仮想世界と物理世界が溶け合う時代のデザインアイデアを募集!
「GEMINI Laboratory」が、初のデザインアワードを開催中
「ミラーワールド」の実現を目指す共創プロジェクト「GEMINI Laboratory」が、初のデザインアワード「GEMINI Laboratory GLOBAL DESIGN AWARDS」を開催中です。ロフトワークは、アワードの運営を支援しています。
「GEMINI Laboratory」は、凸版印刷株式会社が立ち上げた、現実世界をバーチャル空間上に忠実に再現した「ミラーワールド」の構築に関するサービスを開発するプロジェクト。今回、初めてのデザインアワードとして、バーチャルとフィジカルの地平が溶け合う時代の新しいデザインのアプローチを募集しています。募集しているのは、仮想と物理にまたがる世界観とデータライブラリーの可能性の構築と提案。バーチャルとフィジカルの地平が溶け合う時代における、新しいデザインのアプローチを募集します。建築、インテリア、ゲーム、ファッション、映画など、領域は自由です。
3月26日と4月9日には、建築家Andrew Kovacsを招き本アワードに応募する作品を制作する特別ワークショップ「SUPEROBJECTS」の開催も決定しました。その他のワークショップも随時ホームページで発表していく予定です。
アワードの締め切りは2024年4月29日。仮想世界と物理世界が重なり、五感、時空までも横断して素材を捉え、新たな世界観を生み出す作品をお待ちしています。
建築、ファッション、ゲーム分野で世界的に活躍する審査員3人が決定
グローバルに活躍する3名が、新しい時代のデザインアプローチを審査します。
Mark Foster Gage(建築家、作家、理論家)
マーク・フォスター・ゲージは、ニューヨーク市のマーク・フォスター・ゲージ・アーキテクツの主宰であり、作家であり、またCNNのデザインコントリビュータ、そしてイェール大学建築学部のロバート・A・M・スターン建築学教授を務め、美学とデザインの関係を学術的な焦点としている。イェール大学では2001年以来、関連するコースを継続的に提供しており、2013年にはテニュアポジションを得たのち、2010年から2019年まで副学部長を務めた。
ゲージのデザインは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、シカゴ美術館、ロンドンのロイヤル・ギャラリー・オブ・アート、大阪の国立国際美術館、広島市現代美術館、フランス・オルレアンのFRACセンター、メキシコシティのフランツ・メイヤー博物館、およびヴェネツィア、北京、プラハでのビエンナーレなどで展示されている。
Pamela Golbin(文化指導者、国際的キュレーター、ベストセラー作家)
キュレーター、作家、ファッション歴史家。ラグジュアリー業界において国際的に評価される文化的リーダーとして活躍。数十年にわたるキャリアを通じて、アートとファッションの世界を世界中の人々にとって身近なものにすることに情熱を注いでいる。
過去と未来を繋ぐファッションの多文的視点を用いた、文化機関やラグジュアリーブランドとのコラボレーションを通じて、アート、ファッション、テクノロジーの交差点で活動し点と点をつなぐ役割を果たしている。また、展示内容や体験、文化遺産のキュレーションも行う。25年の間ルーヴル宮殿の装飾芸術美術館でキュレーターを務めた経験から、フランスで最も若いキュレーターの一人として認められ、ウォールストリートジャーナルに「業界の芸術的感性を形作った」と称される。世界中で30以上の展示会を企画し、8言語で26の出版物を発表。業界の物語を広く一般に紹介してきた。
フランスとチリのミックスでペルー生まれ。現在はパリを拠点にしている。日本の山伏訓練を受けた経験があり、フランスの芸術文化勲章の騎士にも叙された。
Liam Wong(ディレクター、ゲーム開発者、写真家、ベストセラー作家)
東京を拠点とするディレクター、ゲーム開発者、そして写真家。現在はUNSEEN Inc.にてビジュアルディレクターを務める。世界中の書店で販売されているベストセラー写真集『TO:KY:OO』と『AFTER DARK』の著者。
