
人的資本経営におけるパーパスの意義を考えるワークショップ
人的資本経営と持続可能性シリーズ vol.1
Finished イベント終了
- Date
- 2023-02-24 (Fri)
- Time
- 14:30-17:25
- Place
- Online
- Capacity
- 20名-30名
- fee
- 無料
Finished
About
人的資本経営とパーパス経営を自社の取り組みに生かすためには
企業価値の主要な決定因子が従来のような有形資産から無形資産へと移行するなか、無形資産のひとつである人的資本による価値創造は、企業価値創造の中核に位置すると言われるようになっています。海外企業では人的資本に関する情報を開示する動きが見られるようになり、日本でも人的資本経営への関心が高まるきっかけになりました。
経済産業省が2020年の9月に公表した「持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 報告書 ~ 人材版伊藤レポート ~」では、「各社がそれぞれ企業理念や存在意義(パーパス)まで立ち戻り、持続的な企業価値の向上に向け、人材戦略を変革させる必要」があるとして、パーパスと結びついた人材戦略の重要性が示されています。
また、「経営陣においては、企業理念や存在意義(パーパス)、経営戦略を明確化した上で、経営戦略と連動した人材戦略を策定・実行すべき」であり、「持続的な企業価値の向上が重視される中、自社が何のために存在して いるのか、社会における存在意義を問い直し、改めて定義・明確」にし、「従業員に積極的に発信を行い、対話」したり、「存在意義(パーパス)や持続的な企業価値の向上につながる企業文化を定義し、企業文化への定着に向けて取り組むこと」が求められています。
注目が集まる人的資本経営とそのなかで重要視され、持続可能性という観点でも企業にとっても重要なツールとしてのパーパス。しかし、人的資本経営に関する業務を行う上での課題は多く、推進していくことはなかなか難しいです。
今回のイベントでは、人的資本経営やパーパス経営に取り組む企業にテーマオーナーとして参加いただき、各社の取り組みや取り組む上での悩みを共有していただきます。その上で、参加いただく皆さまといっしょに、ワークショップ形式で今後の取り組みについて議論します。
3社のテーマオーナーとともに、現在行なっていることや検討していること、課題に感じていることを共有しあい、知恵を出し合いながら、参加各社が今後の人的資本経営やパーパス経営の取り組みに関するヒントを見つけていく共創の機会です。自社内だけではなかなか解決の糸口が見つからなかったりする問題についての突破口を、この機会にぜひ見つけていただければと思います。
本イベントは三井住友フィナンシャルグループが運営するGREEN×GLOBE Partnersとの共催です。
こんな人におすすめです
- 人的資本経営やパーパスの策定・浸透に取り組んでいる企業の方
- これから取り組もうと考えていて、どのように取り組んだらよいか迷っている方
- ESG経営に興味のある企業、取り組んでいる企業の方
【当日のテーマ】人的資本経営におけるパーパスの意義をテーマにワークショップを行います
※参加申込みフォーム内で、参加したいテーマを選択いただけます。
- パーパスの時代。企業と働く人のコミュニケーションはどう変わる、どう変えればよい?(テーマオーナー|ライオン株式会社)
企業がパーパスを掲げて社会に対する存在意義を明示するようになると、内部で働く人たちも働く意義をあらためて考えるようになり、企業と働く人のあいだでも従来の指示型ではなく、より対話的なコミュニケーションが必要になってきたといえます。個々人それぞれの働くことの意義と企業の社会的存在意義のあいだにどうすれば重なりをつくっていけるのか。その方法についていっしょに考えましょう。 - できたばかりのパーパス。それぞれ役割の異なる個人や部門にうまく浸透させていくための方法は?(テーマオーナー|カンロ株式会社)
パーパスを策定したばかりの企業の共通の課題は、つくったパーパスをどう社内に浸透するのかということでしょう。ひとえにパーパスの浸透と言っても、社内にはそれぞれ異なる役割と目標をもった部門、人たちがいます。同じパーパスもそれぞれの立場でどう受け止めればよいかの温度差はあるでしょう。では個々の仕事や役割に沿ったかたちでパーパスを自分ごとにしてもらうためには、どうすればよいでしょうか。参加者間でこんなことをやってうまくいった/いかなかったを共有しながら、パーパス浸透のヒントをいっしょに見つけましょう。 -
多様な文化や働き方の混在する組織の中で、“共通言語“としてのパーパスをどのように活用するか?(テーマオーナー|株式会社TSIホールディングス)
