TALK NONSENSE 編み図アーカイブ・プロジェクト
合理性を編み直す
— 時代を超えた編み図が問う、ラグジュアリーの再定義
Finished イベント終了
戦時期の編み図を現代に翻案するリサーチプロジェクト。
展示、手編みワークショップ、トークを通じて「非効率」に宿る新しい価値を体験します。
戦時期の編み図を現代に翻案するリサーチプロジェクト。
展示、手編みワークショップ、トークを通じて「非効率」に宿る新しい価値を体験します。
About
戦時中の編み図が、現代に何を教えてくれるのか?
「非効率」に宿る、関係性の価値
現代のファッション産業では、設計段階から無駄を削減することや、パターンの最適化・事前シミュレーションが実現されています。効率性を求め、合理的な制作環境が整いつつあります。しかし、衣服を単なる消費ではなく、関係性が生まれる場として捉え直すとき、あえて手間や時間をかけることに新たな価値を見出すことができるのではないでしょうか。個別の物語や手触りにこそ豊かさを見出すこの視点は、工業的合理性を求めないことをラグジュアリーと再定義し、人と物、そしてその周囲の世界との新しい関係性を築く試みでもあります。
記憶を編み、未来への関係性を探る
〈TALK NONSENSE〉と共に、戦時中のアメリカ・イギリス・カナダで市民へ向けて発行された編み図を読み解くリサーチラボを、京都のプロジェクトスタジオ〈なはれ〉にて開始します。限られた物資の中で工夫された衣服は、工業的合理性を重視する現代において新たなヒントとなり得るのではないでしょうか。編み図に込められた「誰が、どこで、なぜつくったのか」という物語とともに、現代の身体や生活に照らして新たな関連性を検証し、主体的な創作の視点を呼び戻す そんな未来の豊かさを、探っていきます。
本企画は、なはれの「ショップ・イン・ショップ」として開催します。 「ショップ・イン・ショップ」とはコラボレーターとテーマを共有し、 リサーチや実験を通じて新たな事業の可能性を探る「共創の場の運営」 プログラムです。
| TALK NONSENSEについてもっと知る POPEYE Web での連載記事を通じて、彼らの活動理念や制作プロセスをより詳しく知ることができます。 https://popeyemagazine.jp/tag/talk-nonsense/ |
何ができる? 3つの体験
トーク|成果発表会
リサーチ成果や新たな発見を振り返る特別イベント
TALK NONSENSEのプロジェクト「Knits & Review」の解説とともに、本プロジェクトの総括として、ゲストを招いたトークイベントを開催いたします。京都服飾文化研究財団アシスタント・キュレーターの五十棲亘さんをお招きし、TALK NONSENSEとともに「着飾る欲望から、つくる欲望へ」をテーマに語り合います。『LOVE ファッション─私を着がえるとき』展の企画に携わった五十棲さんの視点から、ファッション史における「着飾る欲望」と、今回のプロジェクトが照らし出す「つくる欲望」との関係性を探求していきます。戦時期の編み図が現代に問いかける、ものづくりの本質的な意味について、多角的に議論します。
- 参加費:1,000円
- 定員:15名
- 開催日時:9/7(日) 14:00-16:00
-
- 14:00-14:40 TALK NONSENSE「Knits & Review」解説
- 15:00-15:40 トークセッション「着飾る欲望から、つくる欲望へ
- 15:40-16:00 交流会
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展示|編み図のコピー室
期間中はいつでも自由に入場して、編み図を印刷・持ち帰ることができます。
- 開館日時:8/25(月)-9/7(日) 13:00-19:00(9/1のみ休館)
- 利用方法:PCから好きな編み図を選んで印刷
- 料金:無料
- 会場で購入できるもの:
- 印刷した編み図を綴るオリジナルバインダー
- オリジナルトートバッグ
【終了しました】ワークショップ|1910年代に編まれていた「Cap Scarf」をつくろう
1910年代にイギリスで編まれていた帽子とマフラーの奇妙なハイブリット「Cap Scarf」の作り方をレクチャーします。元のデザインは、戦時下の兵士たちのために設計されたもの。シンプルな編み方でできており、初心者の方でも安心してご参加いただけます。編み終わらなくても、道具ごとお持ち帰りOK。冬に向けて、好きな長さまでゆっくり仕上げてみてください。
- 参加費:9,900円(毛糸・編み棒・オリジナルバインダー 込み)
- 開催日時:
- ①8/23(土) 11:00–13:00
- ②8/23(土) 15:00–17:00
- ③8/24(日) 11:00–13:00
- 定員:各回7名
- 予約フォーム:
- https://tns-workshop-kyoto-nahare-2508.peatix.com/
※お申し込みはTALK NONSENSEのPeatixページに移動します
- https://tns-workshop-kyoto-nahare-2508.peatix.com/
こんな人に おすすめです
- アーカイブ活用・循環型ものづくりによる新商品開発を検討している企業・ブランドの方
- アパレル・製造業のクリエイターや企画担当で限定生産・少量生産でのブランド価値向上を目指す方
- 素材とデザインの新しい関係性を探求し、ナラティブ重視のマーケティングを実践したい方
- デジタル×アナログ融合・ファブの次の展開を模索している方
- ファッションを”トレンド”だけでなく”文化”**として学び、リペア・リメイク文化をビジネスに活かしたい方
- 手を動かすものづくりに関心がある方、編み物を楽しんでいる方
- 次のムーブメントに敏感で、カルチャー誌やZINEが好きな方
Guest