ウォンは、CrysisやFar Cryなどのブロックバスターフランチャイズに貢献するなど、ゲーム業界で10年以上のキャリアを積んでおり、かつては世界最大のゲーム開発スタジオであるUbisoft Montréalの最年少ディレクターとして、フォーブス誌の「30 UNDER 30」にも選ばれた。
ゲームのキャリアと並行して写真撮影を学び始め、彼の作品はAdobe、BBC、Business Insider、Canon、CNN、The Guardian、Forbes、HYPEBEAST、Japan Times、 Saatchi、SONY、Smithsonian、Tate、VICE等のプラットフォームで特集されている。彼のデビュー写真集『TO:KY:OO』は、英国で最大のクラウドファンディングによる書籍となった。彼の二冊目の書籍『AFTER DARK』は2022年に発売され、『TO:KY:OO』によって樹立したクラウドファンドの記録を更新した。
建築家Andrew Kovacsを招いた特別ワークショップ「SUPEROBJECTS」開催決定
アメリカの気鋭の建築家Andrew Kovacs氏を迎え、建築領域におけるデジタルデータベースとそこから生み出される世界についてのプロトタイピングを行います。本ワークショップでは、Andrew Kovacs氏の考えに触れながら「GEMINI Laboratory GLOBAL DESIGN AWARDS」に応募する作品を制作します。
開催形式:オンライン(zoomの利用を想定)
言語:英語
定員:25名
参加費:無料
日程
Day1|3月26日(火) 8:00-11:00
Day2|4月9日(火) 8:00-10:00
エントリー締め切り:3月22日(日本時間正午)
詳細とお申込み:https://gemin1.xyz/andrew_kovacs_workshop/
「GEMINI Laboratory GLOBAL DESIGN AWARDS」概要
募集要項
仮想と物理にまたがる世界観とデータライブラリーの可能性を構築し、提案してください。
※建築、インテリア、ゲーム、ファッション、映画など、領域は自由。
応募に必要なもの
①提出物全体のタイトルと説明
②創造する世界観を構成するデジタルデータ
提出物:画像と説明、デジタルデータ、他自由
※AltField参照:https://altfield.xyz/
※メタスキン、スペース、オブジェクト、マテリアル、建築物、音、映像、香りなど、自由
③ ②の活用方法のアイデア
提出物:イメージ画像と説明、他自由
※ビジョン、コンセプト、具体的な活用方法、ビジュアルとテキストで説明ください
注意事項
※説明資料はフォームに記入ください。
※画像形式はJpgまたはpng(3Dデータ、動画など他データ送付も可)
※生成AIを用いたものも可。使用したプラットフォームを明記すること
審査基準
革新性・・・多層世界が作用しあう新たな世界観や素材のアプローチがあるかどうか
想像性・・・多様なステークホルダーへの想像力を掻き立てるか
実現性・・・実現性が高く、新たな価値を生める可能性があるか
賞について
<グランプリ(1作品)>
- 賞金 5,000USD
- 審査員からのコメント
- 各種メディアでの情報発信
<準グランプリ(1作品)>
- 賞金 2,000USD
- 審査員からのコメント
- 各種メディアでの情報発信
<GEMINI Labortory 特別賞(1作品)>
- 賞金 1,000USD
- 審査員からのコメント
- 各種メディアでの情報発信
<審査員賞(3作品※各審査員から1作品)>
- 審査員からのコメント
- 各種メディアでの情報発信
各受賞作品は、GEMINI Laboratoryで構築している素材データ「AltField」の公式データとして採用します。
※詳細は応募規約をご確認ください。
スケジュール
- 応募開始
- 2024年2月15日(木)12:00(日本時間正午)
- 応募締切
- 2024年4月29日(月)12:00(日本時間正午)
- 受賞発表
- 2024年5月20日(月)12:00(日本時間正午)GEMINI Laboratory WEBサイトにて発表。
主催
GEMINI Laboratory
TOPPAN株式会社が主催する様々なプレイヤーとの共創によって、フィジカルとバーチャルがボーダレスに作用し合う「ミラーワールド」の実現を目指す共創プロジェクト。
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