合併などの来歴から組織内に様々に異なる文化や働き方が混在する企業は少なくありません。そうした組織においては部門や社員が自由度や独自性をもって働くこと自体がポジティブなことだったりします。そうした組織がひとつの共通言語を持つためにパーパスを共有する場合、全体として持つべき共通の理解はありつつも、多様性を活かしたまま、それぞれの部門や個々人にパーパスを解釈して行動してもらうためには、どんな浸透施策やコミュニケーションのしくみが必要になるでしょう。ダイバーシティやインクルージョンが価値をもつ時代だからこそ、いっしょに考えてみたいテーマです。
GREEN×GLOBE Partnersとは
GREEN×GLOBE Partnersは、環境・社会課題解決のためにSMBCグループが2020年7月に設立した事業者コミュニティです。
『環境・社会課題解決の「意識」と「機会」を流通させる』ことを目的に、事業者に向けた情報発信や、仲間を見つけるための機会の創出など、事業者に向けた支援を行っています。
コミュニティ内外の志をともにするパートナーをつなぎ、プロジェクトの組成と推進を支援することを通して、環境・社会課題解決に必要な活動や関係者が増えていくことを目指しています。
GREEN×GLOBE Partners:https://ggpartners.jp
Program
- 14:30-14:40
- イントロダクション
・GREEN×GLOBE Partnersとは
・イベント趣旨説明
・テーマオーナー紹介
- 14:40-14:55
-
テーマオーナープレゼン
・ライオン株式会社
・カンロ株式会社
・株式会社TSIホールディングス - 14:55-15:05
- 休憩
- 15:05-16:25
-
ワークの実施(前半)
・Step1:ご自身が抱えている課題を出してみる
・Step2:逆説に変換する - 16:25-16:35
- 休憩
- 16:35-17:15
-
ワークの実施(後半)
・Step3:アイデアを生む
・Step4:アイデアをまとめる - 17:15-17:25
-
ワークの全体共有とまとめ
・各チームの発表
Outline
- 開催日時
- 2月24日(金)14:30-17:25
- 定員
- 20名-30名 ※人数多数の場合抽選となります。ご了承ください。
- 配信
- Zoom ※ワークショップ参加者は、zoomとmiroの利用が必須となります。
- 参加費
- 無料
- 共催
- 株式会社三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、株式会社ロフトワーク
ご注意
- 申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
- 当選者の方には、開催前日までに参加URLをご登録いただいたメールアドレス宛にお送りします。
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comおよびGREEN×GLOBE PartnersのWebサイトに掲載する場合があります。
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- 本イベントの取材をご希望の方は、GGP事務局までお問い合わせください。
Speaker

ライオン株式会社, 人材開発センター 企業文化変革担当部長
藤村 昌平
2004年ライオン入社。
R&D部門で新規技術開発、新規訴求開発、新ブランド開発を経て、
2016年よりプロジェクトベースの新規事業創出業務に従事。
2018年にR&D内に新設されたイノベーションラボにて新規事業の実現と人材創り・組織創りに注力。
2019年4月より新価値創造プログラム「NOIL」事務局長。
2020年1月より新設のビジネスインキュベーション部長。
2022年1月より現職。カルチャーラボを立ち上げ企業文化変革に挑戦中。
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2004年ライオン入社。R&D部門で新規技術開発、新規訴求開発、新ブランド開発を経て、
2016年よりプロジェクトベースの新規事業創出業務に従事。
2018年にR&D内に新設されたイノベーションラボにて新規事業の実現と人材創り・組織創りに注力。
2019年4月より新価値創造プログラム「NOIL」事務局長。
2020年1月より新設のビジネスインキュベーション部長。
2022年1月より現職。カルチャーラボを立ち上げ企業文化変革に挑戦中。

カンロ株式会社, 広報部長
林 麻衣子
2001年3月明治大学農学部を卒業。4月にカンロ株式会社入社。
開発企画部マーケティングチーム(当時)に所属となり、その後約10年間マーケティング
業務に従事。ピュレグミ他複数の商品ブランドを担当する。
2011年より経営企画部に異動。その中で広報業務も担当しコーポレートブランドを意識す
るようになる。2017年、新CI導入プロジェクトに参画し、新CIの決定、ローンチまで行っ
た後、出産・育児のため休職。
2018年5月より復職し年初に新設された広報部に所属。2019年1月より広報部長。
