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MTRL FUTURE SESSION vol.04
#Well-being 〜ウェルビーイングのためのテクノロジーを「環世界」から考える〜

Finished イベント終了

MTRLでは2020年8月よりパナソニック株式会社のAug Labの共同研究パートナーとして共同研究を実施してきました。
人にとって便利だったり効率的なだけでなく、心を豊かにするようなウェルビーイングのためのテクノロジーに関して考える中で「環世界」にその可能性を見出しました。本イベントでは、研究成果である「環世界インタフェース」に関して紹介しながら、人を含めた生き物のためのテクノロジーに関してディスカッションします。

Date
2021-11-25 (Thu)
Time
15:00–16:30
Place
オンライン配信(zoom、YouTube Live)
fee
無料

Finished

MTRLでは2020年8月よりパナソニック株式会社のAug Labの共同研究パートナーとして共同研究を実施してきました。
人にとって便利だったり効率的なだけでなく、心を豊かにするようなウェルビーイングのためのテクノロジーに関して考える中で「環世界」にその可能性を見出しました。本イベントでは、研究成果である「環世界インタフェース」に関して紹介しながら、人を含めた生き物のためのテクノロジーに関してディスカッションします。

About

MTRL FUTURE SESSIONは、材料や技術のイノベーションを探求するイノベーションプラットフォーム「MTRL」がお送りする未来洞察イベントです。ライフスタイルやビジネスにおける「未来のあたりまえ」につながるテーマを設定し、その道のフロントランナーとともに研究分野や製品開発、ビジネスにおける取り組みの紹介を通して新たな機会領域を探るためのセッションです。

今回のテーマは、Well-being。MTRLがパナソニック株式会社のAug Labとの共同研究により製作した「UMOZ」「MOSS Interface」に触れながら、人を含めた生き物がよりWell-beingに暮らためのテクノロジーに関してディスカッションします。

こんな方にオススメ

  • ロボティクス技術に興味がある
  • テクノロジーを活用したWell-beingの創出に興味がある
  • ゲストのトークに興味がある
  • Panasonicが取り組む「Aug Lab」に興味がある
  • オープンイノベーションを通じたプロジェクトに興味がある

ORGANAIZER | 主催者

MTRL(運営:株式会社ロフトワーク)

DETAIL | 詳細

Well-beingのためのテクノロジーを「環世界」からひもとく

テクノロジーの進歩により私たちの生活は格段に便利になってきました。その一方でデジタルデバイスの使用が生じさせるストレスや不安、デジタルデバイスやデジタル環境によってこそ生まれてしまう分断、というものが目立つようにもなってきています。人とテクノロジーが生み出す関係性が分断されずに融けあった状態を目指すためには人の「心や感性」に寄り添った「Well-being*のためのテクノロジー」が必要ではないでしょうか?

MTRLが2020年度に共同研究プロジェクトパートナーに採択されたAug Labでは、「Well-beingのためのテクノロジー」の研究開発を行っています。
MTRLが共同研究に際し提案したのは、人と環境をつなぐテクノロジーとしてのインタフェースに「環世界*」の概念を導入することでした。人と環境やテクノロジーとの関係性に感性的な拡張を行うことで人にとってWell-beingに結びつくテクノロジーが実現できるのではないかと仮説を設定しました。

今回のイベントでは、MTRLとAug Labの共同研究プロジェクトで開発、検討、探求してきた「環世界インタフェース」の紹介とともに、環世界を起点にすることで人を始めとした生き物のWell-beingに結びつくようなテクノロジーとは何かをプロジェクトメンバーに加えて、環世界の研究者である釜屋憲彦さんを交えてディスカッションします。

※Well-being:病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあること。(世界保健機関(WHO)憲章より)

※環世界:ドイツの生物学者・哲学者ユクスキュル(1864〜1944)が提唱した環世界(=Umwelt:ウンベルト)とは、「すべての生物はそれぞれ異なる知覚世界をもって生きており、その主体として世界を捉えているという考え。」と自著「生物から見た世界」の中で論じています。

Aug Labとは?

パナソニック株式会社ロボティクス推進室が主宰する「Aug Lab」とは、ロボティクス技術が自動化(Automation)以外にもたらす新しい価値として、自己拡張(Augmentation)をテーマに研究開発を行うためのオープンラボ型の組織です。本プロジェクトは2020年共同研究パートナーとしてMTRLが採択されたことから始動しました。
https://tech.panasonic.com/jp/auglab/

コケの環世界にヒントを得たプロトタイプ

MTRLとAug Labの共同研究として実施してきた「環世界インタフェースプロジェクト」。インタラクションデザインユニットGADARAも交えてプロトタイプの制作を行いました。共同研究の結果生まれたのが、多様な個性を持つコケに注目した「UMOZ」と「MOSS Interface」です。他生物に対する「共感の拡張」がテーマとなっています。このプロトタイプの制作秘話にも触れながら「Well-being」に寄与するテクノロジーに関してディスカッションします。

作品紹介①
コケの振る舞いからその生命がもつ環世界を想像するきっかけをつくる
「UMOZ」

作品紹介②
インタフェースを「制御」から「共生」の対象へ
「MOSS Interface」

過去のイベントの紹介

本イベントはオンラインでの配信となります。zoom、Youtube Live、お好きな環境でご視聴可能です。zoomにサインアップいただき、登壇者に直接ご質問いただくことも、ラジオ感覚聴くだけ参加でもお楽しみいただけます。

