EVENT Work Shop + Talk Session

《SOFT ROBOTICS Collective 生命と機械の学校》 vol.01
「人工筋肉ってなんだろう Work Shop + Talk Session」

Finished イベント終了

近年「ソフトロボティクス」と呼ばれる技術分野では、“生物のようなやわらかいロボット”——生物が本質的に備える動作・構造・感覚といった働きを取り入れた、柔軟かつ有機的な構造を持った斬新なロボティクス——が開発されています。《SOFT ROBOTICS Collective 生命と機械の学校》では、人間の感覚や生物の特性について学び、その働きを取り入れたロボット技術の確立を目指すと同時に、その技術がもたらしうる影響や私たちの未来の姿について「ロボティクスと生命」というテーマのもと共に考えていきます。

Date
2019-12-14 (Sat)
Time
13:00–18:00
Place
FabCafe MTRL MAP
Capacity
50
fee
Free

Finished

近年「ソフトロボティクス」と呼ばれる技術分野では、“生物のようなやわらかいロボット”——生物が本質的に備える動作・構造・感覚といった働きを取り入れた、柔軟かつ有機的な構造を持った斬新なロボティクス——が開発されています。《SOFT ROBOTICS Collective 生命と機械の学校》では、人間の感覚や生物の特性について学び、その働きを取り入れたロボット技術の確立を目指すと同時に、その技術がもたらしうる影響や私たちの未来の姿について「ロボティクスと生命」というテーマのもと共に考えていきます。

About

SOFT ROBOTICS Collective

これまでアニメや漫画などのフィクション作品の中では、様々なロボットが描かれてきました。そして現実世界におけるロボットは、産業などの分野ではもちろん、私たちのくらしにおいても身近な存在になりつつあります。また生物の動作・構造・感覚といった働きを取り入れた“やわらかいロボット”を研究する「ソフトロボティクス」と呼ばれる分野では、柔軟かつ有機的な構造を持った斬新なロボティクスの開発が進んでいます。

AIをはじめ、ロボットが多くの労働や思考を人間に代わって行う未来を想像したとき、人間のあらゆる行動を深く理解することが重要になります。例えば、複雑な力学のバランスによる「掴む」という動作をロボットにさせようとすれば、細やかな力加減を制御する技術と、素材の柔らかな質感が重要になります。また人間の“心”に作用するロボットも未来に誕生することを考えると、ロボットの質感が精神面にもたらす影響も無視できません。

これらの事柄について参加者全員で考え、思考を巡らせながら議論を交わし、さらに実践していく場。それが《SOFT ROBOTICS Collective 生命と機械の学校》が目指す姿です。

※ 本イベントは、オーガナイザーの滝戸ドリタさんが採択されているメディア芸術クリエイター育成支援事業のトークイベント 「時代をサヴァイヴするメディアアーティスト」と同日開催です。詳しくはページ下部へ

「ソフトロボティクス」を知り、体感する

第1回目となる今回は元MIT研究者であり、現在は東京大学でロボットの研究をされている新山龍馬さんを講師に迎え、ワークショップとトークセッションを展開します。

ワークショップではソフトロボティクスに欠かせない人工筋肉を作り、実際に動かすまでを参加者に体験してもらいます。トークセッションでは「そもそもソフトロボティクスや人工筋肉とは何か?」を切り口に、ロボティクス分野の現状と未来について新山さんにお話しいただきます。

また当日は、様々な人工筋肉やアクチュエーター(駆動装置)の展示も会場にて行います。人工筋肉が動く仕組みや、使用されている素材について興味がある方も、ぜひご参加ください。

こんな人におすすめ

  • 理系ではないが「ロボットや機械に興味がある方」
  • ロボティクスの技術を活用した「複合的なモノを作りたい方」
  • 今後、世界がどう進化していくのか「テクノロジーと生物学の観点から研究したい方」
  • クリエイティビティを持った「研究・開発における、異分野の仲間を探している方」

「ロボティクスと生命」というテーマのもと、現在のテクノロジーについて学びながら未来にも思考を巡らし、実用可能なアイデアや技術を生み出す場——これが《SOFT ROBOTICS Collective 生命と機械の学校》が目指す理想の姿です。また、特定分野の知識や常識にとらわれない、自由な発想ができる場にできればとも考えています。ロボット工学やロボティクスに詳しくないという方も大歓迎です。

Work Shop ワークショップ “生き物の動き”を作ってみよう

元MIT研究者であり、現在は東京大学でロボティクスの研究をされている新山龍馬さんを講師に迎え、アクチュエーター(駆動装置)の一種を制作し、人工筋肉を用いながら“生き物のような動き”を生み出す仕組みを考えるワークショップです。何を素材とし、どんな動きをさせてみたいでしょうか? 実際に動かしてみたい素材を持ち込みいただくことも可能です。

※イメージ図です

Talk Session トークセッション vol.01「人工筋肉とは何か?——やわらかいロボット」

そもそも人工筋肉とは何なのか? 研究分野としては歴史の長い人工筋肉が、どのように最新テクノロジーと結びつき、生物を手本とした最先端のソフトロボティクスが生まれているのか?
日本屈指のロボティクス研究者である新山さんに「人工筋肉とは何か?」をテーマにロボティクスの基本から、現在ご自身が取り組まれている研究について、また未来のロボティクス社会についてお話しいただきます。

※ 本イベントは、オーガナイザーの滝戸ドリタさんが採択されているメディア芸術クリエイター育成支援事業のトークイベント
「時代をサヴァイヴするメディアアーティスト」と同日開催です。あわせてご参加ください。

