
マクセル主催の「クセ探 Vol.1」。
浮かぶ映像とアーティストの対話、空中ディスプレイを使ったアート作品を展示
Finished イベント終了
- Date
-
2025-02-15 (Sat) -
2025-03-13 (Thu)
- Time
- 9:30~17:00
- Place
- クセがあるスタジオ MAP
- fee
- 無料(申し込み不要)
Finished
About
クセがあるスタジオにて、テクノロジー×アートの新たな挑戦
マクセルと次世代を担う新たなプレイヤー、これまで出会わなかった感性やテクノロジー、創造性が混ざり合うことで、新たな価値を生み、企業価値の向上やブランディングに寄与することを目的として、アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都に2024年にオープンした「クセがあるスタジオ」。
今回、クセがあるスタジオにてアーティストとの探求活動を通して、新たな認識の創出や創造的思考による表現を行う「クセ探Vol.1 〜アーティストによるAFIDの再解釈〜」を開催します。
本展示では、2名のアーティスト岡本 斗志貴さんと羽田 光佐さんが、マクセルが開発した空中ディスプレイ「Advanced Floating Image Display 」(以下、AFID)の「クセ」を探求し、それぞれの視点でAFIDを用いた作品展示を行います。
岡本さんは、鑑賞者の視点によって映像が見えたり見えなかったりするAFIDの特徴から、展示空間を歩き、視点を変えながら楽しめる映像表現を行います。
羽田さんは、浮遊した映像が眼の前にあるかのように見えて触ろうとするも、永遠に触ることが出来ないというAFIDの体験の不思議さや暗所で見た像の幻想感を発想の起点とし、自身の関心テーマである”生の不思議さ”と繋ぎ合わせた表現を模索します。
空中ディスプレイ「AFID」とは?
「AFID」は、マクセル株式会社が開発した空中に映像を表示することが出来る空中ディスプレイです。空中に表示されたスイッチやアイコンは、タブレット端末のように操作することができます。
▼Advanced Floating Image Display (AFID) ※イメージ

より詳細な情報は、以下よりご確認ください。
アーティスト紹介

作品名:「光のオブジェクト」
岡本 斗志貴 / Toshiki Okamoto
プログラマー、アーティスト、VJ
【プロフィール】
2000年生まれ。技術によって生まれる新しい表現の形式と、身体的な体験を通じた知覚現象を探求する。他分野のクリエイターとの共同制作を活発に行う。また、プログラミングを用いた映像のデザインを得意とする。
【展示へのコメント】
AFIDの映像メディアとしての魅力は、像が浮遊して見えるという直感的な不思議さ以上に、映像を空間的かつ身体的な体験へと拡張する可能性にあると感じました。本来、ディスプレイの「四角い枠」に囚われた存在であるはずの映像が、まるで物質として目の前に実在するかのように振る舞うのです。コンテンツがフレームを飛び越え、空間を自由に動く様は、映像の未来の形を私たちに見せてくれているようです。

作品名:「Empathetic being」
羽田光佐/ Misa Haneda
アーティスト
【プロフィール】
東京を拠点に活動。”生きていること”の不可思議さに心を惹かれ、生物同士の関わり合い・無機物との繋がり・生命が辿ってきた歴史やその仕組みをひも解きながら、自分の存在を捉え直すことを模索する。映像表現を主な手法としつつ、微生物培養などバイオロジーや、電子デバイスを用いた制作も行う。
【本展示へのコメント】
ヒトは、身体的な痛みを感じるときだけでなく、感情が溢れ出るときにも涙を流し、また誰かが泣く姿に心を揺さぶられる生き物です。泣くことは弱く恥ずかしいことだと言われる一方で、成熟しても感情的な涙を流す特性からは、他人の弱い感情を自分のことのように想像し合える存在として、ヒトが進化してきたとも言えるのではないでしょうか。
AFIDが映し出す像は、まるで本当にそこにあるように見えて思わず手を伸ばしたくなりますが、永遠に触れることは出来ません。この体験の不思議さや、暗所で見たときの幻想感が印象的で、わたしの中で夜空に浮かぶ月を見たときの感覚に重なりました。これを発想の起点に、本作品では星が変化していくタイムスケールの中に、ヒトの存在を浮かび上がらせます。
Outline
- タイトル
- クセ探Vol.1 〜アーティスト2名によるAFIDの再解釈〜
- 会場
- クセがあるスタジオ
京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字鏡田30番地1 (アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都内)詳細なアクセス方法はこちらからご確認ください。
- 会期
- 2月15日(土)〜3月13日(木)
※ 2月22日(土)〜24日(月・祝)、3月1日(土)、3月2日(日) は閉館いたします。 - 時間
- 9:30~17:00
- 入場料
- 無料(申し込み不要)
- 主催
- マクセル株式会社
- 企画・運営
- 株式会社ロフトワーク
ACCESS
クセがあるスタジオ
京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字鏡田30番地1 (アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都内)
お車の場合:大山崎IC・JCTから約3分 (国道171号線沿い大阪方面)/駐車場60台あり
公共交通機関の場合:JR山崎・阪急大山崎駅から徒歩約20分
※正門入口は西側(東側のマクセル株式会社正門側から入れません)
展示会場について
クセがあるスタジオ
京都府大山崎町、マクセルの敷地の一部がアートとテクノロジーの混ざり合うオープンイノベーション拠点に生まれ変わりました。「クセがあるスタジオ」はその一画に位置する約100平米のスタジオです。これまで出会うことのなかったクリエイターやアーティスト、エンジニア、まだ見ぬ新たなプレイヤーそれぞれが持つ“クセ”を掛け合わすことができる拠点が完成。クリエイターやアーティストによる展示やイベントから、マクセルの技術を体験できるワークショップまで。ものづくりに携わる人の感性やテクノロジーが混ざり合うようなプログラムが開催されることで、未来の日常を生み出していきます。


※ 2月22日(土)〜24日(月・祝)、3月1日(土)、3月2日(日) は閉館いたします。