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Material Meetup KYOTO vol.13
「メディアの『手触り』とコミュニケーション」

Finished イベント終了

メディアのデジタル化が進み、またコロナ禍も経て、リアルなコミュニケーションのあり方が見直される中で、実際に手が触れられるメディアとはどんな役割を担うのでしょうか? 個人の声をリソグラフという手法を使って表現した展示「Don't Pay for Me」の企画者でFabCafe Tokyoディレクターの園部と、凸版印刷の貝塚 珠季さん、森田 総一郎さんをお招きして「フィジカルなメディア」としての印刷の可能性をディスカッションします。

Date
2020-10-23 (Fri)
Time
19:00 – 20:30
Place
Online
fee
Free

Finished

メディアのデジタル化が進み、またコロナ禍も経て、リアルなコミュニケーションのあり方が見直される中で、実際に手が触れられるメディアとはどんな役割を担うのでしょうか? 個人の声をリソグラフという手法を使って表現した展示「Don't Pay for Me」の企画者でFabCafe Tokyoディレクターの園部と、凸版印刷の貝塚 珠季さん、森田 総一郎さんをお招きして「フィジカルなメディア」としての印刷の可能性をディスカッションします。

About

東京 / 京都の各拠点で、素材とものづくりに関わる「オープンコラボレーションの発火点」として継続開催し、多数の方にご参加いただいてきた「Material Meetup」。昨今のコロナ禍の影響により、動画生配信にて開催いたします。(*過去開催回の一覧はこちらからご覧いただけます。)

Material Meetup KYOTO vol.13 では、FabCafe Tokyoのディレクターでアーティストとしても活動する園部 莉菜子と、凸版印刷の商品企画部でパッケージデザインを手掛ける貝塚 珠季さん、森田 総一郎さんをお迎えし、それぞれの事例を交えながら、「フィジカルなメディア」としての印刷の役割や未来についてディスカッションします。

今年、1980年代以来初めてレコードの売上がCDの売上を上回ったことがニュース等で取り上げられました。メディアのデジタル化とコモディティ化が進む中で、またコロナ禍を経て「直接会って話す」コミュニケーションのあり方が変容する現在そして未来に、「手に取り触れられる(=フィジカルな)」メディアを敢えて選ぶ時、私たちは何を求めているのでしょうか?

また今回は、2020.10.20-31にFabCafe Kyotoで開催される『Don’t Pay for Me』展と連動したトークイベントとして実施いたします。『Don’t Pay for Me』で展示されるのは、日常の中で感じる不平等さ、または平等さを題材に国内外約30名のアーティストが、個人の「声」をことばではなくグラフィカルに表現し、リソグラフ*に落とし込んでいます。誰にも侵されない個人を尊重し、多様であることを認める表現のためのメディア(媒体)として、「リソグラフ」という技術、そして紙というマテリアルが用いられた背景にはどんな必然性があったのでしょうか。

*リソグラフ: “リソグラフは、ガリ版などの孔版印刷の原理に理想科学独自の技術を融合させた高速デジタル印刷機。印刷の元となる版(マスター)をつくり、内部の印刷ドラムに巻きつけ、紙を通して印刷を行うしくみです。コピー機感覚で操作することができ、1度の通紙で1色/2色*1の印刷が可能です。1つの原稿をスピーディー・低コストで多枚数印刷する用途に適しており、チラシや教材の印刷で広く使われています。” (引用元:https://www.riso.co.jp/product/risograph/feature/index.html )

こんな方におすすめ

  • 印刷に関する素材や技術を取り扱う企業の方
  • パッケージや広告のデザインに携わるデザイナー、編集者
  • 視覚や質感に関わる表現に携わる作家、アーティスト
  • 密度の高いコミュニケーションの手法について考えている方
  • 記録メディアの行く末に興味のある方

Material Meetup とは?

『Material Meetup KYOTO』は、「素材」をテーマに、ものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。

  • 新しい領域でのニーズや可能性を探している、「素材を開発する」人
  • オンリーワンの加工技術をもつ、「素材を加工する」人
  • 持続可能な社会を目指して、「素材を研究する」人
  • 機能や質感、意匠性など、複合的なデザインを行ううえで様々なマテリアルを求めている、「素材からデザインする」人

…そんな人々が「デザインとテクノロジー」そして「社会とマテリアル」の観点から、業界の垣根を超えてオープンに交流し、新たなプロジェクトの発火点をつくりだす機会を継続的に開催しています。
カタログスペックだけではわからない素材の特性や魅力を知り、その素材が活用されうる新たな場面(シーン)を皆で考える。「素材」を核に、領域横断のコラボレーションやプロジェクトの種が同時多発する場。それが Material Meetup です。2018年のスタート以降、東京・京都の各拠点ごとに、それぞれ異なるテーマを設け継続開催しています。

