“Mobile Food Challenge” Day1|Workshop
「つくる」ことから想像する、食の未来
Finished イベント終了
つくることを通して、私たちが暮らす土地と、そこに存在するものを「食」の視点から捉えるプロジェクト「Mobile Food Challenge」。半径12km圏内にあるものからモバイルフードを自作するワークショップを開催。
つくることを通して、私たちが暮らす土地と、そこに存在するものを「食」の視点から捉えるプロジェクト「Mobile Food Challenge」。半径12km圏内にあるものからモバイルフードを自作するワークショップを開催。
About
食を切り口に、私たちの暮らしを見つめ直す
「Mobile Food Challenge」は、身の回りのものからモバイルフードをつくることを通して、私たちが暮らす土地と、そこに存在するものを「食」の視点から捉えるプロジェクトです。
Mobile Food/モバイルフード
このプロジェクトでは、例えば登山をするときの「携行食」のように、持ち運びが楽、手軽に調理できる、長持ち、栄養がある食べ物のことを指します。
Farm to Table(農場から食卓へ)など、食の地産地消の取り組みが各地で進められています。また、気候変動、生物多様性の喪失を背景に、持続可能なフードシステムの実現が求められ、新たな技術を利用した食材生産など、フードテックの領域にも注目が集まっています。
単なる栄養摂取にとどまらず、土地の地形や風土、歴史や文化、個人の価値観と密接に結びつき、私たちの暮らしの営みを支える食は、これからどのように変化していくのでしょうか?
食べることと、からだを動かすことのつながりを実感しやすい、携行食(モバイルフード)をつくることを通して探求していきます。
半径12km圏内にあるものからつくる
例えば、食にまつわることわざに「三里四方の食によれば、病知らず」という、現在の地産地消の取り組みにもつながるような言葉があります。
そこで今回は、「身の回り」が指す範囲を三里(約12km)と仮定し、その中にある要素を1つ以上取り入れ、モバイルフードをつくることに取り組みます。
プロジェクトはゲスト講師によるレクチャーからはじまり、その後、約3週間かけてモバイルフードのプロトタイプ制作と、身近な山や川などの自然に持ち込んで食べてみるところまで取り組みます。
そして9月中旬には、試行錯誤したプロセスと自然に持ち込んだ記録、アウトプットとしてのレシピを展示する企画展を開催予定です。
食品開発の経験は不問です。プロダクト、グラフィック、バイオアート、デジタルファブリケーションなど、自身の専門領域から「食べる」ことについて思考したい方はどなたでも*ご参加いただけます。
「食べる」ことを、自分の専門領域から思考してみる
初回のレクチャーでは、ゲスト講師に「食や暮らしを中心に、健やかに循環する社会」をテーマに、「三条スパイス研究所」の立ち上げなど、料理人経験を生かして食や農の企画に多数関わる山倉あゆみ氏をお招きします。
参加者が持ち寄った食材を、即興で組み合わせ、モバイルフードを自作するワークショップを開催。
栄養補給のための食糧を自分でつくるだけでなく、食材のルーツや味覚の記憶、食材の食べ合わせなどについて、ゲスト講師や参加者同士で対話をしながら、自身の専門領域と食べる行為がどのように繋がるか、それぞれが考えることのできる機会とします。
こんな人におすすめです
- 自身の専門領域から「食べる」ことについて思考したい方
- 食に関する社会課題に関心があり、より深い理解を求めている方
- 自然や環境と人間の関わり方をクリエイティブな方法で探ることに興味のある方
- 自然から新たなインスピレーションを得たり、表現手法を開拓したいデザイナー、クリエイター
- 食品業界でサステナビリティ推進や循環型の取り組みに携わっている方
Program
- 18:00-18:15
- Introduction「Mobile Food Challengeについて」
- 18:15-19:00
- Inspiration talk「味覚の記憶を辿る」
講師:山倉 あゆみ 氏 - 19:00-20:20
- Workshop「Bricolage Mobile Food ワークショップ」
講師:山倉 あゆみ 氏 - 20:20-20:30
- Closing
Schedule
1. レクチャー・ワークショップ
8月24日(金)18:00-20:30 @なはれ
- イントロダクション
- ゲストによるインスピレーショントーク
- モバイルフードを自作し、試食するワークショップ
2. リサーチ・試作期間
8月25日〜9月15日(約3週間)※期間中、中間報告会を実施予定@オンライン
- モバイルフードのレシピ制作
- 試作プロセスのドキュメンテーション(試行錯誤したデータ、レシピの記録など)
- 近場の自然に持ち込んだ記録
3. レシピ発表・展示インストール
9月16日(土)10:00-16:00(予定) @なはれ
- モバイルフードのレシピと試作プロセスの展示インストール
- 自作したモバイルフードのレシピを発表する
- ゲスト講師によるフィードバック
4. 展示
9月16日〜9月25日(10日間)
- モバイルフードのレシピと試作プロセスの展示
Outline
- 開催日
- 8月24日(木)18:00-20:30(17:30開場)
- 会 場
- なはれ
住所:京都府京都市下京区本塩竈町534
FabCafe Kyoto(京都府京都市下京区本塩竈町554)から徒歩2分(Google Map) - 定 員
- 15名(※先着順となります)
- 参加費
- 3,000円
※ 申し込みの方に決済用のリンクをお送りします。 - 持ち物
- ご自身がモバイルフードの素材にしたいと考える、身の回り(半径12km)にある食材
※そのまま、もしくは簡単な調理で食べられるものをお持ちください。 - 配 信
- なし
- 対 象
-
- 自身の専門領域から「食べる」ことについて思考したい方
- ワークショップへの参加、プロトタイプの試作、展示まで取り組むことができる方
- 食に関する社会課題に関心があり、より深い理解を求めている方
- 自然や環境と人間の関わり方をクリエイティブな方法で探ることに興味のある方
- 自然から新たなインスピレーションを得たり、表現手法を開拓したいデザイナー、クリエイター
- 食品業界でサステナビリティ推進や循環型の取り組みに携わっている方
- 主 催
- 株式会社ロフトワーク
- ご注意
-
- モバイルフードを試作するための費用および、展示物の制作のための費用は参加者の皆さんのご負担となります。ご了承ください
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comに掲載する場合があります
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
ACCESS
なはれ
京都府京都市下京区本塩竈町534
Speaker
Sync board Inc., 代表/プランニングディレクター
山倉 あゆみ
出身の新潟、長野、京都など多拠点生活を実践しながら「食や暮らしを中心に、健やかに循環する社会」をテーマに伴走型のプロジェクトワーカーとして活動。料理人経験を生かし、食や農の企画にも多数関わる。
(Photo by photopicnic 藤田二朗)
詳細を見る
出身の新潟、長野、京都など多拠点生活を実践しながら「食や暮らしを中心に、健やかに循環する社会」をテーマに伴走型のプロジェクトワーカーとして活動。料理人経験を生かし、食や農の企画にも多数関わる。(Photo by photopicnic 藤田二朗)
株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター / なはれ
村上 航
大学在学中に「地域おこし協力隊」に着任し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等に携わる。そのなかで出会った農林漁業やものづくりを生業とする人の知恵や語る言葉が強く印象に残り、見聞きしたことを伝える手段としてのデザインに興味を持つ。その後6年間、デザイン事務所で印刷物やWEBなどビジュアルデザインの経験を積む。日々伝えるためのデザインを制作する中で、目の前にある問題だけでなく、顕在化されていない課題にもアプローチしていきたいと考えるようになり、2022年7月ロフトワークに入社。