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2014年は“身体を拡張”!
300人のクリスマスパーティーレポート

気がつけば年の瀬も押し迫ってまいりました。2014年の締めくくりの準備の進捗はいかがですか?

私たちは、毎年規模を着実に広げて開催されるロフトワークのクリスマスパーティーを開催しました。去年は300人規模で「The Sound of Prototyping」のテーマでなかなかの大規模でパーティーを開催しましたが、今年もついつい頑張ってしまいました。

今年は12月12日(金)場所は六本木のSuperDeluxeで、二部制にして開催しました。
2014年のテーマは「The Extensions of Man(身体の拡張)」

この言葉は、メディア論で有名なマーシャル・マクルーハンの言葉にインスパイアされています。
メディアが与える影響のひとつは「身体の拡張」であり、テクノロジーの発展によって人間の身体的な何かを「拡張」できる装置が相次いで登場しています。

これらはどんな未来を描いていくのか?テクノロジー×クリエイティブがもたらす、新しい体験してもらおうと今年のパーティーは企画されました。

会場入口には大きな今回のパーティをコンセプトのパネルを設置。

あなたが”拡張”したいのはどのパーツ?
「私の脳が2つあればいいのに!」「もっとハートを強くしたい!」そんな風に思ったことはきっと一度や二度じゃないでしょう。
今回のパーティーでは、拡張したい身体のパーツ(脳や目や花、胃や口や耳など)のバッチを用意し、皆さまにプレゼントしました。

(ちなみに200個用意したこのバッチはすべてFabCafeのレーザーカッターで切り出し、ブラックライトで光るようにひとつひとつ蛍光塗料を塗るという、完全にFABでDIYなバッチです)

今回のポスターやバッチのデザイン等「The Extensions of Man(身体の拡張)」のアートワークをデザインしたのは「季刊 LOFTWORK」でもいつもお世話になっているIDEASKETCHさんです。
この「身体の拡張バッチ」大好評でした!もらった皆さまは捨てないで欲しいな。

FabCafeとAgIC(エイジック)のコラボレーションで制作したFabなクリスマスツリー。YouFab 2014でも受賞した「印刷できる電子回路」で作製した、壮大なクリスマスツリーも開場ぎりぎりまで設置。

フードは自由が丘のカフェfete cafe(フェテカフェ)さんによるロフトワーククリスマスパーティーバージョン。いつもロフトワークやFabCafeのイベントでお世話になっているのですが、毎回イベントのテーマに合わせてフードの内容やデコレーションをアレンジしてくれるのです。今回は狭いパーテイー会場でも食べやすいようにラッピングを可愛くアレンジしてくれました!

受付もセット完了、お客様を迎える体制は万全です。

ロフトワークの代表、諏訪光洋と林千晶よりオープニングトーク。

2014年ロフトワークが取り組んできたプロジェクトについて紹介させていただきました。

乾杯!

そしてMITメディアラボ所長伊藤穰一氏(Joi)と林千晶のビジョントーク。
これもクリスマスパーティー恒例のイベントですね。Joiはロフトワークの株主でもあります。
これからはバイオテクノロジーが来るそうですよ!

続いてA4A東市さん、みらいレコーズさん。お二人には、「身体の拡張」とも繋がりの深いプロジェクトを多数手がけている音楽家のやくしまるえつこさんの活動をご紹介いただきました。 やくしまるさんが現在ライブで実際に使用している、ヘッドマウントディスプレイ「オキュラス」とセンサーデバイスを用いた独自のシステム「ヤクシマルオキュラス」も特別に用意頂きました!

日常を心地よい非日常(浮世)にいざなう音楽ユニット”UQiYO”の3人によるライブパフォーマンスが行われました。
電子的だけど、なんだか暖かい音のぬくもりがライブ会場を包みます。

パーティーに参加した人の声や楽器を鳴らす音をサンプリングしてUQiYOの音楽にのせていきます。演奏を聞くだけじゃない、インタラクティブな音楽はまさに「身体の拡張」。
FabCafe Taipeiのオーナーで、今loftwork Taipeiを設立準備しているTimが演奏に参加!

第一部は諏訪のクロージングトークで一旦終了。

そのまま第二部になだれこむようにパーティーは進行していきます。
この写真はオリンパスのオープンプラットフォームカメラ用に作った、天井にレールを取り付けて操作する「movement」という装置を使って撮影しました。

思い思いに歓談!
パーティー感ありますねー!

今回のクリスマスパーティーをオーガナイズした長者原。普段はOpenCUで年間50件以上のイベントを運営しています。

今回司会を担当したPRの石川(このブログを書いてます)とクリエイティブディレクターの太田。

ロフトワークCMOの矢橋もご挨拶させていただきました。

そして第二部ではここではとても書けないような「セクハライブ」でスタート。

市原えつこ&渡井大己(わたいたいき) feat. CYBORG KAORI(サイボーグかおり)さんによる特別パフォーマンス。
正真正銘ナマの大根が並んでいて、これを触ると「声」がでるインターフェースです。
テレビやネットで話題の女子大生ヒューマンビートボクサー「サイボーグかおり」ちゃんとの特別ユニットでの出演でした。

続いていつもFabCafeがお世話になっているTokyo MotionControl Networkの前元さんと伊藤さんによる新しい楽器、「エアーシンセ」を披露してもらいました。
これはFabCafeとTokyo MotionControl Network、KORGやアーティスト「Dafty」のコラボレーションで誕生したシステムでロフトワークのクリスマスパーティーのために特別に用意いただいたバージョンです。
ロフトワーク代表の諏訪の頭部の3Dデータを映像素材に、キネクトで人の動きを認識してそれに合わせて映像と音楽が織りなされるというもの。実際に諏訪がダンスをし、映像の中の3D諏訪もダンスをするという、なかなかシュールなパフォーマンスでした。

最後は、フレアバーテンダーUPT&津軽三味線 福井秀大 feat.Hackerfarm’s AKIBA によるパフォーマンス。
バーテンダー世界チャンピオンのアップティーさん、津軽三味線奏者、福井秀大さん、レッキングクルーの衣装をつくったスペシャルハッカー・アキバとの特別コラボレーションで、特別なフレアパフォーマンスをしていただきました。
まさに拡張された身体といえる超絶パフォーマンス!

会場も大興奮!

宴もたけなわではございますが、最後にみんなで集合写真!
今年のパーティーも大変盛り上がりました。

それぞれがそれぞれの楽しみ方で楽しんでくれて頂いたようで何よりです。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。会場が混雑して、そしてカオスな雰囲気をお楽しみいただけましたでしょうか!

来年のパーティーのことはまだ考えられませんが、きっと1年後もこんな風にみなさまと楽しく過ごせたらと思います!

ちなみに、ロフトワークスタッフのドレスコードは「原色(と白か黒)」

パーティーの準備は社員総出で夜な夜な繰り広げられる

バッチは全部手作業でつくっています。

ツリーの設計から組立まで全部DIYです。導電線をいろいろ作業。

「ロフトワーククリスマスパーティー=毎晩DIY」も含まれているのです。
(来年はもう少し作業が減るといいなあ:心の声)

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