EVENT 展示+トーク

自分たちの身体や場所と“見えにくい”エネルギーをどう接続して暮らせる?
エネルギー人類学を知るエキシビジョン

Finished イベント終了

Date
2023-11-10 (Fri) -
2023-11-23 (Thu)
上記期間の(木)(金)(土)のみ開催。トークイベントは11/11のみです。
Place
なはれ MAP
fee
無料

Finished

About

エネルギーを知ることにどんな意味があるだろう、を考えてみる2週間

「DIY Energy Anthropology」は、見えにくいエネルギーという存在を、 手を動かしながら理解し、日常生活にひそむ、様々な関係性を探求していくプロジェクトです。7月に熱センサーをつくるワークショップを実施したほか、太陽光のみを動力源としてオフグリッドで制作した「なはれ」のウェブサイトを9月に開設しました。

今回は、そのウェブサイトに1ヶ月密着。「この場所の太陽光が、どのくらい発電を行い、どのくらい稼働したのか?」「日の照り方や陰り方、雲の流れ方や風の強弱はどのように立ち現れていたのか?」10月の1ヶ月間で記録された定量的なデータと、定性的な叙述/表現をミックスした展示を、オープンギャラリーという形式(プロセスを開示し、その内容をもとに気軽に対話できるような場)で行います。

また、展示にはひらめきを与えてくれたプロジェクトとして、市民がボトムアップでエネルギーとの関係性を思索していくような活動をしている研究機関やスタートアップ企業の試みをいくつか展示します。そして、11/11(土)には、DIYエネルギー人類学とは何か、についてのスペシャルトークセッションを実施します。

Exhibition

オフグリッドウェブサイトの軌跡と、インスピレーションプロジェクトの紹介

太陽光パネル、バッテリー、オフグリッドシステムの一部を展示。また、10月の太陽光パネルの発電量やバッテリーの消費電力量などのデータを展示。さらに、とある1日に注目し、タイムラプス映像のほか、ダンサーであり映像作家でもあるnouseskouさんによる太陽と手のダンスの映像を展示予定です。

合わせて、市民が草の根でエネルギーとの関係性を思索していけるような活動をされている、研究機関やスタートアップ企業の活動を紹介します。太陽光発電でエネルギーをつくる屋根〈Roof-1〉や、オープンソースの循環型ソーラーパネル〈Biosphere solar〉、太陽光との関係を見直すデザインフェスティバル〈Solar Biennnale〉などのパネル展示を予定しています。

(写真右)© Aiste Rakauskaite

Exhibition

  • 会 期:11月10日(木)〜11月23日(木)

  • 時 間:14:00-18:00 ※会期中の木、金、土のみ

  • 場 所:なはれ(京都府京都市下京区本塩竈町534)

  • 入場料:無料

※申込みが必要です。

Talk Session

エネルギー人類学の紹介と、DIYエネルギー人類学プロジェクトの概要

7/29(土)に開催された「熱センサーをつくろう!エネルギー人類学を学ぶワークショップ」。この冒頭で話したイントロダクションとレクチャーを、大阪大学人類学教授である森田敦郎さんにお話しいただきます。

トークセッションの主な流れ

  • 展示について、みなさんの軽い自己紹介(ロフトワーク 国広信哉)
  • エネルギー人類学について(大阪大学 森田敦郎)
  • 質疑応答

トークセッションは1時間です。会場の広さの都合上、午前と午後の2回に分け、それぞれ最大12名を定員としています。

Talk Session

  • 日 時:11月11日(土)午前の部 10:00-11:00、午後の部 13:00-14:00

  • 場 所:なはれ(京都府京都市下京区本塩竈町534)

  • 参加費:無料

  • 定 員:各回12名(先着順)

※申込みが必要です。

Collaborator

nouseskou(山本 晃)

ダンサー、映像作家

nouseskou(山本 晃)

Touchdeginer を使用したテクノロジーと身体の関係の作品を展開していますが、特に身体からのアプローチを非常に大切にしています。ストリートダンスおよびコンテンポラリーダンスではnouses
というチームで日本選手権のファイナリストです。 生まれ故郷である、京都の自然や森、神社に佇む気配などに影響を受けて作品制作をしています。ダンスから音楽制作、映像デザインまで幅広く手掛けています。特にMusique concrèteや1970年代の日本のもの派という表現のプロセスに影響を受けています。Collaboration & Media Feature: 森山未來、原摩利彦、MISIA、adidas Y3、G-SHOCK

