続・生物多様性とデータとビジネス
【生物多様性を手繰り寄せるシリーズ vol.2】
Finished イベント終了
- Date
-
2024-08-06 (Tue)
10:00-12:30
- Capacity
- リアル会場:30名、オンライン会場:100名
- fee
- 無料
Finished
About
生物多様性に向けての企業の取組事例
2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」では、2030年までに陸域と海域の30%以上を保全する「30by30目標」などが行動目標に位置付けられると同時に、大企業の生物多様性に関する情報開示が求められました。そうした流れのなかで、日本でも大企業を中心に「生物多様性」への注目度が高まり、情報収集をされる方が増えている印象があります。
ただ、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)に沿った情報開示などは多く発信されている一方で、実際に生物多様性の保全や回復に向けた取り組みを行っている企業事例に関する情報が見つけにくい状況です。さらにCSR的な活動ではなく、事業にもつながるような事例となると更にその数が少なくなります。
そうした背景もあるのか、2024年5月15日開催の「生物多様性とデータとビジネス|生物多様性を手繰り寄せるシリーズ vol.1」で、大成建設株式会社さまに富士山南陵工業団地開発事業における生物多様性の取り組み事例を紹介いただいた際には非常に大きな反響がありました。ご来場者をはじめとして、「役に立った」「ぜひこうしたイベントをまたやってほしい」という声を多くいただき、今回、第2弾「続・生物多様性とデータとビジネス」の開催を決定しました。
積水ハウスの取組事例と、生物多様性の純増の算出方法
第2弾のゲストは、2001年からすでに20年以上に亘り活動している「5本の樹」計画など、独自の生物多様性への取り組みを推めている積水ハウス株式会社の井阪 由紀さま。そして、積水ハウスさまと共同で生物多様性ビッグデータ、A Iを活用した、『生物多様性の純増(「生物多様性ネットゲイン」)と算出方法の標準化』を目指して活動を行う株式会社シンク・ネイチャーの久保田 康裕さまです。
積水ハウスでは、「3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域の在来樹種を」という思いを込めた植栽事業である「5本の樹」計画の活動で、20年間で植栽した樹木の累積本数は、2024年4月には2000万本を超えました。シンクネイチャーとの共同検証では、世界で初めて、都市における生物多様性の定量評価の仕組みを構築しています。「5本の樹」計画の取り組みで地域における在来種の樹種数が平均5種から10倍の50種にしたことにより、住宅地に訪れる鳥の種類は2倍に、蝶は5倍になる可能性があり、「3大都市圏では生物多様性データが存在する1977年の約30%にまで回復」しているという評価が得られたそうです。今回はこのあたりの取り組みについてお2人に詳しくお聞きします。
プログラムは前後半に分かれており、前半(ゲストからのプレゼンテーションおよびモデレーターを加えた3名でのクロストーク)は、会場/オンラインのいずれの方法でも参加可能です。後半は会場参加のみとなり、企業がビジネスの観点からどのように生物多様性に取り組むかについての意見交換を、ゲストのお二人を交えたミニワークと交流会を通じて行っていきます。
生物多様性に対して企業としてどう取り組んでいくかにお悩みの方、ゲストのお話からヒントを見つけたり、同じように取り組んでいる/取り組もうとしているほかの組織の方と意見交換できる機会だと思います。GGPやロフトワークにどう取り組めばよいか相談いただくことも可能です。ぜひご参加ください。
【生物多様性を手繰り寄せるシリーズ vol.1】 レポート公開中
こんな人におすすめです
- 企業や団体のサステナビリティに所属する部署や担当者
- データビジネスに関連する企業や事業部
GREEN×GLOBE Partnersとは
GREEN×GLOBE Partnersは、環境・社会課題解決のためにSMBCグループが2020年7月に設立した事業者コミュニティです。
『環境・社会課題解決の「意識」と「機会」を流通させる』ことを目的に、事業者に向けた情報発信や、仲間を見つけるための機会の創出など、事業者に向けた支援を行っています。
コミュニティ内外の志をともにするパートナーをつなぎ、プロジェクトの組成と推進を支援することを通して、環境・社会課題解決に必要な活動や関係者が増えていくことを目指しています。
GREEN×GLOBE Partners:https://ggpartners.jp
Speaker
積水ハウス株式会社, ESG経営推進本部 環境推進部 環境推進部長 兼 環境マネジメント室長
井阪 由紀
2005年積水ハウス入社。戸建住宅の個人請負営業職を経て、国際事業部に在籍。東欧・アジア等に駐在、現地でのマーケティング・販売企画を中心に海外不動産開発事業を推進。19年に広報・コミュニケーション部門においてESGテーマを担当。2022年8月より環境推進部、2023年11月より現職。事業活動におけるCO₂削減、ESG情報開示、生物多様性回復、CEなどの環境取り組み等を推進する。
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2005年積水ハウス入社。戸建住宅の個人請負営業職を経て、国際事業部に在籍。東欧・アジア等に駐在、現地でのマーケティング・販売企画を中心に海外不動産開発事業を推進。19年に広報・コミュニケーション部門においてESGテーマを担当。2022年8月より環境推進部、2023年11月より現職。事業活動におけるCO₂削減、ESG情報開示、生物多様性回復、CEなどの環境取り組み等を推進する。株式会社シンク・ネイチャー, 代表取締役