「時代をサヴァイヴするメディアアーティスト」

モデレーター:久保田 晃弘
登壇者:滝戸 ドリタ、古舘 健、安野 太郎
12:30 開場/13:00-14:20 トークイベント
場所:Fabcafe MTRL
詳細:https://creatorikusei.jp/?p=5654

Speaker

新山 龍馬

東京大学, 大学院情報理工学系研究科 講師

新山 龍馬

ロボット研究者。東京大学で博士号取得後、渡米し、マサチューセッツ工科大学(MIT)での研究員を経て、2014年より東京大学 講師。専門は、身体に根ざした知能、人工筋肉で動作する生物規範ロボット、およびやわらかさを積極的に利用するソフトロボティクス。著書に『やわらかいロボット』(金子書房)がある。

[ウェブサイト]
OPEN SOFT MACHINES
ソフトロボティクスの素材の扱い方・インターフェース・ロボットに至るまでの製作方法が動画などでわかりやすく説明されています。

http://opensoftmachines.com/?lang=ja

詳細を見る ロボット研究者。東京大学で博士号取得後、渡米し、マサチューセッツ工科大学(MIT)での研究員を経て、2014年より東京大学 講師。専門は、身体に根ざした知能、人工筋肉で動作する生物規範ロボット、およびやわらかさを積極的に利用するソフトロボティクス。著書に『やわらかいロボット』(金子書房)がある。

[ウェブサイト]
OPEN SOFT MACHINES
ソフトロボティクスの素材の扱い方・インターフェース・ロボットに至るまでの製作方法が動画などでわかりやすく説明されています。

http://opensoftmachines.com/?lang=ja
滝戸ドリタ

アーティスト/デザイナー/ディレクター

滝戸ドリタ

音響を中心に「視覚」と「味覚」、「聴覚」と「視覚」など、異なる五感を組み合わせた新たな体験を生み出すことを基本姿勢としている。テクノロジーとデザインを並走させながら、作品を仕上げている。主な受賞に、アルスエレクトロニカ デジタルミュージック&サウンドアートHonorary Mentions受賞 / STARTS PRIZEノミネート、第18回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門 新人賞など。

詳細を見る 音響を中心に「視覚」と「味覚」、「聴覚」と「視覚」など、異なる五感を組み合わせた新たな体験を生み出すことを基本姿勢としている。テクノロジーとデザインを並走させながら、作品を仕上げている。主な受賞に、アルスエレクトロニカ デジタルミュージック&サウンドアートHonorary Mentions受賞 / STARTS PRIZEノミネート、第18回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門 新人賞など。
柳原 一也

株式会社ロフトワーク, MTRL クリエイティブディレクター

柳原 一也

大阪府出身。2018年ロフトワークに入社し、翌年からMTRLに所属。大阪の編集プロダクションで情報誌や大学案内などの制作を行った後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科へ入学。身体性メディアプロジェクトに所属し、修士課程修了後リサーチャーとしてHaptic Design Projectの運営に携わる。プライベートでは大学院時代の友人と「GADARA」名義で自然物とテクノロジーの調和をテーマに制作活動を行っている。

詳細を見る 大阪府出身。2018年ロフトワークに入社し、翌年からMTRLに所属。大阪の編集プロダクションで情報誌や大学案内などの制作を行った後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科へ入学。身体性メディアプロジェクトに所属し、修士課程修了後リサーチャーとしてHaptic Design Projectの運営に携わる。プライベートでは大学院時代の友人と「GADARA」名義で自然物とテクノロジーの調和をテーマに制作活動を行っている。

Program

  • 一部

  • 二部

  • 三部

参加無料

12:30 – 13:00
開場
13:00 – 14:20
メディア芸術クリエイター育成支援事業 トークイベント 「時代をサヴァイヴするメディアアーティスト」

見学、参加無料。※ワークショップに参加される方のみ有料です。申込みはチケットを購入ください。

14:00 – 14:30
開場 /展示
14:30 – 14:40
MTRLについて/生命と機械の学校 Soft Robotics COLLECTIVEについて
14:40 – 15:40
ワークショップ:「人工筋肉で生き物の動きを作ってみよう」空気で動くパウチモーター
15:50 – 16:15
プレゼンテーション&講評:新山龍馬/ 滝戸ドリタ
16:15 – 16:30
休憩

参加無料

16:30 – 17:30
トークセッション:「人工筋肉とはなにか・やわらかいロボット」新山龍馬
17:30 – 17:40
質疑応答
17:40 – 18:00
ネットワーキング

Outline

開催日
2019/12/14(土) 13:00–18:00 (開場 12:30)
第一部 [12:30-14:20]/第二部 [14:00-16:15]/第三部 [16:30-18:00]
会場
FabCafe MTRL
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア2F
申し込み
参加希望の方は希望するチケットを下記Peatixページにてご購入ください。
第一部 [12:30-14:20] ②第二部 [14:00-16:15] ③第三部 [16:30-18:00]
参加費
第一部無料、第二部3000円(学生:2000円)、第三部無料
ご注意
・プログラムは予告なく変更される場合があります。
・当日の参加者の皆さんのお写真は、後日公開するレポートなどに掲載させていただきます。

ACCESS

協力

主催

MTRL

MTRL
MTRLは世界3拠点(東京・京都・香港)に展開する、「素材」をテーマとしたクリエイティブプラットフォーム。日々行われるイベントやプロジェクトを通して、クリエイターが実際に素材に「触れ」インスピレーションを得ることで、新たなクリエイティブが生まれる場を目指しています。 https://mtrl.com/

ワークショップ参加のみ有料

Finished

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