2022年12月に発売された書籍「アートプレイスとパブリック・リレーションズー芸術支援から何を得るのか」にてロフトワークを掲載していただきました。第10章「クリエイターとの協働によって企業のマインドセットを刷新する」にて、ロフトワークとクリエイターとの協働による活動や、共創を行うためのプロジェクトデザインの方法、またそれらを実現するためのプラットフォームなどについて、アートプレイス(アートがあり、人々がそれに触れる場)という視点から取材・分析されています。

著者は、経営学の分野でパブリック・リレーションズ(広報)を研究している川北眞紀子さん (南山大学教授)、薗部靖史さん(東洋大学教授)。ロフトワーク以外にも様々な企業にインタビューが行われており、アートプレイスを広報の視座から捉えた先駆的試みの書籍です。ぜひご覧ください。

アートプレイスとパブリック・リレーションズ: 芸術支援から何を得るのか

出版社 ‏ : ‎ 有斐閣 
発売日 ‏ : ‎ 2022/12/5
著者:川北 眞紀子、 薗部 靖史 

序 章 アートプレイスへの注目

第1部 メディアとしてのアートプレイス
第1章 企業と芸術とのかかわり 
第2章 ビジネスにとってのアートプレイス

第2部 事例研究1 オウンド・アートプレイス
第3章 工藝作家が育つ場をつくり,「文化をたのしむ,くらし」を届ける:日本毛織株式会社「工房からの風」 
第4章 芸術家との交流が「資生堂らしさ」を育み,企業文化が事業を駆動する:資生堂ギャラリー,資生堂アートハウス 
第5章 「よく生きる」をともに考える地域社会の要:ベネッセアートサイト直島 
第6章 創業の精神が宿る2つの場所を起点とした芸術支援:サントリー美術館とサントリーホール 
第7章 地域に愛される存在をめざした関係づくり:トヨタコミュニティコンサート

第3部 事例研究2 ペイド・アートプレイス
第8章 美術を通じたステークホルダーの結節点:大原美術館 
第9章 つながりをつくる社会包摂型の芸術劇場経営:可児市文化創造センターala(アーラ) 
第10章 クリエイターとの協働によって企業のマインドセットを刷新する:ロフトワーク 

終 章 アートプレイスの形態が生み出すコミュニケーション効果


補 論 本書が依拠する概念と理論
補論1 アートプレイスの役割 
補論2 企業と社会のあいだ 
補論3 企業のコミュニケーションと文化芸術

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