つづくデザインの秘密2:
にぎわいと商い、コミュニティのこれから
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- Date
- 2024-12-13 (Fri)
- Time
- 16:00-18:00
- Capacity
- 40名
- fee
- 無料
About
ボトムアップで挑んだ、持続可能なまちづくりを振り返る
人口減少がすすみ、社会や生活者の価値観が目まぐるしく変わっていく時代。地域においても、大量消費を牽引することで短期的に地域の価値を高める都市計画が限界を迎えつつあります。
一方で、各地域には、大量消費経済とは異なるボトムアップのアプローチでまちづくりが実践された、意欲的な事例も数多く存在します。
市民どうしが創発するコミュニティづくりや、商いを起点に地域に多様な人々との交流が生まれる仕組みづくり、地域に関わりしろとにぎわいをうむ「マーケット」の創出や「祭り」の再構築など。こうした挑戦の中には、未来につながる重要な学びが隠されていそうです。
そこで、今回は「つづくまちづくりの取り組み」をテーマにトークイベントを開催します。持続的なにぎわいや商いがつづくまちやコミュニティをつくるための大切な視点やアプローチを紐解きます。
経験から得た学びと、未来へ向けた課題は何か?
まちには人々の暮らしや商いがあり、歴史があり、複雑な問題系があり、それらが深い「根っこ」として絡まり合っています。私たちが見ている「まちの風景」は、その中のごく一部が表出しているに過ぎません。それらを探り、向き合いながら、地域のポテンシャルを活かした「つづくまちづくり」を形にしていくにはどうすればいいのでしょう?
本イベントでは、大阪を舞台にボトムアップのまちづくりで重要な実践をしてきた3者と、会場で参加する皆さんと一緒に、この問いについて考えます。
登場するのは、大阪で長らく地域共創や文化活動に取り組んできた、大阪ガスネットワーク株式会社 エネルギー・文化研究所 研究員 山納洋さん。
芸術実践を通じてモノの見方を変える「まなざしのデザイン」を展開する、大阪公立大学准教授のハナムラチカヒロさん。
「守口さんぽ」のプロジェクトで、オープンなコミュニティづくりを通して守口市の地域課題にアプローチしてきた、Open A 和久正義さん。
それぞれのケーススタディを紹介してもらいながら、会場の皆さんと「まちづくりのこれから」を語り合うオープンディスカッションを行います。
さらに、大阪の天満・南森町に新しいクリエイティブコミュニティ「FabCafe」(ファブカフェ)を開業する、FabCafe Osaka 事業責任者の小島和人が、未来の価値を探求するオープンな実験の場づくりの構想をご紹介します。
トーク終了後、本イベントの会場でもある「JAM BASE」と、イベントと同時開催中の企画展『分解可能性都市』のミニツアーを行います。
JAM BASEは、多様な人々が集い交わることで、アイデアやイノベーションを生みだすグラングリーン大阪の中核機能施設です。都市に集まるさまざまなプレーヤーが出会い、共創(コ・クリエーション)を創発するスペースをご紹介します。
こんな方におすすめです
- 地域ビジョンの策定や更新に取り組んでいる自治体担当者、デベロッパーの担当者
- まちづくりに取り組んでいる幅広いプレーヤーの皆さん
- 組織変革やデザインマインドを育成する責務を担う人事責任者や担当者
Speaker
大阪ガスネットワーク株式会社, エネルギー・文化研究所研究員
山納 洋
1993年大阪ガス(株)入社。複合文化施設、ビジネスインキュベーションでの企画・プロデュース業務を歴任。トークサロン企画「Talkin’About」、まち観察企画「Walkin’About」、カフェ空間のシェア活動「common cafe」「談話室マチソワ」などをプロデュースしている。著書に「カフェという場のつくり方」「つながるカフェ」「歩いて読みとく地域デザイン」(学芸出版社)「地域プロデュース、はじめの一歩」(河出書房新社)などがある。
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1993年大阪ガス(株)入社。複合文化施設、ビジネスインキュベーションでの企画・プロデュース業務を歴任。トークサロン企画「Talkin’About」、まち観察企画「Walkin’About」、カフェ空間のシェア活動「common cafe」「談話室マチソワ」などをプロデュースしている。著書に「カフェという場のつくり方」「つながるカフェ」「歩いて読みとく地域デザイン」(学芸出版社)「地域プロデュース、はじめの一歩」(河出書房新社)などがある。大阪公立大学, 准教授
