EVENT トーク

人口学者・社会起業家と問い直す:
Z世代と共に向き合う、少子化時代の未来デザイン
~ReDesign Family & Work~

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Date
2025-07-29 (Tue)
14:00-17:50
Place
ロフトワーク渋谷オフィス10階(COOOP10)or YouTube+Zoom MAP
Capacity
リアル会場:30名、オンライン会場:100名
fee
無料

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About

少子化の構造と現場のリアルを知る

日本の未来を考える上で、避けては通れない「少子化」という課題。
しかし、この複雑な社会課題を、私たちは本当に正しく理解できているでしょうか?
「出生率の低下」という数字の裏には、Z世代をはじめとする若い世代の価値観の変容、働き方の多様化、そして個人のリアルな葛藤が複雑に絡み合っています。従来の延長線上にある対策だけでは、もはや本質的な解決には至りません。本イベントでは、この課題に新たな光を当てる2名のエキスパートをお招きします。

一人は、データと統計を武器に、世界の人口動態をマクロな視点で分析する人口学者の茂木良平氏。メディアが報じる「出生数減少」の裏に隠された、15歳から49歳女性人口の減少や未婚率の増加といった構造的変化を詳細に解説 。また、「Cross-sectional average length of life childless (CALC)」のような独自の指標開発を通じて、子どもを持たない選択の背景にある経済的不安定性や社会心理的要因を浮き彫りにし、企業がエビデンスに基づいた(EBPM)戦略を立案する上での示唆を提供します。

もう一人は、自身の「産休育休ゼロ」という壮絶な原体験から「そだてるはたらくプロジェクト」を立ち上げた社会起業家の河西歩果氏。「そだてるはたらくプロジェクト」の理念と具体的な活動、特にイベント特化型移動式託児ブース「SODAHATA」の革新性をご紹介いただきます 。子育てを「女性だけの問題」ではなく「社会全体で育てる」という意識改革の重要性を訴え、企業が従業員の自己実現とキャリア継続を支援するための実践的なアプローチを提示。心理的安全性の確保や、フリーランスなど多様な雇用形態への配慮が、いかに企業の競争力強化に繋がるかを具体例を交えて解説します。

パネルディスカッション:Z世代と描く「育てる・働く」の未来

茂木氏のデータが示す社会構造の課題と、河西氏の実践が示す現場のニーズを踏まえつつ、未来の親世代であり主要な働き手となるZ世代からゲストを招き議論します。彼らが抱える結婚・出産・キャリアに関する価値観、不安、そして企業に期待する具体的な支援とは何かを探ります。

ディスカッションテーマ案

  • 「Z世代にとっての『理想の働き方』とは?(子育て期を含めて、柔軟性、キャリアパス、ワークライフバランスの観点から)」
  • 「結婚・出産を考える上で、企業に最も期待する支援は何か?」
  • 「未来の子育てを『社会で育てる』ために、Z世代として企業に何を提案したいか?」

こんな人におすすめです

  •  人口問題や新たな働き方、少子化への取り組みに関心のある人
  •  少子化問題・Z世代に関心のある企業
  •  Z世代を含む優秀な人材の獲得・定着に課題を感じている人事・採用担当者の方

GREEN×GLOBE Partnersとは

本イベントは、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)が運営する、「GREEN×GLOBE Partners」が企画・運営を行っています。

GREEN×GLOBE Partners(以後、GGP)は、環境・社会課題解決のためにSMBCグループが2020年7月に設立した事業者コミュニティです。『環境・社会課題解決の「意識」と「機会」を流通させる』ことを目的に、事業者に向けた情報発信や、仲間を見つけるための機会の創出など、事業者に向けた支援を行っています。コミュニティ内外の志をともにするパートナーをつなぎ、プロジェクトの組成と推進を支援することを通して、環境・社会課題解決に必要な活動や関係者が増えていくことを目指しています。

ロフトワークは2020年7月よりGGPの連携パートナーとして伴走し、“共創の場”へと発展させるための支援を行っています。

GREEN×GLOBE Partners:https://ggpartners.jp

過去のGGPイベントの様子

GGPのイベントで談話している参加者の写真の4枚のコラージュ

Speaker

茂木 良平

南デンマーク大学, 人口学センター 助教 人口学者(人口学博士)