TALK NONSENSE
東京を拠点に2024年設立。衣服を単なる消費ではなく、関係性が生まれる場として捉え直すことで、世界における多様なあり方を探求する。
ディレクター / 小梶真吾
1991年生まれ。京都芸術大学卒、渡仏後Académie Internationale de Coupe de Paris修了。2022年KKJデザイン事務所設立。2024年から沖裕希とともに〈TALK NONSENSE〉を立ち上げ。
デザイナー / 沖裕希
1994年生まれ。文化服装学院ニットデザイン科卒。国内老舗ニットメーカーやブランドでの経験を経て2024年独立。現在は多くのブランドの製品企画に携わる。
Webサイト:www.talknonsense.xyz
Instagram:https://www.instagram.com/talknonsense.xyz/
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東京を拠点に2024年設立。衣服を単なる消費ではなく、関係性が生まれる場として捉え直すことで、世界における多様なあり方を探求する。ディレクター / 小梶真吾
1991年生まれ。京都芸術大学卒、渡仏後Académie Internationale de Coupe de Paris修了。2022年KKJデザイン事務所設立。2024年から沖裕希とともに〈TALK NONSENSE〉を立ち上げ。
デザイナー / 沖裕希
1994年生まれ。文化服装学院ニットデザイン科卒。国内老舗ニットメーカーやブランドでの経験を経て2024年独立。現在は多くのブランドの製品企画に携わる。
Webサイト:www.talknonsense.xyz
Instagram:https://www.instagram.com/talknonsense.xyz/

五十棲 亘
京都服飾文化研究財団 アシスタント・キュレーター
専門はファッション史、キュレーション。2022年より現職。担当展覧会に『LOVE ファッション─私を着がえるとき』(京都国立近代美術館、熊本市現代美術館、東京オペラシティ アートギャラリー、2024-25年)、共著に『クリティカルワード ファッションスタディーズ』(フィルムアート社、2022年)、共訳に『ファッションセオリー──ヴァレリー・スティール著作選集』(アダチプレス、2025年)などがある。研究誌『Fashion Talks...』(京都服飾文化研究財団編)編集スタッフ。
Instagram:https://www.instagram.com/72yearsold?igsh=MXE2a2FzcjZsMTk5cA%3D%3D&utm_source=qr
photo: Yutaro Saito
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京都服飾文化研究財団 アシスタント・キュレーター専門はファッション史、キュレーション。2022年より現職。担当展覧会に『LOVE ファッション─私を着がえるとき』(京都国立近代美術館、熊本市現代美術館、東京オペラシティ アートギャラリー、2024-25年)、共著に『クリティカルワード ファッションスタディーズ』(フィルムアート社、2022年)、共訳に『ファッションセオリー──ヴァレリー・スティール著作選集』(アダチプレス、2025年)などがある。研究誌『Fashion Talks...』(京都服飾文化研究財団編)編集スタッフ。
Instagram:https://www.instagram.com/72yearsold?igsh=MXE2a2FzcjZsMTk5cA%3D%3D&utm_source=qr
photo: Yutaro Saito

株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター / なはれ
加藤 あん
愛知県出身。名古屋芸術大学芸術教養領域卒業。大学では「身体と衣服」をテーマに研究。また、展覧会の企画やキャンパスの改装計画にも携わる。2021年FabCafe Nagoyaでインターンを経験し、クリエイティブの力を体感。様々な分野とクリエイティブによって生み出される新たな価値の遭遇を求め、ロフトワークに入社。映画と生姜が好き。
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愛知県出身。名古屋芸術大学芸術教養領域卒業。大学では「身体と衣服」をテーマに研究。また、展覧会の企画やキャンパスの改装計画にも携わる。2021年FabCafe Nagoyaでインターンを経験し、クリエイティブの力を体感。様々な分野とクリエイティブによって生み出される新たな価値の遭遇を求め、ロフトワークに入社。映画と生姜が好き。Outline
- 開催期間
- 8月23日(土)〜9月7日(日)13:00〜19:00
- 会 場
- なはれ
住所:京都府京都市下京区本塩竈町534
※FabCafe Kyotoから徒歩2分
Google Maps - 対 象
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- アーカイブ活用・循環型ものづくりによる新商品開発を検討している企業・ブランドの方
- アパレル・製造業のクリエイターや企画担当で限定生産・少量生産でのブランド価値向上を目指す方
- 素材とデザインの新しい関係性を探求し、ナラティブ重視のマーケティングを実践したい方
- デジタル×アナログ融合・ファブの次の展開を模索している方
- ファッションを”トレンド”だけでなく”文化”として学び、リペア・リメイク文化をビジネスに活かしたい方
- 手を動かすものづくりに関心がある方、編み物を楽しんでいる方
- 次のムーブメントに敏感で、カルチャー誌やZINEが好きな方
- 主催・協賛
- 主催:株式会社ロフトワーク, KKJデザイン事務所
協賛:株式会社元廣 - 注 意
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comに掲載する場合があります
プログラムは、予告なく変更される場合があります。
ACCESS
なはれ 住所:京都府京都市下京区本塩竈町534
※FabCafe Kyotoから徒歩2分
主催・協賛
主催

株式会社ロフトワーク

KKJデザイン事務所
協賛
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株式会社元廣
展示は申し込み不要です
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