ハナムラチカヒロ
自然科学・社会科学・人間科学を横断する総合知の研究教育に携わり、対象への見方を変えるトランスケープ論を提唱する。それをもとに、環境・空間デザインや現代アートの制作、映像制作からパフォーマンスまで幅広い芸術実践を行う。大阪市東成区で実験スペース「♭」を十年間運営。また十代に向けた哲学カフェ「ヒトの学校」を主催する。大阪赤十字病院での空間アート「霧はれて光きたる春」で第1回日本空間デザイン大賞受賞。監督作品の映像「Seeing Differently」で欧州の4つの国際映画祭で受賞。著書には、『まなざしのデザイン』(2017年、日本造園学会賞受賞)、宗教学者鎌田東二氏との共著『ヒューマンスケールを超えて』(2020年)、『まなざしの革命』(2022年)がある。
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自然科学・社会科学・人間科学を横断する総合知の研究教育に携わり、対象への見方を変えるトランスケープ論を提唱する。それをもとに、環境・空間デザインや現代アートの制作、映像制作からパフォーマンスまで幅広い芸術実践を行う。大阪市東成区で実験スペース「♭」を十年間運営。また十代に向けた哲学カフェ「ヒトの学校」を主催する。大阪赤十字病院での空間アート「霧はれて光きたる春」で第1回日本空間デザイン大賞受賞。監督作品の映像「Seeing Differently」で欧州の4つの国際映画祭で受賞。著書には、『まなざしのデザイン』(2017年、日本造園学会賞受賞)、宗教学者鎌田東二氏との共著『ヒューマンスケールを超えて』(2020年)、『まなざしの革命』(2022年)がある。Open A, 建築家
和久 正義
Open A。1994年生まれ。早稲田大学創造理工学部建築学科卒業。同大学院建築学専攻修了。2020年Open Aに入社。2022年より大阪を拠点に「守口市駅北側エリアリノベーション事業」や「門真市駅周辺エリアリノベーション事業」等に携わる。設計・計画業務の傍ら、デザインコレクティブ「REPIPE」代表として仮設空間の設計・施工も手掛ける。共著に『PARKnize パークナイズ:公園化する都市』。
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Open A。1994年生まれ。早稲田大学創造理工学部建築学科卒業。同大学院建築学専攻修了。2020年Open Aに入社。2022年より大阪を拠点に「守口市駅北側エリアリノベーション事業」や「門真市駅周辺エリアリノベーション事業」等に携わる。設計・計画業務の傍ら、デザインコレクティブ「REPIPE」代表として仮設空間の設計・施工も手掛ける。共著に『PARKnize パークナイズ:公園化する都市』。株式会社ロフトワーク, プロデューサー / FabCafe Osaka 準備室
小島 和人(ハモ)
アート作品を作らないアーティスト「ハモニズム(作家名)」。通称「ハモさん」 建築施工管理、デザイナー、プランナー、アーティストという経歴をたどり、多様なものから着想を得て繋げることで先入観を取り除き、変化するためのプロジェクト設計を得意とする。 デザイン経営、サーキュラーデザイン、新規事業支援など幅広くプロデュースを手掛けるが、共通して「なにか新しいことをしたい」時に駆り出されるプロデューサー。口癖は「人の欲望と向き合う」。都市で暮らす事にこだわり、夏場は大阪市内の河川で40cmを超える黒鯛を数十匹釣り上げる。
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アート作品を作らないアーティスト「ハモニズム(作家名)」。通称「ハモさん」 建築施工管理、デザイナー、プランナー、アーティストという経歴をたどり、多様なものから着想を得て繋げることで先入観を取り除き、変化するためのプロジェクト設計を得意とする。 デザイン経営、サーキュラーデザイン、新規事業支援など幅広くプロデュースを手掛けるが、共通して「なにか新しいことをしたい」時に駆り出されるプロデューサー。口癖は「人の欲望と向き合う」。都市で暮らす事にこだわり、夏場は大阪市内の河川で40cmを超える黒鯛を数十匹釣り上げる。株式会社ロフトワーク, ゆえんユニットリーダー
二本栁 友彦
