デザイナーのキャリア形成を後押しし、活躍のフィールドを広げることを目的とした調査レポート

ロフトワークは、パーソルキャリア株式会社の全社横断デザイン統括組織「NUTION」が行う「デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクト」にて、3つ目となるリサーチの企画・リサーチ・レポーティングを担当しました。

経済産業省は、産業競争力とデザインを考える研究会の報告書「デザイン経営」宣言(2018年5月)などを踏まえ、2018年11月に「高度デザイン人材育成研究会」を設置しました。以来、ビジネスの世界で、デザインの必要性が話題に上るようになりましたが、いわゆる経営・テクノロジーの知識・経験を持つ「高度デザイン人材」は不足していると言われます。それにも関わらず、昨今はデザイン人材に求められる知識や役割の大きさに対して、キャリア形成の機会や活躍できるフィールドがまだまだ少ないのが現状です。

これまでも「NUTION」はそうした課題に向き合い、デザイナーが活躍するフィールドを広げるべく、キャリアオーナシップを発揮するためにどのようなステップが必要なのかを調査。また、それらを自覚し、活躍を促進するためのツールづくりなどを行ってきました。

昨年10月に公開し、SNS上でデザイン人材を中心に注目を集めた調査報告書01となる「高度デザイン人材のキャリアオーナーシップ獲得要因」レポートから約1年。今回公開された調査報告書03は、「日本・台湾・韓国でデザイナーとしてどう生きるか、デザイナーとどう生きるか」をテーマとしています。キャリアを「山を登ること」に例え、「グラフィックデザイナーのオルタナティブな生き方を東アジア内で比較する」ことで、「今を生きるデザイナーが、各国でどのようなキャリアの山を登っているのか」を紐解きます。

調査報告書03では、日本・台湾・韓国で活躍するグラフィックデザイナーのキャリアオーナーシップにフォーカス

CHAPTER 1 : Interview「デザインを武器にサバイブするデザイナーたち」

CHAPTER1は、日本・台湾・韓国のアジア3地域において、グラフィックデザインを主な生業としている6組に行ったインタビュー結果がまとめられています。それぞれのデザイナーのインタビュー内容のハイライトとなる8つのエピソードとともに、キャリアを俯瞰してとらえる年表や、これまでに制作した作品をまとめることで立体的に彼らのデザイナーとしての武器がどのように形成されていたのかを紐解きます。加えて、各地域の社会背景や、デザイナーを取り巻く環境を知るためのコラムを掲載しています。

調査対象者(敬称略)

日本:加納 大輔、金井 あき、佐々木 拓
台湾:黃顯勛(ホワン・シエンシュイン)、盧 奕樺(ルー・イーファ)、劉 昱賢(リィゥ・ユーシィェン) 
韓国:Paper Press、PANGPANGPANG 

コラム寄稿者(敬称略)

日本:見増 勇介(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
台湾:近藤 弥生子(台湾在住編集・ライター)
韓国:後藤 哲也(近畿大学文芸学部准教授/大阪芸術大学デザイン学科客員教授)

CHAPTER 2 : Summary「地域にみる、デザイナーのキャリアオーナーシップに関する類似点・相違点とは?」

CHAPTER1の結果をまとめ、比較することで見えてきた今の時代における3地域のデザイナーのキャリアの類似点・相違点をインサイトとしてご紹介しています。

CHAPTER 3 : Research「日本・台湾・韓国のデザインを取り巻く環境」

各インタビューで得られたエピソードの背景を掘り下げ、地域ごとにどのようにデザインが評価され、また行政により支援されたり、教育が行われているかを補足するチャプターです。定量調査を軸に、3つの切り口(1. 地域ごとの行政の施策、2. 教育のあり方、3. デザイナーたちの価値観)で比較しながら、その違いにフォーカスしています。

ダウンロードはこちらから(ダウンロードは無料です)

調査報告書03:「日本・台湾・韓国でデザイナーとしてどう生きるか」

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