詳細を見る Touchdeginer を使用したテクノロジーと身体の関係の作品を展開していますが、特に身体からのアプローチを非常に大切にしています。ストリートダンスおよびコンテンポラリーダンスではnouses
というチームで日本選手権のファイナリストです。 生まれ故郷である、京都の自然や森、神社に佇む気配などに影響を受けて作品制作をしています。ダンスから音楽制作、映像デザインまで幅広く手掛けています。特にMusique concrèteや1970年代の日本のもの派という表現のプロセスに影響を受けています。Collaboration & Media Feature: 森山未來、原摩利彦、MISIA、adidas Y3、G-SHOCK
森田 敦郎

大阪大学, 人間科学研究科教授/Ethnography Lab, Osaka 代表

森田 敦郎

人類学者。テクノロジー・社会・環境の関係をエスノグラフィの手法を通して研究してきた。とくに、日々の暮らしが環境・気候危機といかに繋がっているのかを、物流、エネルギー、生産などのインフラストラクチャーに注目して理解しようとしてきた。工藝をモデルに循環型モノづくりを目指すパースペクティブの理念に共感し、ファブビレッジ京北のラボ事業に参加。「つくること」を通して、暮らしを支えるテクノロジーと環境の関係を探究するクリティカル・メイキングの実験も行っている。

詳細を見る 人類学者。テクノロジー・社会・環境の関係をエスノグラフィの手法を通して研究してきた。とくに、日々の暮らしが環境・気候危機といかに繋がっているのかを、物流、エネルギー、生産などのインフラストラクチャーに注目して理解しようとしてきた。工藝をモデルに循環型モノづくりを目指すパースペクティブの理念に共感し、ファブビレッジ京北のラボ事業に参加。「つくること」を通して、暮らしを支えるテクノロジーと環境の関係を探究するクリティカル・メイキングの実験も行っている。
国広 信哉

株式会社ロフトワーク, シニアディレクター / なはれ

国広 信哉

美術展やVIのグラフィックデザインを7年間手掛けたのち、2011年ロフトワーク入社。ロフトワーク京都ブランチの立ち上げに従事。企業や省庁の新サービスの顧客開発や、新技術の用途開発などの機会領域を社会に問いながら探っていくプロジェクトが得意。主な担当に、高齢社会の機会領域を探る基礎調査「Transformation」、オンライン融資サービス「ALTOA」顧客開発、成安造形大学特別授業「デザインdeath」など。米国PMI®認定PMP®。趣味は山のぼり、辺境音楽収集、野外録音。大阪大学人間科学研究科博士前期課程に在籍しながら、デザインと人類学の周縁を研究中。

詳細を見る 美術展やVIのグラフィックデザインを7年間手掛けたのち、2011年ロフトワーク入社。ロフトワーク京都ブランチの立ち上げに従事。企業や省庁の新サービスの顧客開発や、新技術の用途開発などの機会領域を社会に問いながら探っていくプロジェクトが得意。主な担当に、高齢社会の機会領域を探る基礎調査「Transformation」、オンライン融資サービス「ALTOA」顧客開発、成安造形大学特別授業「デザインdeath」など。米国PMI®認定PMP®。趣味は山のぼり、辺境音楽収集、野外録音。大阪大学人間科学研究科博士前期課程に在籍しながら、デザインと人類学の周縁を研究中。
Monochrome

Monochrome

ファウンダーの梅田優祐が自宅を建設する際に、理想の住宅用太陽光パネルと、つくられた自然エネルギーを効果的に制御するためのソフトウェア(HEMS)が存在しない問題に直面したことをきっかけに、この問題を解決するため、CTOのラス・イズラムと共に2021年7月に設立。第一弾の製品として、太陽光発電でクリーンなエネルギーをつくる屋根"Roof-1"を2023年3月に発売。また、この10月には第二弾の製品として、Roof-1で生み出されたエネルギーを見える化する"Home-1"を発売しました。

詳細を見る ファウンダーの梅田優祐が自宅を建設する際に、理想の住宅用太陽光パネルと、つくられた自然エネルギーを効果的に制御するためのソフトウェア(HEMS)が存在しない問題に直面したことをきっかけに、この問題を解決するため、CTOのラス・イズラムと共に2021年7月に設立。第一弾の製品として、太陽光発電でクリーンなエネルギーをつくる屋根"Roof-1"を2023年3月に発売。また、この10月には第二弾の製品として、Roof-1で生み出されたエネルギーを見える化する"Home-1"を発売しました。
Biosphere Solar