1977年大阪府岸和田生まれ。千葉大学工学部デザイン工学科卒。大学在学中から様々なアートイベントの運営に携わり、建築設計事務所勤務を経てIID世田谷ものづくり学校を運営する株式会社ものづくり学校に入社。企画ディレクション、企画室長・広報を担当。姉妹校「隠岐の島ものづくり学校」「三条ものづくり学校」の立ち上げにも関わる。2014年にロフトワークに入社。「経済産業省 JAPANブランドプロデュース支援事業 MORE THAN プロジェクト(2014-2016)」のプロデュース・ディレクションをはじめ、「SUWAデザインプロジェクト」「Hokkaido to Go」「ふるさとデザインアカデミー ichi」「Dcraft デザイン経営リーダーズゼミ」などを手がけている。官公庁や自治体のプロジェクトを中心に、場所を問わず、クリエイティブコラボレーションを軸に展開している。
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1977年大阪府岸和田生まれ。千葉大学工学部デザイン工学科卒。大学在学中から様々なアートイベントの運営に携わり、建築設計事務所勤務を経てIID世田谷ものづくり学校を運営する株式会社ものづくり学校に入社。企画ディレクション、企画室長・広報を担当。姉妹校「隠岐の島ものづくり学校」「三条ものづくり学校」の立ち上げにも関わる。2014年にロフトワークに入社。「経済産業省 JAPANブランドプロデュース支援事業 MORE THAN プロジェクト(2014-2016)」のプロデュース・ディレクションをはじめ、「SUWAデザインプロジェクト」「Hokkaido to Go」「ふるさとデザインアカデミー ichi」「Dcraft デザイン経営リーダーズゼミ」などを手がけている。官公庁や自治体のプロジェクトを中心に、場所を問わず、クリエイティブコラボレーションを軸に展開している。株式会社ロフトワーク, ゆえん マーケティング/編集
岩崎 諒子
2006年入社。現AWRDの前身であるクリエイターコミュニティLoftwork.comで、企画・編集・コミュニティ運営を担当。「1万人のクリエイターミーツPASS THE BATON」や「Roooots 名産品リデザインプロジェクト」など、クリエイターと地域や企業との共創プロジェクトの設計・運営を手掛けた。2019年にマーケティングDivに異動し、組織体制変更に伴うリーダーインタビューシリーズ「Loftwork is...」をはじめ、マーケティングとブランディングを横断するさまざまなコンテンツの企画・編集に携わる。2024年から、地域共創専門ユニット ゆえんのマーケティングを担当。企業編集担当者のためのミートアップ「カイシャの編集会議」企画運営。二児の母。
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2006年入社。現AWRDの前身であるクリエイターコミュニティLoftwork.comで、企画・編集・コミュニティ運営を担当。「1万人のクリエイターミーツPASS THE BATON」や「Roooots 名産品リデザインプロジェクト」など、クリエイターと地域や企業との共創プロジェクトの設計・運営を手掛けた。2019年にマーケティングDivに異動し、組織体制変更に伴うリーダーインタビューシリーズ「Loftwork is...」をはじめ、マーケティングとブランディングを横断するさまざまなコンテンツの企画・編集に携わる。2024年から、地域共創専門ユニット ゆえんのマーケティングを担当。企業編集担当者のためのミートアップ「カイシャの編集会議」企画運営。二児の母。Program
- 16:00-16:05
- オープニングトーク
登壇者:ロフトワーク ゆえん ユニットリーダー 二本栁 友彦 - 16:05-16:15
- つづくデザインのケーススタディ 1:場と会話を通して、まちの混沌と向き合う仕事(仮)
登壇者:大阪ガスネットワーク株式会社 山納洋さん - 16:15-16:25
- つづくデザインのケーススタディ 2:公民連携で挑む。歩きたいまちづくり・大阪府守口市「守口さんぽ」(仮)
登壇者:Open A 和久正義さん - 16:25-16:35
- つづくデザインの手立て 1:まちへの想像力を育てる、まなざしのひらきかた(仮)
登壇者:大阪公立大学 ハナムラチカヒロさん - 16:35-16:45
- つづくデザインの手立て 2:FabCafe Osakaがデザインする、コミュニティの特異点
登壇者:FabCafe Osaka 事業責任者 小島 和人 - 16:45-17:25
- オープンディスカッション:にぎわい、商い、コミュニティのこれから。アイデア・モヤモヤ発散会
スピーカー:山納洋さん × 和久正義さん × ハナムラチカヒロさん
モデレーター:小島 和人 - 17:25-17:30
- クロージングトーク
- 17:30-18:00
- JAM BASEと企画展『分解可能性都市』ミニツアー