これまでのMTRL FUTURE SESSION

MTRL FUTURE SESSION vol.01
「#HAPTIC DESIGN 〜ヴァーチャル/フィジカルな都市空間におけるUXを考える〜」
https://mtrl.com/magazine/mtrl-future-session-vol-1/

MTRL FUTURE SESSION vol.02
「#HAPTIC DESIGN 〜マテリアルの感性・インタラクション・自在化が生み出すイノベーション〜」
https://mtrl.com/magazine/mtrl-future-session-vol-2/

MTRL FUTURE SESSION vol.03
「#SOFTROBOTICS 〜やわらかいロボットが生み出す人間との共生〜」
https://mtrl.com/magazine/mtrl-future-session-vol-3/

Speaker

安藤 健

パナソニック株式会社, ロボティクス推進室 室長 / Aug Lab ダイレクター

安藤 健

早稲田大学理工学術院、大阪大学院医学系研究科での教員を経て、2011年パナソニック入社。現在、ロボティクス推進室室長、Aug Lab ダイレクター。博士(工学)。人と社会、技術の関係性やWell-beingに興味を持ち、人を支えるロボティクスの要素研究から事業開発まで一貫して取り組む。専門は、ロボティクス、人間機械協調、生体計測など。経産省や学協会の各種委員も務め、IEEE、機械学会、ロボット学会など国内外での受賞多数。

詳細を見る 早稲田大学理工学術院、大阪大学院医学系研究科での教員を経て、2011年パナソニック入社。現在、ロボティクス推進室室長、Aug Lab ダイレクター。博士(工学)。人と社会、技術の関係性やWell-beingに興味を持ち、人を支えるロボティクスの要素研究から事業開発まで一貫して取り組む。専門は、ロボティクス、人間機械協調、生体計測など。経産省や学協会の各種委員も務め、IEEE、機械学会、ロボット学会など国内外での受賞多数。
釜屋 憲彦

人間・環境学/キュレーター

釜屋 憲彦

島根県松江市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科認知科学分野修士課程修了。森岡書店の書店員を経て独立研究者へ。現在、野生動物の生態調査員として働きながら、生物が独自に体験する世界(環世界)をテーマに研究、執筆活動を行なっている。DARWIN ROOM 「環世界展」(2015)/ 環世界研究室キュレーター。慶應義塾大学SFC研究所上席所員

[ウェブサイト] https://kamanori.tumblr.com/

詳細を見る 島根県松江市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科認知科学分野修士課程修了。森岡書店の書店員を経て独立研究者へ。現在、野生動物の生態調査員として働きながら、生物が独自に体験する世界(環世界)をテーマに研究、執筆活動を行なっている。DARWIN ROOM 「環世界展」(2015)/ 環世界研究室キュレーター。慶應義塾大学SFC研究所上席所員

[ウェブサイト] https://kamanori.tumblr.com/
竹腰 美夏

GADARA, クリエイター / フリーランスデザイナー

竹腰 美夏

GADARAで「自然のゆらぎ」をデザインの軸に、人とテクノロジーの関係性を探求するインタラクションにまつわる制作を行う。大学でプロダクトデザイン、大学院でインタラクションデザインと身体認知心理学に関して研究した後、企業でインスタレーションの制作、深層学習による画像処理の研究開発をした経験を活かし、IoTデバイスの筐体デザイン・機構設計や、AIを用いたアート表現等に取り組む。FabCafeクルーOG。

詳細を見る GADARAで「自然のゆらぎ」をデザインの軸に、人とテクノロジーの関係性を探求するインタラクションにまつわる制作を行う。大学でプロダクトデザイン、大学院でインタラクションデザインと身体認知心理学に関して研究した後、企業でインスタレーションの制作、深層学習による画像処理の研究開発をした経験を活かし、IoTデバイスの筐体デザイン・機構設計や、AIを用いたアート表現等に取り組む。FabCafeクルーOG。
柳原 一也

株式会社ロフトワーク, MTRL クリエイティブディレクター

柳原 一也

大阪府出身。2018年ロフトワークに入社し、翌年からMTRLに所属。大阪の編集プロダクションで情報誌や大学案内などの制作を行った後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科へ入学。身体性メディアプロジェクトに所属し、修士課程修了後リサーチャーとしてHaptic Design Projectの運営に携わる。プライベートでは大学院時代の友人と「GADARA」名義で自然物とテクノロジーの調和をテーマに制作活動を行っている。

詳細を見る 大阪府出身。2018年ロフトワークに入社し、翌年からMTRLに所属。大阪の編集プロダクションで情報誌や大学案内などの制作を行った後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科へ入学。身体性メディアプロジェクトに所属し、修士課程修了後リサーチャーとしてHaptic Design Projectの運営に携わる。プライベートでは大学院時代の友人と「GADARA」名義で自然物とテクノロジーの調和をテーマに制作活動を行っている。

Program

14:55 – 15:00
開場
15:00 – 15:05
オープニングトーク:MTRL 柳原 一也
15:05 – 15:25
安藤 健さん「Aug Labの活動とWell-beingに寄与する次世代のロボティクスに関して(仮)」
15:25 – 15:40
釜屋 憲彦さん「環世界:生物は世界をどう見ているか(仮)」
15:40 – 15:55
竹腰美夏さん「多様な価値観をデザインとテクノロジーから拾い上げ、Well-beingにつなげるために。(仮)」
15:55 – 16:25
クロストーク
16:25 – 16:30
クロージング

Outline

開催日
2021/11/25(木) 15:00–16:30
オンライン配信(zoom、YouTube Live)
参加費
無料

当日のウェビナー(zoom)のURLはイベント当日正午頃に、ご登録いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。

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