ほしいものは自分でつくる! FabLab合宿 フォトレポート
プロフェッショナルが本気で取り組んだ、パーソナルファブリケーションの可能性
2011年8月27日、28日の2日間、ロフトワークでは、オープンな市民制作工房ネットワークFabLab Japanと共同で、合宿を開催しました。ペーパーカッター、3次元プリンター、レーザーカッター、CNCミシンという、ハイテク工作機をloftwork Groundに集め、プロのデザイナーや建築家、編集者等がワークショップ形式で「ほしいものを自分でつくる」ことに挑戦しました!
問題です。
突然ですが、この写真のロゴ、何でできているかわかりますか?
正解は、紙!
PCで作ったデータを、ペーパーカッターが出力したものです。
すごいですね!楽しいですねー!綺麗ですねー!
FabLab合宿は、この「すごい」「楽しい」がギュッとつまったイベントでした。簡単にお届けします!
こんなことまでできる!ハイテク工作機器をご紹介
合宿のプログラム。ゆるやかにスタートしつつ、なんと2日間でデザインコンペまで開催!
世界中に拡がるFabLabの活動。
パーソナルファブリケーションの世界的な動向と可能性をFabLab Japan主宰・慶応SFC准教授の田中浩也さんがレクチャー。
PCと連携し、「出力」することができる、様々なハイテク工作機。
機器によっては、3Dデータだけでなく、Illustratorのような2Dのグラフィックデザインデータも使用できるそう。
シグマサイバーテックさんからお借りしたレーザーカッター。
レーザーカッターってすごいんですよ!
例えば、アクリル板をこのように美しくカットできます!
海苔だって美しくカットできます!
ライスペーパーにも美しく刻印できます!
さらには、チョコレートや、お砂糖も!
(写真では砂糖を焦がして飴状にしました。ただし、故障の原因になるので公式には推奨されていません、あしからず…)
もちろん、凄いのはレーザーカッターだけではありません。
思い通りの刺繍ができるCNCミシンや…
立体を表現し、出力する3Dプリンターも…!
それらのハイテク工作機器とクリエイティビティを組み合わせるとこんな素敵なカバンもできました!
2日間の合宿でどんな挑戦が行われ、ハプニングが発生し、クールな作品が生まれたのかは、オライリー社「MAKE: Japan」の記事「デザイナーとパーソナルファブリケーションツールを結びつける実験的ワークショップ」をぜひご覧ください!
楽しい計画もスタート
アツかったFabLab合宿。ほしいものを自分で作ることってこんなに楽しくて、そして身近なんですね…!
そしてそして、ロフトワークではこの合宿をきっかけにさらなる楽しい計画がスタートしました。あっと驚く続きにこうご期待です!!
*写真撮影:渡部ゆうかさん、野口尚子さん
*2日間の参加者:
・FabLab Japan 田中浩也さん、井上健さん、平本知樹さん、渡辺ゆうかさん、山本詠美さん、相部範之さん、岩岡孝太郎さん
・シグマサイバーテック 夏山一彦さん、原田陽介さん
・大日本タイポ組合 塚田哲也さん、秀親さん
・紙ラボ! 野口尚子さん
・無印良品 くらしの良品研究所 / 建築家 土谷貞雄さん
・成瀬・猪熊建築設計事務所 成瀬友梨さん
・アーティスト 南條俊さん
・mediagene 尾田和実さん
・同志社女子大学 上田信行さん
・柏の葉アーバンデザインセンター 大西恵子さん
・オライリー・ジャパン Make:編集部 赤嶋さん、窪木さん、田村さん
・ロフトワーク 諏訪光洋、林千晶、篠原礼子
……など、素敵な方々に参加いただきました。みなさん、ありがとうございました!