Material Meetup 過去開催情報

https://mtrl.com/projects/material-meetup/

Speaker

貝塚 珠季

凸版印刷株式会社, パッケージソリューション事業部 商品企画部

貝塚 珠季

2014年、凸版印刷株式会社入社。トッパンアイデアセンター 商品企画部に配属(現パッケージソリューション事業部 商品企画部)。商品パッケージの アートディレクターとして、構造やグラフィックデザイン、パッケージプロモーション企画に携わる。

受賞履歴 : 2017年日本パッケージデザイン大賞 審査員特別賞
2019年 ジャパンパッケージングコンペティション(JPC)経済産業省製造産業局長賞 &日本印刷産業連合会会長賞
2019年 日本パッケージングコンテスト(JPI)包装アイデア賞
2016年 JAGDAおいしい東北パッケージデザイン展 奨励賞など、パッケージ関連アワードを計16賞受賞

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受賞履歴 : 2017年日本パッケージデザイン大賞 審査員特別賞
2019年 ジャパンパッケージングコンペティション(JPC)経済産業省製造産業局長賞 &日本印刷産業連合会会長賞
2019年 日本パッケージングコンテスト(JPI)包装アイデア賞
2016年 JAGDAおいしい東北パッケージデザイン展 奨励賞など、パッケージ関連アワードを計16賞受賞
森田 総一郎

凸版印刷株式会社, パッケージソリューション事業部 商品企画部

森田 総一郎

2006年、凸版印刷株式会社入社。パッケージ事業本部 企画本部配属(現、商品企画部)、 パッケージデザインのアートディレクターとして従事、現在はデザイン領域を強みとしつつクリエイティブ視点でのパッケージ調査、トレンド分析や ワークショップ設計、商品企画サポートなど幅を拡げて活躍。

受賞履歴 : ジャパンパッケージングコンペティション(JPC)
2013年 最上位賞 経済産業大臣賞
2015年 経済産業省 商務情報政策局長賞

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受賞履歴 : ジャパンパッケージングコンペティション(JPC)
2013年 最上位賞 経済産業大臣賞
2015年 経済産業省 商務情報政策局長賞
園部 莉菜子

FabCafe Tokyo , Assistant Director

園部 莉菜子

FabCafe Tokyoディレクター。幼少期をニューヨーク州で過ごした経験を持つ。ウェルズリー大学とマサチューセッツ工科大学に在籍し、それぞれの大学で版画と建築を学んでいる。リソグラフは2019年夏、ニューヨークのRobert Blackburn Printing Workshopで働いていたときに習得。現在、休学して日本に一時帰国しており、2020年2月から現職。

詳細を見る FabCafe Tokyoディレクター。幼少期をニューヨーク州で過ごした経験を持つ。ウェルズリー大学とマサチューセッツ工科大学に在籍し、それぞれの大学で版画と建築を学んでいる。リソグラフは2019年夏、ニューヨークのRobert Blackburn Printing Workshopで働いていたときに習得。現在、休学して日本に一時帰国しており、2020年2月から現職。
木下 浩佑

株式会社ロフトワーク, FabCafe Kyoto ブランドマネージャー

木下 浩佑

京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。

詳細を見る 京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。

Organizer

木下 浩佑

木下 浩佑

株式会社ロフトワーク
FabCafe Kyoto ブランドマネージャー

浦野 奈美

浦野 奈美

株式会社ロフトワーク
マーケティング/ SPCS

横山 暁子

横山 暁子

株式会社ロフトワーク
京都ブランチ共同事業責任者

Program

19:00
Introduction
– FabCafe / MTRL 紹介(FabCafe Kyoto 木下)
– 展示企画「Don’t Pay for Me」について(FabCafe Tokyo 園部)
19:15
Session1「版画とメディア」
– FabCafe Tokyoディレクター / アーティスト 園部 莉菜子
>>> 参考事例:さまざまな「不平等への違和感」をリソグラフで表現-“Don’t Pay for Me”が問いかけるもの | FabCafe
19:25
Session2「紙と印刷の最前線」
– 凸版印刷 パッケージソリューション事業部 商品企画部 貝塚 珠季、森田 総一郎
>>> 参考事例: “SNSでバズる”パッケージの可能性 | 凸版印刷商品企画の挑戦
19:35
Session3 「ストリーミング時代のフィジカル版音源」
– FabCafe Kyotoコミュニティマネージャー 木下 浩佑
>>> 参考事例:“フィジカルなメディア” としてのCDパッケージ制作 | MTRL
19:45
休憩 / 転換
19:50
Cross Talk
– 貝塚 珠季、森田 総一郎、園部 莉菜子、木下 浩佑(モデレーター)
– トークキーワード:流通(誰がいつどのように手に取るのか、そこでなにが起こるるのか)/素材(紙やインクと複製技術)/時間(どのように残る・残すのか)
20:30
終了

Outline

日時
2020.10.23 (金) 19:00 – 20:30 UTC+09:00
会場
Online
参加費
Free
Finished

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