役割の変化
・ユーザー視点で考える編集の重要性
株式会社ロフトワーク シニアディレクター 西本泰司
12:10-13:20
ワークショップ「課題&目的の整理、自社コンテンツの魅力を伝えるトレーニング」
12:50-13:20
ランチ
13:20-14:30
ワークショップ「自社の新コンテンツの設計をしよう」
14:30-15:00
「バリエーションごとの記事作成Tips」
・記事タイプ別のライティングテクニック
・効果的な見出しの付け方
株式会社ロフトワーク グロースハッカー 原亮介
15:00-16:00
ワークショップ「記事をかいてみよう」
16:00-16:30
プレゼンテーション
16:30-17:00
懇親会

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