久保田 康裕
北海道大学農学部卒業、帯広畜産大学大学院修士課程修了、東京都立大学理学部大学院博士課程修了 博士(理学)。専門は生態学。世界中の森を巡るフィールドワークと、ビッグデータやAIを活用したデータサイエンスによって、生物多様性の保全科学を推進する。研究チームでスタートアップ「株式会社シンク・ネイチャー」を起業し、生物多様性市場を創出することに挑戦している。琉球大学 理学部 海洋自然科学科 教授。
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北海道大学農学部卒業、帯広畜産大学大学院修士課程修了、東京都立大学理学部大学院博士課程修了 博士(理学)。専門は生態学。世界中の森を巡るフィールドワークと、ビッグデータやAIを活用したデータサイエンスによって、生物多様性の保全科学を推進する。研究チームでスタートアップ「株式会社シンク・ネイチャー」を起業し、生物多様性市場を創出することに挑戦している。琉球大学 理学部 海洋自然科学科 教授。株式会社ロフトワーク, マーケティング/ SPCS
浦野 奈美
大学卒業後ロフトワークに入社。渋谷オフィスにてビジネスイベントの企画運営や日本企業と海外大学の産学連携のコミュニティ運営を担当。2020年にはFabCafe Kyotoのレジデンスプログラム「COUNTERPOINT」の立ち上げと運営に従事。また、FabCafeのグローバルネットワークの活動の言語化や他拠点連携の土壌醸成にも奔走中。2022年からは、自然のアンコントローラビリティを探究するコミュニティ「SPCS」の立ち上げと企画運営を担当。大学で学んだ社会保障やデンマークのフォルケホイスコーレ、イスラエルのキブツでの生活、そして、かつて料理家の森本桃世さんと共催していた発酵部活などが原体験となって、場の中にカオスをつくることに興味がある。
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大学卒業後ロフトワークに入社。渋谷オフィスにてビジネスイベントの企画運営や日本企業と海外大学の産学連携のコミュニティ運営を担当。2020年にはFabCafe Kyotoのレジデンスプログラム「COUNTERPOINT」の立ち上げと運営に従事。また、FabCafeのグローバルネットワークの活動の言語化や他拠点連携の土壌醸成にも奔走中。2022年からは、自然のアンコントローラビリティを探究するコミュニティ「SPCS」の立ち上げと企画運営を担当。大学で学んだ社会保障やデンマークのフォルケホイスコーレ、イスラエルのキブツでの生活、そして、かつて料理家の森本桃世さんと共催していた発酵部活などが原体験となって、場の中にカオスをつくることに興味がある。Program
- 10:00-10:10
- イントロダクション
株式会社三井住友フィナンシャルグループ 秋山 峻亮
株式会社ロフトワーク 小城 真奈
- 10:10-10:50
-
ゲストトーク1
事例紹介「『5本の樹』計画を中心とした生物多様性に関する取り組みについて」
積水ハウス株式会社 環境推進部 井阪 由紀
ゲストトーク2
事例紹介「『生物多様性の純増と算出方法の標準化』について」
株式会社シンク・ネイチャー 久保田 康裕
- 10:50-11:20
- クロストーク&質疑応答
積水ハウス株式会社 環境推進部 井阪 由紀
株式会社シンク・ネイチャー 久保田 康裕
株式会社ロフトワーク 浦野 奈美 - 11:20-11:30
- トークセッション クロージング
(オンライン参加の方は本セッションでご退出となります)
- 11:30-12:00
- ミニワーク
- 12:00-12:30
- 登壇者と参加者のネットワーキング
Outline
- 開催日時
- 2024年8月6日(火)
トークセッション:10:00-11:30
ミニワーク+ネットワーキング:11:30-12:30(会場参加の方のみ) - 開催方法
- リアル会場(トーク+ミニワーク+ネットワーキング)+オンライン配信(トークのみ)
- 定員
- リアル会場:30人、オンライン開催:100名
- リアル会場
-
ロフトワーク渋谷 10階
住所:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア 10階
MAP:https://bit.ly/3AD6EDJ - オンライン配信
- Zoomウェビナー
Youtube Live - 参加費
- 無料
- 共催
- 株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、株式会社ロフトワーク
ご注意
- 会場参加の申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。当落結果のご連絡は8月2日(金)までにご連絡します。(申込締切:7月30日正午)
- オンライン参加の方へのリマインドメールは、開催前日までに申し込みの際に、ご登録いただいたメールアドレス宛にお送りします。
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日Loftwork.comおよびGREEN×GLOBE PartnersのWebサイトに掲載する場合があります。
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- 本イベントの取材をご希望の方は、GGP事務局(greenglobepartners_event@loftwork.com)までお問い合わせください。
ACCESS
ロフトワーク渋谷
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア10階