コーポレートコミュニケーションに奔走する中で、主管部門長として企業パーパスの策定
を実行。現在パーパス浸透に試行錯誤する日々。
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2001年3月明治大学農学部を卒業。4月にカンロ株式会社入社。開発企画部マーケティングチーム(当時)に所属となり、その後約10年間マーケティング
業務に従事。ピュレグミ他複数の商品ブランドを担当する。
2011年より経営企画部に異動。その中で広報業務も担当しコーポレートブランドを意識す
るようになる。2017年、新CI導入プロジェクトに参画し、新CIの決定、ローンチまで行っ
た後、出産・育児のため休職。
2018年5月より復職し年初に新設された広報部に所属。2019年1月より広報部長。
コーポレートコミュニケーションに奔走する中で、主管部門長として企業パーパスの策定
を実行。現在パーパス浸透に試行錯誤する日々。

株式会社TSIホールディングス, TIP推進Div イノベーション統括部 シニアスクラムマネジャー 兼ファッションエンターテインメントスタジオ準備室長
加賀谷 三平
大学卒業後、通信販売企業を経て
2008年 ㈱サンエー・インターナショナル入社(現(株)TSI)百貨店キャリア系ブランドの運営に従事。
2014年からは㈱TSIホールディングスに転籍。情報システム部でCRM、事業戦略本部にてNPS/eNPS導入推進・普及に従事。
2017年からは、グループ全社を対象として新設したマーケティング室(主にリサーチ、顧客分析、インタビュー、共創、NPS等)を担当。
現在は、全社変革プログラム推進に従事。
ファッションエンターテインメント創造企業になることを目標に、2022年策定のパーパスや中期経営計画の社内浸透・行動変容・定着に向けた取組の他、全社既存事業の横断支援や新規事業構想等のプロジェクトを担当している。
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大学卒業後、通信販売企業を経て2008年 ㈱サンエー・インターナショナル入社(現(株)TSI)百貨店キャリア系ブランドの運営に従事。
2014年からは㈱TSIホールディングスに転籍。情報システム部でCRM、事業戦略本部にてNPS/eNPS導入推進・普及に従事。
2017年からは、グループ全社を対象として新設したマーケティング室(主にリサーチ、顧客分析、インタビュー、共創、NPS等)を担当。
現在は、全社変革プログラム推進に従事。
ファッションエンターテインメント創造企業になることを目標に、2022年策定のパーパスや中期経営計画の社内浸透・行動変容・定着に向けた取組の他、全社既存事業の横断支援や新規事業構想等のプロジェクトを担当している。

株式会社ロフトワーク, 執行役員 兼 イノベーションメーカー
棚橋 弘季
2013年、デザイン思考を用いたプロダクト・サービス開発の支援を行なった経験をもってロフトワークに入社。以来、デザイン思考、デザインリサーチ、オープンイノベーションを特徴とする新規事業の構想・コンセプトづくりのプロジェクトに携わる。2016年には、富士通の共創プラットフォーム「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」でグッドデザイン賞受賞。近年では、システム思考のアプローチも取り入れ、社会・環境課題の解決を目指した事業開発プロジェクトに多数携わる。複数のステークホルダーを巻き込んだコレクティブな活動づくりが得意。芝浦工業大学卒業。難解で分厚い本を読むことを愛する。生涯読んでる本は推定1500冊以上。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。noteのフォロワーは5万人超。
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2013年、デザイン思考を用いたプロダクト・サービス開発の支援を行なった経験をもってロフトワークに入社。以来、デザイン思考、デザインリサーチ、オープンイノベーションを特徴とする新規事業の構想・コンセプトづくりのプロジェクトに携わる。2016年には、富士通の共創プラットフォーム「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」でグッドデザイン賞受賞。近年では、システム思考のアプローチも取り入れ、社会・環境課題の解決を目指した事業開発プロジェクトに多数携わる。複数のステークホルダーを巻き込んだコレクティブな活動づくりが得意。芝浦工業大学卒業。難解で分厚い本を読むことを愛する。生涯読んでる本は推定1500冊以上。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。noteのフォロワーは5万人超。・ワークショップ参加者は、zoomとmiroの利用が必須となります。
ご参加の際は事前に参加可能かご確認をお願いします。