茂木 良平

バルセロナ自治大学 人口学センターで博士課程修了(人口学Ph.D.取得)後、オックスフォード大学 社会学部 研究員を経て現職。専門はデータと統計を用いた先進国の少子化問題の分析。特に、少子化をよりよく理解するための手法の開発、無子(子どもを1人も持たない)人口の理解、恋愛行動などの研究に力を入れている。これまでに、日本、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリア、デンマークの6カ国の研究期間に所属。複数の国のデータを比較することを得意とする。複数の自治体や企業と協働で人口課題・少子化問題のEBPMにも取り組んでいる。分野トップの国際学術誌に複数論文を掲載、国際学会での発表多数。1989年生まれ、埼玉県出身。一児の父。

詳細を見る バルセロナ自治大学 人口学センターで博士課程修了(人口学Ph.D.取得)後、オックスフォード大学 社会学部 研究員を経て現職。専門はデータと統計を用いた先進国の少子化問題の分析。特に、少子化をよりよく理解するための手法の開発、無子(子どもを1人も持たない)人口の理解、恋愛行動などの研究に力を入れている。これまでに、日本、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリア、デンマークの6カ国の研究期間に所属。複数の国のデータを比較することを得意とする。複数の自治体や企業と協働で人口課題・少子化問題のEBPMにも取り組んでいる。分野トップの国際学術誌に複数論文を掲載、国際学会での発表多数。1989年生まれ、埼玉県出身。一児の父。
河西 歩果

そだてるはたらくプロジェクト, 代表

河西 歩果

そだてながら、はたらくひとたちが、柔軟に“選択“できる社会をつくるための「社会課題研究コミュニティ」を立ち上げ、『そだてる』と『はたらく』に関する多様な研究や、実験・実践の場作りなどを行う。
イベント特化型 移動式託児ブースサービス「sodahata」を運営しており、共働き時代のママパパに一番共感できる活動体として『はたらく』をサポート。「社会で育てる」の具現化を目指す。
自身も26歳で第一子、27歳で第二子を出産。妊娠期の2ヶ月間の切迫早産入院を経て、産休育休ゼロで仕事を継続した経験を持つ。1996年、山梨県出身。元「news zero」キャスター。

詳細を見る そだてながら、はたらくひとたちが、柔軟に“選択“できる社会をつくるための「社会課題研究コミュニティ」を立ち上げ、『そだてる』と『はたらく』に関する多様な研究や、実験・実践の場作りなどを行う。
イベント特化型 移動式託児ブースサービス「sodahata」を運営しており、共働き時代のママパパに一番共感できる活動体として『はたらく』をサポート。「社会で育てる」の具現化を目指す。
自身も26歳で第一子、27歳で第二子を出産。妊娠期の2ヶ月間の切迫早産入院を経て、産休育休ゼロで仕事を継続した経験を持つ。1996年、山梨県出身。元「news zero」キャスター。
安田 舜

株式会社つむぱぱ社, 右腕

安田 舜

1999年生まれ、25歳。メガネは六角形。
「親と子の幸せな時間を1秒でも増やす」をビジョンに、総フォロワー180万人を超える育児アカウント「つむぱぱ」の右腕として日々親子をニヤニヤさせたがっている25歳。
これまでのイベント企画はなんだろう工作室(5,000名/4日)、子育てのもー。展(50,000名/10日)など。25年秋新設・10,000名規模の親子向けフェス「nobinobi」実行委員長も務める。
子育て環境に窮屈さを感じることも多い今、絵本やイベント、テレビアニメなど幅広いアウトプットを通して、「家族って、子どもを育てるってアリかもね」と思える世の中を目指している。

詳細を見る 1999年生まれ、25歳。メガネは六角形。
「親と子の幸せな時間を1秒でも増やす」をビジョンに、総フォロワー180万人を超える育児アカウント「つむぱぱ」の右腕として日々親子をニヤニヤさせたがっている25歳。
これまでのイベント企画はなんだろう工作室(5,000名/4日)、子育てのもー。展(50,000名/10日)など。25年秋新設・10,000名規模の親子向けフェス「nobinobi」実行委員長も務める。
子育て環境に窮屈さを感じることも多い今、絵本やイベント、テレビアニメなど幅広いアウトプットを通して、「家族って、子どもを育てるってアリかもね」と思える世の中を目指している。
落葉 えりか

広告プロデューサー

落葉 えりか

学生時代のデンマーク留学をきっかけにジェンダー/サステナビリティな どのイシューへの関⼼が⾼まり、当時社会課題解決のためのクリエイティブやブランディングに力を入れていたNEWPEACE Inc.に⼊社。性やカラダにまつわる「しかたない」で諦めていることを⾒直し、変えていくソーシャルプロジェクト「#しかたなくない」を中⼼に、ジェン ダー、性教育、サステナビリティなどソーシャルイシューにまつわるプロジェクトのプロデュースを担当。 現在はフリーランスで活動中。