Biosphere Solar

太陽光発電は未来のエネルギー源ですが、同時に大量の廃棄物を生み出します。バイオスフィアソーラーは、公正で循環型のソーラーパネルを開発するグローバルな集団です。こうすることで、太陽光発電業界に新しいデザインスタンダードを設定し、循環型社会を実現することを目指しています。私たちは、修理や改修のために分解することができ、新しい技術でアップグレードすることができ、耐用年数終了時に高い価値でリサイクルすることができる、モジュール式のPVモジュール設計を開発中です。

詳細を見る 太陽光発電は未来のエネルギー源ですが、同時に大量の廃棄物を生み出します。バイオスフィアソーラーは、公正で循環型のソーラーパネルを開発するグローバルな集団です。こうすることで、太陽光発電業界に新しいデザインスタンダードを設定し、循環型社会を実現することを目指しています。私たちは、修理や改修のために分解することができ、新しい技術でアップグレードすることができ、耐用年数終了時に高い価値でリサイクルすることができる、モジュール式のPVモジュール設計を開発中です。
Solar Biennale

Solar Biennale

ソーラー・デザイナーのマルヤン・ファン・オーベルとポーリン・ファン・ドンゲンが主導するソーラー・ビエンナーレの第1回が、9月8日から2022年10月まで、ロッテルダムとアイントホーフェンの両都市で開催された。このビエンナーレは、太陽エネルギーに関する一般的な技術的・経済的視点に対抗するものであった。このビエンナーレでは7週間にわたり、科学的な研究や画一的なソーラーパネルを超えた、人間的な視点、つまり太陽光発電の世界に焦点が当てられた。文化的実践と場所固有のエネルギーが、ポスト炭素の未来をどのように発展させるかを決定する。ソーラー・ビエンナーレは、ソーラー・ムーブメントの一環であり、ソーラー・エネルギーに対する見方を変えることを目的としている。

詳細を見る ソーラー・デザイナーのマルヤン・ファン・オーベルとポーリン・ファン・ドンゲンが主導するソーラー・ビエンナーレの第1回が、9月8日から2022年10月まで、ロッテルダムとアイントホーフェンの両都市で開催された。このビエンナーレは、太陽エネルギーに関する一般的な技術的・経済的視点に対抗するものであった。このビエンナーレでは7週間にわたり、科学的な研究や画一的なソーラーパネルを超えた、人間的な視点、つまり太陽光発電の世界に焦点が当てられた。文化的実践と場所固有のエネルギーが、ポスト炭素の未来をどのように発展させるかを決定する。ソーラー・ビエンナーレは、ソーラー・ムーブメントの一環であり、ソーラー・エネルギーに対する見方を変えることを目的としている。

Outline

会 期
11月10日(金)14:00-18:00
11月11日(土)14:00-18:00
11月16日(木)14:00-18:00
11月17日(金)14:00-18:00
11月18日(土)14:00-18:00
11月23日(木)14:00-18:00
トーク
2023年11月11日(土)
午前の部 10:00-11:00 定員12名
午後の部 13:00-14:00 定員12名
入場料
無料
会 場 
なはれ 住所:京都府京都市下京区本塩竈町534
FabCafe Kyoto(京都府京都市下京区本塩竈町554)から徒歩2分
https://goo.gl/maps/vEnPfhuCk9QB2X2Q7
申込み
※申込みが必要です。フォームよりお申し込みください。
対 象
  • エネルギーの作り方や使い道を創造的に思考・実践しているクリエイターやチームの方
  • 化石燃料を中心としない、代替エネルギーを用いた事業を営むスタートアップ企業の方
  • 建築やホテルといった、空間とオフグリッドを混ぜたアイデアを実行する不動産/観光企業の方
  • リジェネラティブ、トランジションなどの周縁に敏感なデザインや人文・工学系の研究者の方
  • サステナブルなデジタルデザインに興味関心のある広報・事業企画担当者の方
  • サーキュラーエコノミーやGXといった領域に関心のある中小企業経営者・行政の方
主 催 
株式会社ロフトワーク
協 力
大阪大学人類学研究室
ご注意
  • 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comに掲載する場合があります
  • プログラムは、予告なく変更される場合があります。

ACCESS

なはれ 
住所:京都府京都市下京区本塩竈町534
FabCafe Kyoto(京都府京都市下京区本塩竈町554)から徒歩2分

トークセッションも展示会場への入場のみの場合も、申し込みが必要です

Finished

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