「土を食べる」と「しゃべる服」。
YouFab2021グランプリによるワークショップ&トークを開催
世界各地に伝わる「土を食べる」文化を調査した移動式博物館、「the Museum of Edible Earth」が初来日。
FabCafe Globalと株式会社ロフトワークが主催するグローバルクリエイティブアワード「YouFab Global Creative Awards (以下YouFab)」は、2021年度の受賞作品展示会と、グランプリ受賞者のワークショップ&トークセッションを開催します。
アムステルダムの「the Museum of Edible Earth」のファウンダーmasharu studio が初来日、土食を体験するワークショップを行うほか、メキシコのテクノフェミニズム・コレクティブの Dora Bartilottiによるトークが行われます。
ワークショップ:Earth tasting 〜土を食べて環境を味わう〜 with masharu studio
世界各地に伝わる「土を食べる」文化を調査した移動式博物館、「the Museum of Edible Earth」。YouFab2021グランプリを受賞した本プロジェクトが初来日します。ファウンダーのmasharuが、土食文化の体験を通じて、昔ながらの食文化を発見し、土壌を摂食することの意味を考え、無生物と人間との関係を考えるワークショップを開催します。
日時
4/30 (土) 第1回:17:00-18:00/第2回:18:30-19:30
5/2 (月) 第1回:17:00-18:00/第2回:18:30-19:30
(各回定員:最大15名まで)
プログラム:プレゼンテーション/土試食/対話
参加費:2,000円 (カフェドリンク付き)
お申し込み:こちらから
※土を食べることは、一般的な食文化として世界各地に分布していますが、日本の一般的な生活衛生観で推奨されるものではないため、摂取は自己責任でお願いいたします。
※ワークショップは英語(日本語通訳あり)で行われます。
※10歳未満のお子様は保護者の方の同伴が必要です。
トーク:Dora Bartilotti 政治とアート、ファブリケーション(仮)
YouFab2021のもう一つのグランプリ受賞作「Public Voice」。本作は、ラテンアメリカの都市部におけるジェンダーバイオレンスに対する抗議を、当事者らが、自ら電子工作を施した鮮やかな「しゃべる服」を通じて声を上げる活動です。
作者である、テクノ・フェミニズムコレクティブの電子工作やテキスタイルを融合したコレクティブの活動を率いるDora Bartilottiのトークセッションを、5月に開催予定です。
日時や出演者は後日発表予定です。FabCafeのWebサイトをご覧ください。
YouFab Global Creative Awards 2021 Exhibition
YouFab2021のグランプリ作品を中心に、「Democratic experimet(s)」の紹介と、それを体現する受賞作品を展示します。
会期:2022年4月30日(土)〜 5月15日(日)
時間:9:00 〜20:00
会場:FabCafe Tokyo (東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F)
Web:https://fabcafe.com/jp/events/tokyo/youfab2021-exhibition/
*イベント開催などでクローズする場合もあります
展示作品
グランプリ Public Voice / Creator: Dora Bartilotti, Collaborator: Leonardo Aranda
グランプリ the Museum of Edible Earth / masharu studio
特別賞 Home Grown / Emma Wright
その他、ファイナリストのビデオ展示を行います。
YouFab2021ディレクター 細谷祥央(株式会社ロフトワーク)からのメッセージ
YouFabはこれまで、個人のローカルで自由な探求や実験が社会と接続されることを目指してきました。ものづくりそのものを、いかに民主的に駆動することができるのか。ものづくりそのものが、いかに民主主義の実践であるか。それは、カフェに人が集まってものをつくること一つをとっても、それがいかに政治性を帯びていて、その実践のあらゆる場面で民主性が問われているのです。YouFab 2021は、そういったことを振り返るアワードでした。人間も、人間以外の生物も、非生命も含めて、互いに取り合う手が増えるような、たくさんの民主的な実験がおこっています。ぜひその姿を目でみて肌で感じてください。
YouFab Global Creative Awardsについて
2012年にFabCafeに集まるクリエイター向けのコンテストからスタート。10年の歳月をかけ応募される作品の幅は大きく広がり、バイオテクノロジーからファッション、メディアアートまで、毎年世界各地から300点を超える多様な作品が応募されるまでに成長。国際的アワードとして成長を続けています。
ロフトワークについて
ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。
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