詳細を見る 学生時代のデンマーク留学をきっかけにジェンダー/サステナビリティな どのイシューへの関⼼が⾼まり、当時社会課題解決のためのクリエイティブやブランディングに力を入れていたNEWPEACE Inc.に⼊社。性やカラダにまつわる「しかたない」で諦めていることを⾒直し、変えていくソーシャルプロジェクト「#しかたなくない」を中⼼に、ジェン ダー、性教育、サステナビリティなどソーシャルイシューにまつわるプロジェクトのプロデュースを担当。 現在はフリーランスで活動中。
奥田 蓉子

株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター

奥田 蓉子

慶應義塾大学心理学専攻、同大学院メディアデザイン研究科卒。在学中に大手SIerの社内研修を設計し、ユーザビリティ調査会社での商品・空間のUI/UXアシスタントとして従事後、ロフトワーク入社。人間視点を起点にした課題解決デザインに一貫した興味を持ちながら、ユーザーリサーチ、イノベーション機会創出、新規事業の並走支援まで幅広く取り組む。これからの社会にとって価値のあるサービスを、題材や手段に縛られずに作るため、サービス設計から販促企画、新しい意味の創出まで、会社を超えて実践中。情報統合とストーリーテリングを得意とする。

詳細を見る 慶應義塾大学心理学専攻、同大学院メディアデザイン研究科卒。在学中に大手SIerの社内研修を設計し、ユーザビリティ調査会社での商品・空間のUI/UXアシスタントとして従事後、ロフトワーク入社。人間視点を起点にした課題解決デザインに一貫した興味を持ちながら、ユーザーリサーチ、イノベーション機会創出、新規事業の並走支援まで幅広く取り組む。これからの社会にとって価値のあるサービスを、題材や手段に縛られずに作るため、サービス設計から販促企画、新しい意味の創出まで、会社を超えて実践中。情報統合とストーリーテリングを得意とする。

Program

14:00-14:10
イントロダクション
14:10-14:50
ゲストトーク1:南デンマーク大学 人口学センター 助教 茂木 良平 (オンライン登壇)
ゲストトーク2:そだてるはたらくプロジェクト 代表 河西 歩果
14:50-15:50
パネルディスカッション&質疑応答
南デンマーク大学 人口学センター 助教 茂木 良平 (オンライン登壇)
そだてるはたらくプロジェクト 代表 河西 歩果
株式会社つむぱぱ社, 右腕 安田 舜
広告プロデューサー 落葉 えりか
株式会社ロフトワーク 奥田 蓉子(モデレーター)
15:50-16:00
トークセッション クロージング
(オンライン参加の方は本セッションでご退出となります)
16:00-16:10
休憩・会場転換
16:10-16:50
参加者を交えたミニワーク
(会場参加の方のみ)
16:50-17:50
登壇者と参加者のネットワーキング
(会場参加の方のみ)

Outline

開催日時
2025年7月29日(火)
トークセッション:14:00-16:00
ミニワーク+ディスカッション+ネットワーキング:16:00-17:50(会場参加のみ)
開催方法
リアル会場(トーク+ミニワーク+ディスカッション+ネットワーキング)オンライン配信(トークのみ)
定員
リアル会場:30人、オンライン開催:100名
リアル会場

ロフトワーク渋谷 10階
住所:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア 10階
MAP:https://maps.app.goo.gl/nAp8cgQzAEPc5XB79

オンライン配信
Zoomウェビナー
Youtube Live
参加費
無料
共催
株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、株式会社ロフトワーク

ご注意

  • 会場参加の申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。当落結果のご連絡は7月23日(水)までにご連絡します。(申込締切:7月22 日正午)
    • 締切後の会場参加もご希望もご相談可能です。申し込みの際は会場参加を選択してください。
  • オンライン参加の方へのリマインドメールは、開催前日までに申し込みの際に、ご登録いただいたメールアドレス宛にお送りします。
  • 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comおよびGREEN×GLOBE PartnersのWebサイトに掲載する場合があります。
  • プログラムは、予告なく変更される場合があります。
  • 本イベントの取材をご希望の方は、GGP事務局(greenglobepartners_event@loftwork.com)までお問い合わせください。

ACCESS

ロフトワーク渋谷
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア10階